EU圏内でフライトキャンセル!EU261法に基づく補償を個人で請求してみる

EU発着便で欠航や遅延が発生すると、様々な補償を受ける権利があるのをご存知ですか?

その権利を規定したのがregulations of EU261です。

日本人でも、ヨーロッパの航空会社以外でも適用されます。

今回私は、スカンジナビア航空のイベントEuroBonus Millionaire challengeに参加するべくSkyTeam15社の航空券を購入し、旅に出発しました。

しかし、出発直後にサウジアラビアのフラッグシップ航空会社であるSaudiaからフライトキャンセルと、代替え便の提示がありました。

提示された代替え便では旅を続けられなかったので、キャンセルされたフライト(予約したフライト)は払戻し手続きを行ない、別途航空券を購入して旅を続けました。

帰国後にEU261法に基づく補償を受けるべく、Saudiaへ請求を行いました。

個人でしかもEU圏外航空会社への請求は、かなりチャレンジングな行動となります。

簡単に進まないのは覚悟の上で、補償請求の経過をシリーズで記事にしていきます。

EU261法とは何?

EU 261とは、EU圏内を発着する航空便の旅客に適応される権利を記した規則です。

超簡単に要約すると

EU発着の航空便が遅延/欠航した場合、乗客は最大600€の補償を受けられます。

EU圏内(EU27ヶ国+スイス、ノルウェー、アイスランド)発又は着の航空機で

  • 航空機遅延
  • 航空機欠航
  • オーバーブッキングで搭乗拒否

などで被害を被った場合に

  • 食事、宿泊のアシスト
  • 代替え便の手配、航空券代金返金
  • 飛行距離や到着遅延時間により、€200〜€600までの金銭補償

などを受けることができます。

但し、原因が航空会社起因である場合に適応されます。

天候不良やテロなどの異常事態が原因の場合はEU261は適応されませんのでご注意ください。

EUのRegulation(規則)ですが、乗客の国籍、航空会社の国は問わず適応される有難い規則です。

European Commission established EU261 on February 11, 2004のことで、EU 261, EU261/2004, EC261, EC261/2004と表記されるものは全て同じものです。

実際の適応や補償の内容は、事例によって細かく規定されおり、この記事で全てをご紹介することは控えます。

詳しくは、Your Europe内のAir passenger rightsに掲載されています。

英文サイトで文章だらけですが、比較的容易な英文です。

また、ブラウザーの自動翻訳機能で日本語訳で表示させても、雰囲気は理解できると思います。

EU261の補償を簡単に受けるには

web検索するとEU261を扱うエージェントが多数上がってきます。

これらのエージェントを利用すると、フライト情報、遅延/欠航の情報、パスポート番号などを提供してあとは待つだけ。簡単です。

参考になるので、日本語対応エージェントのリンクを貼っておきます。

EU261.jp (利用していないので信用度は不明です。)

私も最初はエージェントを利用するつもりで調べていたのですが、上記日本語対応サイトでは、EU圏内の大手航空会社はクレーム対象だけど、Saudiaは扱っていませんでした。

もちろん、英語サイトに目を向けると無数にエージェントが存在します。

その数社で口コミを確認するも、どれも残念な評価でした。

パスポート番号をはじめ個人情報を渡すので、どのエージェントを信用して良いのか分からず、躊躇しています。

エージェントを利用する際に必要な費用

当然のことながらエージェントを利用すると手数料がかかります。

ほとんどのエージェントでは、申請して補償金を獲得できたら、その獲得額から規定の率で手数料が差し引かれ、補償金を獲得できなければ無料というシステムとなっています。

手数料は、概ね25%〜35%程度。裁判まで進んでしまうと、別途裁判手数料が加算されます。

また、受け取りは海外送金と思われるので、外貨送金手数料なども必要かと想像します。

個人でも請求できるのか?

安心して委ねられるエージェントを見つけられなかったので、個人でクレーム(請求)するべく、方法を調べました。

EU261に基づく補償請求について、公的なサイト(前述のYour Europe)を参考に動くことにします。

このサイトでも、まずは航空会社が提供している苦情受付フォーム(complaint form)を利用して直接連絡することを勧めています。

私のフライトキャンセルは補償対象か?

まずは、補償対象であることを判断します。

予約したフライトと提示された代替えフライトの詳細がこちらです。

予約したフライト

  • Departure Date : 03 Dec. 2024
  • Flight Number:SV 196
  • Origin : Athens (ATH アテネ) departure time 04:00
  • Destination : King Khalid (RUH リヤド) arrival time 08:50

リヤド乗り継ぎ

  • Departure Date : 03 Dec. 2024
  • Flight Number:SV 564
  • Origin : King Khalid (RUH リヤド) departure time 10:05
  • Destination : Dubai(DXB ドバイ) arrival time 13:00

2024年11月27日付で航空券を購入したOTA(Online Travel Agent)のExpediaからフライトキャンセルのメールを受け取りました。

Saudiaの代替え便

  • Departure Date : 05 Dec. 2024
  • Flight Number:SV 196
  • Origin : Athens (ATH アテネ) departure time 04:00
  • Destination : King Khalid (RUH リヤド) arrival time 08:50

リヤド乗り継ぎ

  • Departure Date : 05 Dec. 2024
  • Flight Number:SV 564
  • Origin : King Khalid (RUH リヤド) departure time 10:05
  • Destination : Dubai(DXB ドバイ) arrival time 13:00

私の場合は以下の点でEU261が適応されると考えます。

  • EUまたは非EU航空会社が運航する非EU諸国へのフライトがEUから出発する場合
  • 非EU諸国の関連法に基づき、この旅行のフライト関連の問題に対する給付金(補償、ルート変更、航空会社からの支援)をまだ受け取っていない場合。

フライトキャンセルについて

  • 元のフライトスケジュールは放棄され、別の定期便に異動されます
  • 出発予定日の14日未満前にキャンセルを通知された場合、補償を受ける権利があります

以上の条件を満たしており、チケット代返金とは別に補償(Compensation)対象であると判断しました。

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