今回は、最近あった新しい事を日記のつもりで書いてみます。
10年以上、ウチの近所にあるという理由だけでお世話になっていた歯科がありました。
腕は良いと思うのだけど、ここ数年色々思う所があり、別の歯医者さんを探していました。
どんな歯医者さんを探していたのか?
痛みがある時に適切な治療をして貰えるのはもちろんの事ですが、普段から口腔内を健康に保つための管理をして貰える先生を探していました。
ここを診て下さい!
- 長年治療を続けている右上の歯の状況
- 歯茎が下がって知覚過敏が気になってる
- 虫歯は無いか
- 歯磨き指導、フロスの正しい使い方を教えて!
ウチから通うのに不便過ぎず、これらの要望をキチンと聞き入れて貰える先生を探しました。
意を決して予約
実は、3か月程前から目星を付けた歯医者さんがありました。
決め手は、HPの内容でした。そこの先生は、自分が治療した症例経過をそこそこ詳しく紹介していたり、記載されていた診療に対するご自身の姿勢にも感銘を受けたからです。
でも懸念事項もあります。
- これだけ充実したHPを作成する時間はどうしたんだろう?
- 先生の年齢
この先生は文章を書くのが好きらしいので、忙しい中執筆に時間を割くのが苦痛ではないそうです。
年齢については仕方がない事だけど、私よりかなり上です。今後長いお付き合いをして行きたい中、あと何年現役で頑張って貰えるのか、不安は残ります。
これらの理由からなかなか踏み出せず、行動を先の伸ばしにしていました。
そんな中、今回平日の休みが取れたので、エイヤっと電話してみました。
初めてなのですが、診て頂きたいんです。予約お願いします!
予約が3週間に1度位しか取れないけど、いいですか?
ビックリしました。
今までお世話になっていた歯医者さんは、事前に電話したらほぼ希望通りの時間に診て貰えていたので、一瞬躊躇しました。
でもそれって流行っている証拠ですよね。勿論、治療の段階で必要なら臨機応変に対応するとの事なので、お願いする事にしました。
希望する日は予約が一杯だったけど、他の日も同じという事で「検査して治療が必要であっても、当日できない可能性があります。」という条件付きで予約を受けて貰えました。
満足な初日
予約時間の15分程前にクリニックに到着し、問診票を記入して、順番を待ちます。
初日は検査だけで、治療はありません。
ほぼ予約時間通りに名前が呼ばれ、先ずはパノラマ撮影。歯全体のX線撮影を行いました。
その後、先生が登場して歯の状態を診て貰いました。
少し掃除したり、フロスを使って精査しながら、写真を撮っていました。
その後、衛生士さんによる歯のクリーニングがあり、最後に現在の状態を写真を見ながら結果説明です。
色々お話しするべき事が分かりました。
えっ何なに?!
先生の話を聞くと、私はかなり昔から噛み締めクセが強かったらしく、昔奥歯を抜くに至った理由も、その噛み締めが関わっている可能性があるとの事でした。既に少し欠けている歯もありました。
噛み締めについてはマウスピースが必要なのだけど、それは既にマウスピース専用の歯科で作って貰って使っています。
最大の懸念事項、右上の奥歯についてですが、これはちょっと大変そうです。
この歯は、かなり昔に神経の治療をしているのだけど、金属の被せをつけると痛くて噛めなかったので、光で固めるプラスチックで対応し、取れたら作り直すをここ数年繰り返していました。
その部分がパノラマ写真では少し黒く写っていて、炎症の可能性があるけどCTで詳しく診ないと分からないそうです。
もしそこの治療が必要となると、被せているものを取って再度神経の治療をしないといけないらしい。
その上、残っている歯が割れていると残せないので抜歯になってしまう、との事でした。
とりあえず、CT撮影をしてからの話になります。
その他、着色についてはクリーニングして貰ったし、歯茎が下がって見えたらいけない所が露出している部分については、プレートを貼って補修する事ができる、との事でした。知覚過敏についても、補修で対応できるそうです。
右奥以外に治療を要する虫歯は無く、年齢を考慮すると良く管理されている歯です、と言って貰えました。
年齢より退行性変化がキツイと思っていたけど、意外な結果でした。
歯科アトラス(症例写真付きのテキスト)を用いて、素人の私にも分かり易く現在の状態を説明して頂きました。驚く事に、20分以上たっぷり時間を取って丁寧に現状と今後の方針を示して頂きました。
大満足な初回診療でした。
CTの結果
2回目の予約日は、初診の日から約3週間後(実際には25日後)でした。
やっぱり予約は3週間後になるのね(^-^;
予定通りパノラマのCTを撮った結果、やはり過去の神経治療が不十分で炎症が副鼻腔にまで及んでいるとの事でした。
本来3本ある神経の内、2本しか治療されておらず、残りの1本が炎症の発生源だろう、との事です。CT像と一緒に説明して頂きました。
この歯の治療、過去のどの先生の所で行ったのかはもう忘れてしまったけど、過去の事を今ウダウダ言っても仕方がありません。
今見つけて貰えた事に感謝!
被せを取って状態を診て、未治療の神経にアクセスできるかを確認する必要があります。
その上で、条件が悪ければ最悪抜歯も候補に挙がるけど、トライする意義は十分にあるとの事でした。
根気のいる治療になるけど、頑張りましょう。
この日は、治療を行うだけの時間を確保していないので、治療は次回からとなります。
ただ、偶然にも翌日(土曜日)の午前最後にキャンセルが出たので、ここに予約を入れる事ができました。
1回目の治療
昨日ここに来てから、まだ半日しか経っていないのに、また同じ診察室に居るのが不思議です。
治療開始。先ずは麻酔です。
緊張しぃなので心配だったのだけど、やはり息苦しいというか息がしにくい気がしました。
エピネフリンで動悸が出るので、別の薬を使って貰っています。
それでも症状出るんだから、本当に精神的なものなんでしょう。情けない…。
プラスチックの詰め物を取るのは、そんなに大変ではりませんでした。
でも、神経の治療をしている部分のセメントを取って再治療する所は、結構大変でした。
唾液が気管に入りそうで、口を開け続けているのは大変!
でも先生に頑張って頂いたお陰で、最も重要な未治療の神経へのアクセスも無事できて、治療を開始できました。
治療途中で、他の部分では感じなかった明らかに違った鈍痛があったので、自分でもどこが未治療の神経か分かりました。
その神経の走行は真直ぐではなく、外斜めになっていて非常に治療がしにくい場所だったそうです。残っている歯には、僅かにひび割れがあるけど、治療を諦める程のものでは無いとの事です。
ここからは、根気と忍耐の闘いです。頑張りましょう。
過去の先生が見つけられなかった or 諦めた神経を見つけてくれて、大変な思いをしてでも治療をしてくれる先生と衛生士さんには感謝しかりません。
治療は長くなるけど、見つけて貰って良かった。
安心して口腔内の健康維持をお任せできる歯医者さんを、随分長い間探していましたが、思い切って行動して良かったです。
自分が想像していたより、大変な事が起こっていたのですが、まだ治療ができる時期に見つけて頂き、感謝しかありません。
次回の予約は1か月後。やはり予約が取りにくいけど、それは最初に言われていた通りです。
何よりも、時間をたっぷり使ってしっかり治療に向き合ってくれるこの先生と出会えた事に、感謝で一杯です。
ここまでお付き合い頂き、有難うございました!