アジアマイル(ASIA MILES)とは、香港に拠点を置くキャセイパシフィック航空のFFP(frequent flyer program=マイレージプログラム)です。
私は、主にアジアマイルで、ワンワールド系のマイルを貯めています。
このアジアマイルで今年2022年1月末に2万マイル近くが有効期限を迎える事になり、使い道を画策していました。
貯めたアジアマイルは何と交換できる?
アジアマイルでは、以下の3種類で貯めたマイルを使って交換できます。
- フライト特典
- ライフ・スタイル特典
- 旅行特典
一つずつ内容を確認しましょう。
フライト特典
最も魅力的なマイル交換特典ですね。
ワンワールド系の航空会社から、片道利用でも交換可能です。
直行便利用なら、ほぼwebで発券まで完結できます。
但しトランジットを伴う場合、航空会社によってはwebで検索結果に挙がってこない、又は希望路線が挙がってこない場合があります。
そんな場合は、迷わず電話でオペレーターを頼りましょう。思っていたより少ないマイルで発券できたり、同じマイル数でより遠くの目的地まで飛べたりする事もありました。
ライフ・スタイル特典
マイルを使って生活用品や商品券等と交換するという特典です。クレジットカードのポイント交換でも同様の特典がありますね。
アジアマイルでは、交換商品が多岐に渡っています。保護犬・猫施設への寄付等もあり、驚きました。
旅行特典
タイトルだけでは分かりにくいけど、マイルを【レンタカー】【ホテル】【現地ツアー】等に交換できる特典です。
今回私は、旅行特典の【ホテル】、ライフ・スタイル特典の【ギフト券】に交換しました。
ホテルとamazonギフト券に交換。方法は?
今回私が所持しているマイルの約1/3が有効期限を迎える事となったけど、目標であったお目当ての渡航先までのビジネス片道分のマイルが貯まっていました。
通常時なら迷わず航空券へ交換し、今頃は旅行計画に勤しんでいる事でしょう。有効期限ギリギリの2022年1月中に予約すると、最長2023年1月出発までの航空券を発券できます。
しかし仕事柄、2023年1月までに海外渡航が許されるとは思えないので、泣く泣く別の用途で有効期限を迎えるマイルを使用する事にしました。
熟考の末、居住地のホテル滞在を選びました。
有効期限切れのマイル、何に使おうか…
この記事を書いている2022年は、コロナ下で初めて規制が無いGWとなりましたが、この先どうなるかなんて、予約当時は分かりません。
コロナでまだ海外へは行けそうにないし…
でも、気分を上げるイベントに使いたいな~
熟考の末、ちょっとした高級ホテルのラウンジアクセスがある部屋を予約する事にしました。
高級ホテル!ラウンジ!うん、ワクワクする♡
- 住居地と同じ都道府県内にあるホテル
- 新しい4星or5星ホテル
- ラウンジアクセスのある部屋
- 予約時点で、ラウンジが営業されているホテル
アジアマイルのサイトから、旅行特典でホテルを検索すると、利用日によっては高級ホテルが思ったより少ないマイルで予約できる様に表示されます。
でも、ここで注意WARNING!
最初に挙がってくるマイル数の部屋は、希望している部屋とは違うかもしれません。
しっかりページを開いて自分がそのホテルを利用する目的を満たせる部屋かを確認する必要があります。
一例を提示します。
これは私が予約したホテルとは違いますが、アジアマイルで提供している某高級ホテルのページ抜粋です。部屋の種類やサービスが細かく分かれています。
このホテルだけで39パターン!もの部屋を提供していました。交換マイル数は、8610~100040マイルと範囲も広いです。
この二種類の部屋、どちらもランク高そうだけど、大きな差があります。
- ナチュラルコンフォートフロア → X
- エグゼクティブフロア → ◎
勘違いしてナチュラルコンフォートフロアの部屋を予約すると、ラウンジへ行けません。
部屋の予約前には、候補ホテルの公式サイトから、ラウンジアクセスのある部屋とラウンジ営業状況を確認しなきゃ!
希望する部屋が決まれば、アジアマイル公式サイトからwebで予約手続きをします。
ただ、個人情報入力のページに入ると表示が英語となってしまいました。
ん、何故に?
日本の公式サイトから日本のホテルを予約しているのだけど、Asia Miles Travel Services LTD.は香港の会社なので仕方ないのかと思い、連絡先やリクエスト等を英語で入力しました。
ここで朗報です!
今、スマホで予約画面を出したら、全てを日本語で完結できる仕様になっていました。
webで予約完了すると、すぐにメールで予約確認書が送られてきいました。
英語と日本語が混在した不思議な書類でした。
残りをamazonギフト券に交換
有効期限を迎えるマイルが、少し残りました。
色々探して、結局amazonの1000円ギフト券と交換する事にしました。
2400マイルを使って1000円のamazonギフト券!(涙)
信じられない位の悪レートだけど、有効期限切れで捨ててしまうよりマシ!という事で泣く泣くのチョイスです。
これも、アジアマイル公式サイトから交換できます。
交換受付の受信メールを確認すると、2022年1月31日22:53に届いていました。本当にギリギリまで悩んでのチョイスでした。
こちらは、PCからでも日本語で手続きできたのだけど、アジアマイルからのメールは英文です。ただ、難しい事は書かれていないのでじっくり眺めると問題はありません。
この【See order details】をクリックした先には、注文詳細に加え、配達予定日は2月1日(火)~2月21日(月)と記載されていました。
配達といっても、amazonギフト券のe番号をe-mailで送るだけなんですけどね。
2月某日、なかなかメールが送られてこないので、自分のオーダー履歴を確認すると、この様に表示されました。
えっ?2月15日に送った事になってるじゃない!
私受け取ってないよ!!
送ったと言っても物理的に送るのではなく、メールで送信するのだから、タイムラグなんて発生しないハズです。確認した日が15日を過ぎていたので、若干気を揉みましたが、配達予定期限が2月21日となっていたので、それまで待つことにしました。
すると、この様なメールが届きました。
メールの日付に注目!2月21日です。本当に期限ギリギリに送られてきました。
ちょっと気を揉んだけど、無事にamazonギフト券を受け取る事ができました。
アジアマイルで予約したホテルの変更手数料
高層階の眺めの良い部屋に滞在し、ラウンジとジムを利用して非日常を楽しもうと計画したのですが、ある理由からこの計画を白紙に戻す事になりました。
理由は、↓こちらに記載しています。
手数料
私が予約したホテルは、宿泊日の2日前の23:59(現地時間)までに行うキャンセルや変更は可能でした。それを超えると、ペナルティーとして予約に要した全てのマイルを取られてしまいます。
この条件は、予約後に送られてきた予約確認書に明記されていました。
しかし、これはホテルへ支払う手数料です。
それとは別に、ホテル予約を扱っているAsia Miles Travel Services LTD.にも別途手数料がかかります。
- キャンセル → 1万マイル
- 変更 → 1千マイル
この手数料は、予約時のマイル数に拘わらず、一律にかかってくる手数料です。
この条件だったら、キャンセルする意味ないよね!
変更手数料1000マイルを払って、もっと少ないマイル数で予約できる別のホテルを探して変更する事にしました。
実際の変更手続き
ここからは、手続きが少しややこしかったです。
変更もキャンセルも公式サイトからは行えず、電話で行う必要があります。
- アジアマイルの問合せ先(東京)へ電話し、予約したホテルを変更したい旨を伝える。
- 日本支社では手続きでない為、本社がある香港へ情報が送られる。
- 香港からの電話で、元予約削除と新予約内容の確認を行う。
予約したホテルを変更したいんです。
日本支社では手続きできないので、香港のスタッフから折返し連絡しますね。
この電話で、変更先のホテル名・日時・どの部屋を希望するのか等、できるだけ詳しく伝えておきましょう。
※ 予約マイル数は随時変更します。
東京支社のオペレーターが私の希望を香港本社へ伝え、香港の担当者がその情報を元に私に電話してくる、という事でしょう。
数日後、突然の国際電話です。携帯に【香港】と表示されてビビりました。
げっっ【香港】って書いてる!怪しい電話じゃない?
アジアマイルからかな、とは思ったけど変な詐欺電話だったら怖いので1回目の電話は見送りました。
電話が切れてから番号検索すると、やはりアジアマイルからでした。履歴に社名を登録しておきます。
翌日、再度香港から電話がありました。ちゃんと【アジアマイル】と表示されたので安心です。
もしもし!
Hello, this is ○○, calling from asia miles, hong kong…
お~っと英語じゃない!香港からかかってくるとは聞いていたけど、日本語オペレーターと思い込んでいました。
心の準備ができてなかったから、むっちゃビビった~
幸いな事に、比較的キレイな発音のオペレーターだったので、私でも聴き取れました。
しかし香港のオペレーターは、【私が予約したホテルの変更を希望している】、という情報だけで電話をかけてきたらしく、変更内容の説明が大変でした。
新たに予約するホテルは、発音が若干ややこしくてスペルアウトする必要があったり、部屋の種類が多くてスクショで確認したりと、国際電話中に行うには結構チャレンジングな手続きでした。
それでもなんとか二人の意思疎通が図れ、無事に希望通りのホテル予約確認書をメールで受信し、内容を確認して電話を切りました。
- 東京支社へ電話した時に「必ず日本語を話すOPにして下さい」と伝えておきましょう。
きっとその情報も香港に伝わると思います。
また、事前に伝え忘れて図らずも英語を話すオペレーターから電話があり、ワケが分からず撃沈してしまっても、心配ご無用!
その事を日本支社オペレーターに伝えると、その人が間に入って助けてくれると思います。
外資の会社で若干の手間はあるものの、アジアマイル、ちゃんと対応してくれます。
ちゃんと対応して貰えて、大満足です!
情報が少ないアジアマイル特典利用をお伝えしました
アジアマイルでは、現在【期間ベース】と【イベントベース】2種類のルールでFFP運用を行っています。
昔からアジアマイルを貯めている方の中には【期間ベース】(=有効期限がある)のマイルが残っている人も少なくないと思います。
この記事が、コロナ下で有効期限を迎えるマイルをどうしようか考えている方の参考になれれば、嬉しいです。
ちなみに今回私は、2022年1月末に有効期限を迎えるマイルを使ってホテルを予約し、2022年3月にホテル変更しました。
変更手数料と変更後のホテル予約マイル分を引かれた残りが、期間ベース口座に返却されたのですが、そのマイルの有効期限が2023年1月に延長されていました。
ANAでは、コロナを理由に2020年2月に特典航空券をキャンセルしたのだけど、有効期限が切れていたマイルについては、消滅して戻りませんでした。
アジアマイルのこの措置は、キャンペーン中(こちらの記事)だったからなのかもしれませんが、有難いサービスでした。
今回、特にホテル予約の変更時は手間取りました。
私にとっては、2019年9月コロナ前最後の海外旅行以来、初めての英語での会話でした。
普段英語とは全く縁のない生活なので、かなりドキドキしましたが、こんな事でも非日常を感じる事ができて、手間が楽しくもありました。
根気よく付き合ってくれたアジアマイルのオペレーターさん達には感謝しかありません。
ここまでお付き合い頂き、有難うございました!