イスラエル側の死海リゾート、エン・ボケックにあるspa club dead seaに滞在しています。
前回の記事では、エルサレムからのアクセス方法、そしてspa club dead sea内の施設をご紹介しました。
この記事では、ホテル正面にある死海ビーチ Ein Bokek Beachとホテルでの食事内容をご紹介します。
おまけで、この2泊3日死海トリップの最後に起きた(心身共に)辛い事件もお伝えします。
最後までお付き合い下さい。
Ein Bokek Beach
昼間のビーチ
エン・ボケック・ビーチはホテルのプライベート・ビーチではなく、パブリック・ビーチです。
なので、ホテル宿泊者以外に、日帰りで訪れている人もいると思います。
昼間はこんな感じでそこそこ人がいます。
天気が悪かったワケではないけど、霞んで見えます。
海抜-200 -400mでは、常にこんな感じなのかな。
このかすみ具合では想像できないけど、ビーチの温度計は44℃を示しています。
死海に入るには良い温度ですが、普通に歩いていると頭がフラフラします。
このビーチでは、泥は取れません。
この人達の様に泥パックをするには、パック用の泥をビーチの売店で購入するか、街中のコスメ店等で事前入手するなど、既製品の泥を使う必要があります。
こちらがビーチの売店。
ビーチチェアーの貸し出しも、こちらが管理している様です。
洗眼用の水道
飲み水用の水道(絶賛工事中!)
実はこのビーチ、工事中でいろんな所に建築資材が置かれていたり、重機が止まっていたりします。
今後はもっと設備が充実した公共ビーチになる予定です。
でも、ビーチ自体は日帰りで来ても大丈夫な様に、最低限の設備は整えています。
これ、更衣室とその前に真水シャワーがあります。
このセットが、ビーチに数か所用意されていて、使える様になっています。
シャワーはこんな感じ。
どうでしょう、パブリック・ビーチでの死海利用のイメージがつかめましたか?
こちら、入場料無料。egged busのバス停の目の前。
ロッカーが無いので、荷物の管理が心もとないけど、エルサレム滞在中、気軽に遊びに来られます。
因みにホテル宿泊者は、部屋から水着に着替え、ホテルのガウンを羽織ってビーチに出て来れます。
check in時にビーチチェアー利用券を貰えるので、無料でビーチチェアを利用できます。
これだけでも、荷物の心配なく好きな時に好きなだけ死海を楽しめるので、宿泊する価値は十分はあります。
夜のビーチ
夜のビーチは、桟橋がライトアップされていて幻想的です。
ホテル内はもちろんの事、通りも街灯で照らされ、暗くて怖い感じではありません。
私は行かなかったけど、陽が落ちて気温も下がり、夜の散歩を楽しめそうです。
朝のビーチ
朝起きて、部屋の窓から静かな死海の朝を見渡します。
ホテルのテラスに出て美味しい空気を楽しんでいると、看板の一文字に鳥が巣を作っていました。
口を開けてエサを待っているヒナ?ちょっと大きめだけど…。
朝は驚異の33℃。とても心地よい!
朝日が昇ってきました。
ビーチーへ向かいましょう。
考える事は同じ。
死海でsun riseを望もうと、早朝から浮かんでいる人が結構います。
朝なのに、太陽のエネルギーの強い事!
私も朝日を浴びながらプカプカ浮いていたけど、紫外線をジリジリ感じるので、すぐに写真左のシェードの中に避難しました。
ここ、既に足が付くかつかないか位の深さで、影が欲しい人はここで浮いていられます。
中東 朝のひととき
朝一の死海を十分楽しんだので、ホテルに戻ります。
うゎっ もう工事が始まってる。
7時過ぎた所だよ!!早朝からお勤めご苦労様です。
昼間は暑いからこんな時間から始めて、早く終わらせるのかな。
それはいいのだけど右端のオジサン、中東らしく、タバコを吸いながらのお仕事。
もしもし、このタンカー可燃物を積んでいませんか?
火気厳禁の車じゃない?!
無駄だけど、少し大回りして道を渡りました。
このタイミングで爆発なんてしないだろうけど、そばを通る時はドキドキしました。
朝のホテル中庭
ホテルに戻ってきました。
ハンモックがありました。勿論、試してみます。
が、ハンモックが朝露に濡れていて、あまり心地よくなかった。
朝からにゃんに遭遇。ハンサムさん。目線完璧!
Spa Club Dead Seaのbuffet
今回の宿泊は、ハーフボード(朝・夕食付)にしました。
昼食はどうなのか分からないけど、朝・夕はbuffetでした。
リゾートホテルだけあって、内容は今回の旅の中で一番良かったです。
夕食バッフェ 1日目
初日は、死海プールでゆったりし過ぎ、出遅れてしまいました。
19:30頃 レストラン到着。
既に食い散らかされた後な感じですが、お食事スタートです。
この日は時間が遅かったからか、個人客ばかりだったからか、空いていました。
肉コーナーには、マスタード、ケチャップ、ソルト&ペッパー等が添えられています。
ハード系のパン好きで、なかなかテンション上がる画ですが、実際のところは感動的な味ではありませんでした。
カツオやツナ、イワシ等のマリネ。
ここで生魚を食べられるとは思いませんでした。
ちょっと勇気が要ったいけど、美味しかったし、お腹の不調も起こりませんでした。
ベイクド・ベジタブルの数々。
もちろん、生のサラダもあります。
フルーツは、とりあえずスイカを置いてくれているとご機嫌な私です。
スターターとして、サラダと魚のマリネ。
もちろん、この後何度も取りに行っています。
2日目の夕食バッフェ
1日目は出遅れた感があったので、今回は早めに来ました。
18:30 レストラン到着。
海外で提供される丸ままフルーツ、もう慣れっこになりました。
自分が取らなかったから気にしていなかったけど、デザートのケーキの種類!
美味しそうなのが揃っています。
ブレッド!
相変わらず画は美味しそうだけど、今回はスルー。
あまり美味しくないパンでお腹を膨らませるのはもったえない。
肉たち
野菜のソテーたち
野菜の和え物かな?
スープもあります。
サラダたち。
荒らされる前のベイクド・ベジタブルは、美味しそう。
そして、本日も登場。魚のマリネたち。美味しいです。
ホールケーキだけでなく、小さめにカットしたケーキも用意されています。
今日もスターターは、サラダと山盛りスイカ!
朝食バッフェ
何やら良く分からないスープの香辛料とハーブたち
全く記憶にないので、これがスイーツなのか肉系のおかずなのかすら分からない。
サラダのラインナップ
チーズ&ヨーグルト
大好きなブルーチーズを好きなだけカットできる幸せ。
グラタンチックなもの
玉子&ラタトゥーユ、その他記憶にないから分からないものたち。
写真がブレブレで申し訳ないけど、これらが朝食で一番嬉しかった。
各種魚の燻製 & チーズ と ヨーグルト、メロン、そして安定のスイカ!
このレストラン、ドレスコードはスマートカジュアル位だったと思うけど、他にも色々ルールがあります。
子供は入室禁止 → そもそもSpa Clubがadult onlyだったので、子供が来る事はありません。
携帯電話使用禁止、禁煙。
そう、携帯電話禁止なのに、ここのホテルのオーナーなのか、身なりはキチンとしているが、かなり態度の大きな人が、当たり前の様に方々へ電話を掛けていました。
スタッフも見ているけど気にも留めていません。
朝食終了ギリギリに入った私も良くなかったけど、ちょっと不快に感じました。
エルサレムに戻ります。
朝の死海を楽しんだ後、スパでも最後のハマムと死海プールを楽しみました。
朝食を済ませるとチェックアウトの時間です。
チェックアウト後、行きと同じくegged busに乗り、エルサレムに戻ります。
マサダ、エン・ゲディ経由でエルサレムへ向かうバスがあります。
現在、12:00少し前。
日の出時は33℃と過ごし易かったけど、今は45℃!
バス停はこの様に全く影が無い所です。
じっとしていても、頭がフラフラしてきます。
バスは、予定より少し遅れて到着しました。
7-8人が待っていて、バス到着と共にトランクへ荷物を入れます。
荷物を入れた人から順に乗車するのだけど、まだ私を含め数名残っているのに運転手は扉を閉めました。
驚いて一人が扉をおもいっきりドンドン叩くと、運転手は車を発車しかけました。
たまたまあるご夫婦の旦那さんが乗車し、奥さんが取り残されていたので、旦那さんが運転手にバスを止める様に言って、扉が開きました。
「扉を叩いて開けて!と言っているのに、どうして発車したの!」と奥さんが詰め寄ると、運転手は、「いきなり扉を叩かれて、テロか何かかと思った。」と言っていました。
え~それってほんと~疑わしい…
バスは、「地球上で一番低い場所=海抜-200m」のエン・ゲディ・ビーチも通ります。
もちろん、バス停があるので、このビーチもアクセス簡単です。
エン・ゲディ オアシスの一帯には、デイツのプランテーションがありました。
ここも、ちゃんと袋を被せて虫対策がなされています。
Ein Gedi youth hostelです。
宿泊費が高い死海エリアにあるユースホステルなので、気になっていました。
ちょっと山側にあるので、歩いて死海に行くのはちょっと大変そうです。
暫く行くと、チェックポイントがありました。
そろそろエルサレムへ入る様です。
ウルトラ・オーソドックスの方々です。
この辺りがメア・シェアリームの様です。
正統派ユダヤ人だけが住んでいる地域です。
セントラル・バスステーションで事件は起こった。
予定より数十分遅れでエルサレムのバスステーションに到着しました。
エイラットからエルサレムに到着した時は、シャバットだったからか、荷物検査はありませんでした。
しかし、今日は下車した人の中からランダムに荷物チェックが行われています。
アジア人の私、目立つよね。
恐らく、きっと、絶対、止められるわ、と思っていたら、やはり止められた。
荷物スキャンするから、こっちに来て。
・・・(~_~;)
予定よりバスの到着が遅れて、膀胱パンパン。
荷物をチェックされる事は問題無いけど、今は先にトイレ行きたい。
でも、そんな事言ったら怪しまれてややこしくなるだろうな…。
すんなり終われば良いけど…。
スーツケースをX線装置に載せてスキャンします。
んっ?中にナイフ入ってる?
うん。小さいナイフが入ってる。
果物の皮を剥くやつ。
どんなの?ハサミは付いてる?
見せて。
私がスーツケースに入れていたのは、Swiss Army社のアーミーナイフ。
ナイフ数種、ハサミ、ワインオープナー等、多機能だけど小さくまとまり、旅行のお供として鞄に忍ばせています。
小さいから、何処に入れたか覚えていません。
スーツケースを開ける台なんて無いので、公衆の面前で地べたにスーツケースを広げて小さなナイフを何とか探し出しました。
ハイ、これです。
これなら問題無い。
これはナイフとは言わないよ。
もちろん、このナイフが問題(武器)になるとは思っていません。
今後の為にこのナイフを何て呼ぶのか教えて貰ったけど、覚えられなかった。
見た目学生の様に若いオフィサーにナイフを返されて、スーツケースを閉じます。
オフィサーは悪かったと思ったのか、作業を手伝ってくれます。
最後、スーツケースを起こして取っ手のバーを引出すときに事件は起きました。
オフィサーが勢いよく引っ張り過ぎて、2本あるバーのうち片方が抜けて、部品が粉々に割れてしまいました。
抜けたバーを直そうとしていると、今度はストッパーが壊れてしまい、丁度良い所で止まらなくなりました。
そう、オフィサーがバーを壊してしまいました。
バツの悪そうな顔をしていたけど、弁償してくれるワケでもない。
それよりもトイレに行きたい!
いいよいいよ(^-^; 何とか運べるから。(早く解放して!)
私が一人旅を始めてから長年行動を共にしてきたオレンジのスーツケース、この旅を最後にお別れする事となりました。