Israel/Palestine

初めてのイスラエル旅 ⑬ エルサレム夜の旧市街、嘆きの壁ではセレモニー 兵士密度に緊張

超正統派の街、メア・シェアリームの街からホテルに戻り、ホステルのキッチンで軽く晩御飯を食べた後、ようやく旧市街観光へ出掛ける事となりました。

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美しく重厚なダマスカス ゲート

初めての場所を夜歩く事について

宿を19:30頃出ました。

イスラエル 7月の19時はまだ明るいけど、日没後はすぐ暗くなるでしょう。

初めて歩く旧市街が夜になる事の不安が無かったワケではありません。

そこで、ホテルのフロントで「私、旧市街には行った事ないけど、こんな時間から嘆きの壁に行っても大丈夫?帰りは真っ暗だと思うけど安全?」と聞くと、「大丈夫だよ。エルサレムは安全だから。嘆きの壁はここから近いよ。楽しんでおいで!」と送り出してくれました。

ダマスカスゲートまでの道のり

徒歩で10分程の距離です。

道中にあった【KIT KAT KOFFEE】残念な英語表記ですね。

チョコレートのキットカットが好きなのかな?coffeeのスペルも間違ってるし。

因みに、KOFFEEというレゲエ・シンガーがいるそうです。

横にはアラブ文字があります。そう、ここ東エルサレムはムスリム地区です。

城壁の横を歩いて向かいます。

城壁沿いに進むと、Golden Walls Hotelが見えてきました。

このホテルを奥に入った所に、国境へ向かうセルビス乗り場があります。

エルサレムの救急車、というか、ムスリム地区の救急車。

今気付いたのだけど、この救急車、AMBULANCEと英語表記に加え、アラブ文字表記とムスリムの三日月が記されています。ヘブロイ語はなし。

ガザ地区の救急車がこのタイプ(アラブ系)なのは理解できます。

でもここはエルサレム。

ユダヤ系もアラブ系も住居を構えている都市なのに、救急車までが区別されてるって、凄いですね。

新市街に行くと、ヘブロイ語の救急車が走っている、という事なのでしょうか。

更に進むと、スーパーマーケットがありました。

19:50 少し薄暗くなってきましたが、Damascus Gateに到着です。

早速ゲートをくぐって中に入りましょう。

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賑やかな旧市街

暑い日中を避けているからなのか、夕方の旧市街は人が多く賑やかです。

この辺りは、ダマスカスゲートをくぐった直後のお店。

旧市街の一等地なんだろうな~なんて思いながら歩いています。

あ~こんなに人で賑わっている… 写真を見ながら涙が浮かんできます。

これが普段の様子なんです。

でも、この旅でここがこんなに賑わっている様子を見るのはこれが最後となるのです。

至る所に防弾チョッキを着て銃を持っている警官 or 兵士 がいます。

この時はドキドキしながらこの人達の前を通っていたけど、すぐに見慣れます。

この人達の警備のお陰で、私達観光客は安心して観光できているのです。

Austrian Hospice

嘆きの壁へ向かう途中に、オーストリアン・ホスピスがあります。

ホスピスとは、巡礼者のために修道院や教会が管理する宿泊施設の事です。

ここ、旅の計画を練っている時から、気になっていた所です。

ここではレストランを利用できたり、ルーフトップからの眺めが有名だとの情報あり。

立寄ってみたいです。

でも、表は重厚な扉でとても観光客が入れる雰囲気ではありません。

諦めきれず、近くで警備していた警官に、「ここ入れるの?」と聞くと、「ベルを鳴らせ」と言われた。
ドキドキしながらベルを鳴らすと、オートロックが外れる音がして、扉を開ける事ができました。
中に進むとこちらの扉が現れました。

私がここに到着すると、この扉もロックが外されました。

行動は逐一カメラで監視されています。

さっきの鉄扉を開け、階段を登ると中庭に出て、その先にあるのがAustrian Hospiceです。

建物に入るとレセプションがあり、スタッフが笑顔で迎えてくれました。

薄暗い階段を歩いている間カメラで行動を監視され、絶妙なタイミングでオートロックを外され、かなりドキドキしていたので、スタッフの笑顔で緊張が解れました。

「ここのルーフトップから景色を楽しめるって聞いたのだけど…」と聞いてみると、

「そうだね、でももう閉まってるよ。18時までなんだ。」

「じゃあ仕方ないね。ここのレストランって宿泊者以外でも使えるのよね?」

「レストランは営業してるよ。この先にあるから、どうぞ。」

おぉ~なかなか素敵じゃない!

ホスピス内のレストランなので、質素な感じをイメージしていたのですが、エンジ色の壁紙とドームの天井が素敵です。

スタッフに声をかけてメニューを見せて貰いました。

ホスピス価格で、レストランなのにお手頃なお値段で食事できます。

ホスピスの中とレストランを見せて頂き、さっきのレセプションのスタッフにお礼を言って出てきました。

このお庭の先にテラスがありました。

テラスからの景色。

ここはムスリム地区なので、眼下のお店もムスリム経営となっていますが、このホスピスの向かい側にはvia dolorosaの第Ⅲ/Ⅳ留があり、キリスト教徒にとっても大事な場所となっています。

寄り道をしてしまったけど、嘆きの壁へ向かいます。

グーグル先生によると真直ぐ進むだけなので、薄暗くなっても簡単です。

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嘆きの壁に到着

物々しい?!イベントに遭遇

嘆きの壁入口では、セキュリティーチェックが行われています。

ボディーチェックと荷物のチェックを受け、中に入ります。

何やら黒だかりができていました。

なんだなんだ?!

全体が見渡せる所に行ってみました。

おびただしい人数の兵士の方々が整列しています。

セレモニーの様です。

来賓挨拶でしょうか、ヘブロイ語ver.とアラブ語ver.で行われていました。

比較的若そうな兵士ばかりなので、入隊式とかなのかな?

ビシッとしています。

こちらは、女性兵士の方々です。

嘆きの壁が男女エリア分けされているので、こんな事になっているのでしょう。

セレモニーに近付いてみました。

私の様な野次馬は、こうやって一生懸命セレモニーを観ようとしています。

ちなみに女性の私は、この衝立より先の壁には近づけません。

こちらは、男性用の壁だからです。

その野次馬の中でもアジア人女性は目立つのか、私がカメラを向けると目がこっちを向く兵士がいました。

私の前でセレモニーを観ていたユダヤ教徒の方。

もみあげのカールが美しすぎて、つい見惚れてしまいました。

スピーチの内容は全く分からないけど、ゲストによる独唱なんかもあり、規律がある中でも穏やかなイベントでした。

だけど身体に力が入る緊張感を覚えます。

今、ここにどれだけの銃がある?

ここに整列している兵士全員がライフル銃の様なものを持っているのです。

こんなに兵士密度・銃密度の高い空間に居るのは初めてなので、緊張感はそのせいでしょう。

嘆きの壁では祈りが捧げられています。

あんなに大きなイベントがすぐ際で行われていても、関係なくお祈りは捧げられています。

こちらは、男性用の壁。

帽子をかぶっていない男性は、キッパをかぶる必要があります。

手持ちのキッパがなければ、入口に白いキッパが用意されています。

こちらは、女性用の壁。

壁面積では、男性用2/3、女性用1/3という割合です。

女性信者の方々も熱心にお祈りしています。

赤ちゃんから目を放せないお母さんも、工夫して信仰に向かっています。

ちなみに、左に見える衝立で、男女のスペースを分けています。

衝立が低いので、男性側の壁も見えます。

さっき壁の割合が男性>女性と言ったけど、この光景を見ると、お祈りにくる信者の数も同じ割合ぐらいになっていました。

理にかなっている割合なのかもしれません。

ただ、男性用のエリアからは壁の中に入れる入口があります。

女性用には無いので、これは男性の特権ですね。

岩のドームが暗闇にぼんやり浮かんでいます。

この時は、「岩のドーム綺麗だなぁ~」なんてボーっと眺めていたのだけど、まさか、エルサレムに合計6泊しているのに、岩のドームへ行けない事になるとは、想像もしていませんでした。

現在20:30 イベントも終了し、わんさか集まっていた兵士さん達も各々立ち話しながらリラックスしています。

夜の嘆きの壁を堪能できたので、そろそろ帰る事にします。

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変貌著しい夜の旧市街

既に真っ暗ではあるけど、嘆きの壁エリアはライトで明るいし、観光客を含めて人が沢山居るので、不安を覚える事はありませんでした。

だけど、セキュリティー・ゲートを通って外に出ると、雰囲気が一転。

ここは、まだ観光客も居るし店も営業していて明るいので問題ありません。

でも、多くがここの様に既に閉店して人が居なくて薄暗い道なんです。

写真ではそこそこ明るいけど、実際は薄暗くて初めて夜の旧市街を歩く者としては、「ヤバイ!」って思うレベルでした。

ここで何かあっても、責められるは自分です。

非常識な行動を取っているのは自分なんだから、

女性の一人歩きなんて、皆無です。

たまにすれ違う男性からは、咎められる様な目で見られます。

流石に怖くなり、早歩きというか小走りで駆け抜けました。

ここまで戻ってきたら、もう安心。道を覚えています。

Damascus Gateのすぐ近く、Via Dolorosaの第Ⅲ留とⅣ留の教会です。

看板が出ていて中にレストランがある様です。

明るいし、人も居ます。

さっき怖くて小走りになっていたのに、「教会の中のレストラン」ってどんなの?という好奇心に勝てず、寄ってみる事にしました。

中に入ってみます。

期待に反して、中は至って普通。

レストランというか、食堂っぽい所で食事をしている人が数人居ただけで、教会は扉を閉められていて入る事はできませんでした。

因みに、こちらが行きに立ち寄ったAustrian Hospiceの重厚な扉。

看板は出ていないし、とても観光客が入れる雰囲気ではありません。

そこで、ホスピスの向かいの兵士詰め所でお勤め中の兵士に声を掛けて入り方を教えて貰いました。

この写真では2人だけど、日没前に通りかかった時は5-6人の兵士がお勤め中でした。

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ライトアップされたゲートと城壁

ダマスカス ゲートまで戻ってきました。

入口の商店はまだ営業中で、人も居たのでもう怖くはありませんが、行きの賑やかさからは一転、とても静かでした。

ゲートを抜けた所で、振り返ってみます。

ダマスカス ゲート前広場は、階段になっていて、ちょっと休憩がてら話し込むにはうってつけの場所です。

golden walls hotelが見えてきました。

LED照明で城壁周りと向かい側の街灯をライトアップしています。

城壁外も、商店が開いている所は人がいて賑やかなのだけど、全く何もない所は、少し緊張しながら歩いています。

ここは、Herod’s Gate。

やはり、人が居ると安心します。

この後、城壁沿いの道を離れ、住宅街に入って行きます。

道中に営業中の売店兼サンドイッチ屋さんがあったので、水を買いに入りました。

今までは、1.5L/NIS7が最安値(スーパーで。)だったけど、ここではなんとNIS5。

思わず聞き直したし、500mlじゃなくて1.5Lが?と確認しました。

さすが、東エルサレム。価格がイスラエル価格ではありません。

2本購入しました。

晩に突然入って来たアジア人女性に対して、最初は不審がられているのをひしひし感じたけど、話をすると良い人達でした。

ニコニコしてwelcomと。

気分良く、でも疲れた身体で3Lの水を抱え、無事にホテルへ戻りました。

けん

ここまでお付き合い頂き、有難うございました!

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