こんにちは。けんです。
この記事では、海外旅行超初心者 又は 海外旅行には行くけどマイレージ(通称:マイル)には疎くて何もしていない、という方に向けたマイレージ取扱説明書的なものを目指して、私が実践している事を紹介致します。
マイルを取得する為の準備
そもそも、マイレージって何?
一般的に、マイレージサービスとは各航空会社が提供しているサービス・プログラムです。
会員登録した顧客に対し、航空会社は搭乗距離に準じたポイント(=マイル)を付与し、顧客はそのポイントを利用して航空券、座席グレードアップ、宿泊、レンタカー等のサービスと交換できるというもの。
因みに、マイレージ・サービスという名称は日本語で、他の国ではFREQUENT FLYER program (フリークエント フライヤー プログラム: FFP)という名称が一般的です。
アライアンスの意味を理解しましょう。
昔は、マイルを貯めるのに各航空会社のプログラムに登録して貯める必要があったそうです。(私も知りませんでした。)
各航空会社バラバラでマイルを付与されても、年に数回程度の海外旅行では、いつまでたってもサービスに交換できる程のマイルを貯める事ができません。
しかし、航空業界にアライアンス(英語で「同盟」の意)が導入された事により、マイレージ・プログラムの相互連携が可能となりました。(good job!)
2021年7月時点での世界3大アライアンスを紹介します。
- STAR ALLIANCE
- ONE WORLD
- SKY TEAM
この3つのアライアンスで、一般的な日本人に利用されているのが、スターアライアンスとワンワールドです。
その理由は、全日空(ANA)はスターアライアンス、日本航空(JAL)はワンワールドに加盟しているからです。
STAR ALLIANCE:ANAの提携航空会社一覧 ← ここをクリック
ONE WORLD:JALの提携航空会社一覧 ← ここをクリック
SKY TEAM:スカイチーム加盟航空会社一覧 ← ここをクリック
詳しい提携会社については、上にリンクを貼っているので、各ページにてご確認下さい。
航空会社が提供するマイレージプログラムに登録しましょう
どの航空会社にするか決める前に
アライアンスの意味が理解できたら、いよいよマイレージプログラムに参加します。
基本的に、自分が今後一番良く利用する航空会社のプログラムに加入するのが良いと思われるけど、その前にお伝えすべき事があります。
マイルを貯める方法は、飛行機に乗るだけではないんです。
逆に、飛行機に乗ってマイルを貯めるには、かなり頑張って世界中を飛び回らないと貯まりません。
では、どうやってマイルを貯めているかと言うと、各航空会社が発行するクレジットカードを利用します。
JALもANAも、他の航空会社も独自の提携クレジットカードを発行しています。
そのカードで買い物をすると、利用金額に応じてマイル、若しくはマイルと交換できる独自ポイントが付与されます。
但し、提携クレジットカードは、一番安いものでも1000円~2000円程度の年会費がかかります。
あと、クレジットカードなので発行する場合には、信販会社の審査も入ります。
年会費の支払い等に抵抗のある方は、まずマイレージプログラムに加入(無料)し、暫く様子を見てからクレジットカードを発行しても良いと思います。
一般的な日本人には日本の航空会社がお勧め
自分が一番利用する航空会社を把握するのは、効率よくマイルを貯めるのに重要な要素です。
既に海外へ何度も出掛け、お気に入りの航空会社が分かっている人は、その航空会社が加盟しているアライアンスを選べば良いです。
しかし、海外旅行初心者にとってはそんなもの分かるハズがありません。
そういう方は、とりあえず直近に利用する航空会社が加盟しているアライアンスを選びます。
それが、スターアライアンス系ならANAマイレージクラブ、ワンワールド系ならJALマイレージバンクを選びましょう。
海外航空会社のプログラムだと、トラブル時に日本語対応ができない、国際電話が必要(料金がかさむ)、SNSで対応している所もあるけど、ほぼ英語かその会社の母国語となる事が多いです。
中には国際電話だけど無料通話サービスがあったり、日本語オペレーター対応があったりする航空会社もありますが、対応が遅い、親身になって貰えない等、一般的な日本人にとっては、ややハードルが高い場合が多いです。
その点、国内航空会社のプログラムを選べば、何かトラブルがあった場合、国内電話で日本語で対応して貰えます。
何よりも、JAPAN qualityの満足度は、他を寄せ付けません。
私が利用しているANAは、電話口のオペレーターの対応が素晴らしく、色々な相談やリクエストにも極力応えようとする姿勢が感じられ、とても満足しています。
ここで私がお勧めしているのは、あくまでも海外旅行初心者・マイル初心者の方へ向けた内容という事です。
旅の達人という方は、各航空会社のプログラムを研究し、より自分に合った所を利用していると思います。
私も、海外航空会社数社で会員登録し、利用しています。
しかし、そのうちの1社のシステムトラブルがあった際の対応は、かなり酷いものでした。
電話でもメールでもかなりの時間と労力を使って、文字通り戦いました。
ちょっと細かいですが…
マイレージプログラムをANAにするか、JALにするかを決めたら、各航空会社のサイトで申し込みをしましょう。
カードが発行されて手元に送られてくるまでには、暫く時間を要しますが、番号はメールで通知されたり、問い合わせると教えて貰えたりすると思います。
旅行までにカードが手元に届かない場合は、自分に付与された番号を調べ、空港でチェックインする際、地上係員に「番号を登録して下さい」と伝えると、キチンと登録してくれるので、心配いりません。
仮に、番号が間に合わない場合でも、マイル事後登録ができる可能性があるので、諦めずに問い合わせてみましょう。
その際は、航空券の半券を捨てずに取っておいて下さい。事後登録に必要です。
あと、海外旅行へ行く際は、パスポートに出入国日付が入ったハンコを押して貰いましょう。
これも、事後登録する際に必要な航空会社が多いです。
数年前なら日本で出入国する際は当たり前にハンコを押されていたのだけど、今はパスポートコントロールに自動化ゲートを利用できる様になり、時短で便利になった反面、パスポートへのハンコは別途自分で押して貰いに行く必要があります。
私も忘れそうになり、ヒヤッとする事が何度かありました。
別に、トラブルが無ければ出入国印なんて無くても良いのだけど、トラブルの有無というのは、後に分かる事で、分かった後でハンコが無い!と悔しい思いをするのはイヤですね。
それに、自分の記録としても残しておきたいものですよね。出入国の日付は。
あと、プログラムに登録するタイミングについてですが、たまに新規登録者にボーナスマイルが付与されるキャンペーンを行っている時期があります。
多くが提携クレジットカードを申込む際だと思いますが、以前カタール航空では自社のマイレージプログラムであるプリビレッジ・クラブに新規登録した人が一定期間内にカタール航空を利用するとボーナスマイルを付与する、というキャンペーンを行っていました。
日本の航空会社でもあるかもしれないので、登録する前に調べてみても良いですね。
マイレージプログラムに加入したら
航空券を航空会社のホームページから購入した際
航空券をその航空会社のHPから自分でweb購入したのであれば、その航空券のサイトへ行って自分の番号を登録します。
当たり前ですが、いくらマイレージプログラムに加入しても、その航空券と自分のマイレージ番号が紐づいていなければ、マイル加算はされません。
先にもお伝えしましたが、同じアライアンス内であれば、航空券を発行する航空会社とマイレージプログラムに加入した航空会社が違っても、番号の登録はできます。
旅行会社を通して航空券を購入した際
航空券を旅行会社で購入した、又はツアーを旅行会社で購入した際は、その旅行会社に対応方法を問い合わせて下さい。
その旅行会社やツアー内容、航空券のクラスによって、対応はまちまちです。
航空券のクラスとは
航空券には、とても細かいクラスがあります。
いわゆるファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスは良く知られているカテゴリーだと思います。
それ以外にも、ファーストの中にも数種類、ビジネスの中にも数種類、そしてエコノミーの中には10種類近くものクラスがあります。
クラスによって、航空券の条件(変更やキャンセルの可否、手数料、上位クラスへのアップグレード可否、預入荷物の重量、価格等)が異なります。
マイルの付与率も、航空券のクラスによって変わります。
下位のクラスでは、付与率ゼロだったり、とても低かったりします。
また、その付与率やクラス分けも各航空会社で違いがあります。
付与率を事前に知りたい方は、下のサイトへ飛んで、利用航空会社のタグをクリックして下さい。
スターアライアンス:ANA提携航空会社
ワンワールド:JAL提携航空会社
例えば、スターアライアンス系のターキッシュエアラインズだと、割引運賃・包括旅行運賃カテゴリーに入るQ、T、L、Vクラスだと、50%の付与率となっていました。
それより上のクラスだと70%、100%の付与率だったけど下位クラス(I、R、X、N、P、W、U、G、F)ではゼロ%です。
包括旅行運賃でも付与されるので、団体旅行でもツアー参加でも、諦めずにマイレージ番号の登録を行ってみましょう。
航空券以外でのマイルの貯め方
航空会社のマイレージプログラムに加入すると、飛行機に乗ってマイルを貯める以外にも、方法があります。
ネットショッピングでマイルが稼げます。
上記サイトを経由する事で、ネットショッピングでも利用料金に応じて計算されたマイルが付与されます。
利用できるshopは、時期により異なりますが、さっき検索すると、どちらも楽天市場が使えました。
ポイントの重ね取りができるので、忘れずマイレージモール経由したいものです。
航空会社提携のクレジットカードを発行したなら、公共料金、携帯電話料金、各種保険料等、カード払いできるもの全てを登録して、カード払いにしましょう。
普段の買い物もカード払いで済ませます。
私は、こうして数年間かけて地道にマイルを貯めています。
年1~2回の長距離便(ヨーロッパ、北アフリカ)利用+日々のカード利用で、エコノミーのヨーロッパ航空券、ビジネスの北アフリカ航空券を交換して旅を楽しみました。
私の目標
現在はコロナ下で海外旅行ができないので、マイルの有効期限を迎える前に別のポイントに交換し、時期を見てマイルに戻そうと思っています。付与率が下がりますが、現金で購入できないANAマイルを少しでも失いたくないと思っています。
因みに、今狙っているのは1-2年後のビジネスクラス世界一周航空券交換!です。
ヨーロッパカテゴリーのビジネスクラス分ならほぼ貯まっているのだけど、それに少し追加するだけで、行先に制限があるけど、世界一周航空券に交換できる事を知りました。
コロナが落ち着いて、安心して旅行ができる頃に間に合うように、効率よく貯めたいと思います。
マイルに興味を持って頂けましたか?
いかがでしたか?
エコノミークラスの航空券(税・燃油サーチャージ別)と交換だと、数万円程度なので有難みがあまり感じられないけど、長距離ビジネスクラスの航空券と交換できる、と思うと夢が広がりませんか?
いわゆる陸マイラーとして活動されている方々は、私なんかより遥かに効率よく桁外れのマイルを貯められている様ですが、私の性格上そこまで一生懸命にはなれないので、今の方法が私にとっての落としどころかな、と思っています。
この記事が、これから海外旅行を楽しもうと思っている方々のお役に立てる事があれば、嬉しいです。
ここまでお付き合い頂き、有難うございました!