SAUDIA相手に「EU261を個人で請求」からの「AirHelp利用」に切り替え。私が手にした補償額は…理由と共にご報告。

スカンジナビア航空主催のミリオネア・チャレンジ中に発生したSAUDIA便の欠航。大きな痛手でした。
EU圏内発のフライトだった為、EU261に基づく補償を受けられます。
これについて、正当な補償を得るべく、時間と手間を存分にかけて行動した軌跡は、これまでの記事でお伝えしています。

EU261とは何ぞや、という方はこちらを。

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時間と手間を存分に費やして私が手にした補償とは?!

最初に結果からご報告します。

でした。全く何も手に入れられませんでした。
この結果になった経緯と考えられる理由を順に考察していきます。

代理店 AirHelpは何をしてくれた?

申請後のfollow upメール

はっきりは覚えていないけど、申請依頼して数ヶ月(2−3ヶ月前後)経ったころに、AirHelpから「時間かかってるけど、よくあること!心配せずもう少し待ってね」というfollow upメールが届きました。

気になっていたので、このメールを受け取った時は、ちゃんとしてるやん!っと好感を持っていました。

欠航便以外についての莫大な情報提供は本当に有効?

AirHelpへ、パスポート情報をはじめとする個人情報に加え、オリジナルの航空券情報、そして欠航に伴い前後のフライトを繋げるために別途購入を余儀なくされた航空券とホテルの情報及びそれら全ての領収書を送りました。

欠航便情報だけでなく、追加購入した情報まで送った理由は、AirHelpの申請手続きでそれらの情報を提供する様に促されたからです。
正直、これらの情報全てを揃えるのは、かなりの根気と手間と時間を要しましたが、個人で請求するより多くの補償を得られると信じ、頑張りました。

だって代理店は得られた補償額から一定率のコミッションを得るので、これらの情報を元に補償額を最大限上げる努力をするだろう、と思っていたから。

ですが… そんなことは全く行われません。私の勝手な希望的妄想でした。

申請結果を待っている間、本当にEU261の補償に上乗せして追加購入分の補償も得られるのかメールで問い合わせてみました。

その結果は、

  • 基本的にEU261に対する補償を請求する
  • 欠航により強いられた負担についての補償については、別途裁判を起こす必要がある。
  • 裁判費用は、ケースバイケース

との返答でした。

だったら、EU261を請求する時のフォームにこれらの情報を入力する仕様にしないで欲しかった。

音沙汰なしが続く

半年以上経っても音沙汰なし。

こちらから進捗状況確認のメールを送ると、返信はありました。

たしかに時間がかかっているが、航空会社によっては時間がかかるのはよくあること。補償請求は行なっているのでもう少し待ってね!

と、楽観視というか以前のfollow upメールとほぼ何も変わらないメールが送られてきました。

私が想像するに、こちらから進捗状況を問い合わせても、代理店が別途航空会社へ向けてアクションを起こしたとは思えません。

もし起こしているのなら、実行した内容とそれに対する航空会社のリアクションを通知してくるだろうけど、全くその様なメールはなく、定型文であろうメール1通で終わりでした。

とうの昔に諦めていましたが

AirHelpに依頼して、もうすぐ1年が経ちそうというタイミングで、メールが届きました。

匙を投げられました。

私のデータを注意深く確認したが、と書かれているが、私は必要な情報をちゃんと提供しています。
結局、マニュアル通りの手続きを行い、航空会社へ投げたが、1年近く待ったが返信が無かったので、もう相手にしません、ということです。

この結果に至った理由

ご請求が成功する可能性は低いです。

たとえ法律で定められた航空旅客の権利があっても、いくつかの国や裁判所でそれらを執行することは困難です。

法律は、請求は特定の管轄区域で主張しなければならないと規定しています。残念ながら、当社のこの航空会社および管轄に関する過去の経験から、たとえ法的に支払われるべき補償であっても、乗客が補償を受ける可能性は低いことが示唆されています。状況を変えるために闘っておりますが、現時点ではお客様の案件を引き受けることはできません。

(AI翻訳)

いやいや、SAUDIAでも補償を受けられるから私からの依頼を受けたのでしょ。

最もらしい?!言い訳を並べているけど、結局は個人が出来る事以上の事は何も行わなかった=代理店を使う必要がどこにあったのか?という疑問が残る結果となりました。

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結局は、自分の判断が間違っていた

最大の判断ミス

こんな結果になりましたが、私がEU261の補償を獲得するチャンスはあったのです。

こちらの記事で既にお知らせしてる通り、AirHelpへ依頼した数日後にSAUDIAからEU261の補償を申請する為のフォームが送られて来たのです。

最初にSAUDIAへ請求した時は、サウジアラビア国内で定める補償(国内線遅延)適応の通知だったけど、今回送られたのはEU261に基づく補償のフォームです。

しかも、今回は具体的に必要な情報を箇条書きに提示しています。

以前とは違い、本気度が伺えます。

これを私は、「AirHelpからこれまでより高額な補償を請求されてきたから、EU261だけに抑えようと焦って送ってきたんだ」と勝手に思い込んでいました。

この思い込みが正しいのか、単にSAUDIA側の手続きがこのタイミングだったのか、真偽については分かりません。

ですが、私が下した判断は、「AirHelpでもっと高額の補償を勝ち取ってみせる!」でした。

なので、このフォームは無視しました。

これが最大の判断ミスでした。

SAUDIAの確固たる意思が伺える対応

では、私が判断を間違わず、素直にこのフォームで申請して補償額EUR400を獲得できたのか、というと、どうだろう…

疑問が残ります。理由はこちら。

メールで送られて来た「Discharge Form」をクリックすると、こちらのサイトに遷移します。

確かにこのフォームに沿って私が申請すれば、個人でEU261を請求ができたのです。

申請(入力)自体が難しいか、と言えば全く問題なく、英語ではあるが書かれている事は複雑ではありません。

ただ、メールに記載されている必要情報がくせもの。

Passport これは良いでしょう。

次の Bank Account Official Certificate(銀行口座公式証明書)、こちらは一筋縄ではいきません。

銀行口座公式証明書に必要な情報

  1. Bank Name.
  2. Account No.
  3. IBAM.
  4. Bank BIC/SWIFT Code.
  5. Bank Route Code/ Sort code.
  6. Account Owner Name (First Name, and Last Name).

これらの情報が掲載された銀行公式の口座証明書を用意する必要があります。

1から6の情報をメールで知らせれば良い、ではなく、Bank Account Official Certificate 公式証明書を要求しているのです。

これに加え、更にSAUDIAの確固たる意思を感じ取った理由がこちら。

この重大事項を、メールの最後に目立たない薄い水色、しかもあえて小さな文字で掲載しているのです。

何故に小さな文字???

3日以内って現実的に可能なのでしょうか?

まず、このメールを受け取ってその日のうちに銀行へ赴き、これらの情報が漏れなく記載された口座証明書を発行してください、と依頼。

果たして銀行でこの書類をすぐに発行してくれるのでしょうか?

仮に同日発行が可能であったとしても、申請する本人がこの為に銀行へ行く事が大前提。

仕事がある人にとっては厳しいですよね。

それを、3日以内に手に入れて提出しろ、というこの無慈悲さ。

こっちは顧客からの請求に対して応えますよと返事をしたが、顧客側が期日までに返信をよこさなかったから補償を放棄したと判断した、というシナリオが見えます。

絶対に補償なんて払いたく無い!というSAUDIAの確固たる意思を、私は受け取りました。

今後欠航や遅延があった場合どうする?

もちろん、自分で航空会社に対して行う!

請求自体は、特に難しくありません。

面倒ではないか、と言われれば面倒です。

英語に抵抗のある方であれば、なおさら気合いが必要でしょう。

でも、請求を行うサイトを見つければ、自分でWEBで完了できるのだから、チャレンジしない理由はありません。

特に、ヨーロッパ圏の航空会社では対応も慣れているので、条件に当てはまれば補償を受ける事ができるはずです。

今回のSAUDIAの様な中東系、または南米、アフリカなどの航空会社では、欠航や遅延に対する補償という概念が十分認知されているか不安な会社相手だと、なかなか苦戦する可能性はあります。

それでも、私は迷わず自分で請求手続きを行うと思います。

代理店を利用するメリットはあるのか?

AirHelpをはじめとする代理店が、個人ではできない、より効果的な法務手法を用いて請求を行ってくれるのかというと、そうではありません。

一方、申請の結果航空会社側で補償が認められ、支払われた場合、その補償に不服な場合は裁判を起こすことはケースによっては可能だそうです。

だけど、裁判へ移行となると、別途費用がかかります。

シンプルに欠航や遅延の補償を受けるだけの申請は、個人で行うのと違いはありません。

とはいえ、本当に英語が無理で日本語で丁寧な対応を希望される場合は、日本語対応の代理店を利用するメリットはあると思います。

ただし、私が調べた時点で、日本語対応代理店で扱いがあるのは、請求が簡単な航空会社(ほぼEU圏)だけでした。

そんな代理店でも、ひとつだけ利用価値があるかな、と思ったことがあります。

それは、補償額を受け取る方法が比較的簡単だ、という事です。

先にお伝えした通り、航空会社によっては補償額を銀行振込するために、officialな口座証明書を要求してきます。

外国送金手続きに慣れている方ならまだしも、一般人にとってなかなかハードルが高いです。

これが、代理店であれば、一旦代理店で補償額を受け取るので、あとは代理店にもよりますが、paypalで受け取れたりするので、口座情報を揃えるよりはマシかな?と思っています。

ただ、これもかなりpaypal側に手数料を抜かれますが…

まとめ 私がEU261の請求を行った結果&学び

  • 得られた補償はゼロ
  • 個人でEU261の補償申請する事は、手間と時間を要するが可能
  • 代理店を利用する意味は(私の場合)、皆無
  • 遅延や欠航に対する補償の概念に乏しい航空会社では、支払いを渋る
    (なんとか理由をつけて支払いを回避しようと試みる)

以上、まさかの結果でしたが、チャレンジした事実と得られた学びがあったので、自分の中で「まぁ、満足」と落とし込みました。

これら一連の記事が、これからEU261補償の申請を行う(特にサウディア)方にとってお役に立てたら嬉しいです。

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