2017年の夏休みは、ヨルダンとイスラエルを旅行しようと計画していたのだけど、肩の痛み【肩関節周囲炎】いわゆる○○肩ですが、それが改善せず、大型スーツケースを持参の上での一人陸路国境越えはつらい、という事で、出発ギリギリでイスラエル/パレスチナのみの旅に変えました。
という事で、今回はイスラエルの温泉で肩の治療【湯治】をする為に、バスで日帰り温泉旅行を決行してきたので、その様子をご紹介します。
イスラエルの温泉があるティベリアとは
イスラエルの北部ティベリアには、偉大なラビの墓がいくつもあり、ユダヤ教徒にとっての聖地として、そしてキリスト教徒にとっては、イエスの伝導の舞台であり、宗教的にも重要な地域です。
せっかく宗教の聖地に行ったので、ティベリアの街もゆっくり観光すれば良かったのだけど、この時は、本当に肩の治療しか頭になかったので、温泉だけ利用した日帰り旅行となりました。
Tiberias Hot Springsへのアクセス
そんなティベリアには、ガラリヤ湖という大きな湖があり、温泉はその湖畔にあります。
egged busでエルサレムから約2時間半で行けます。
私が実際使ったルートは、地図ではグレーで示されているヨルダン寄りのルートです。
No.961バス利用で、Jerusarem CBS →Tiberias NIS37.5 でした。
このルートだと、温泉施設前の道を通るので、ティベリアのcentral bus stationへ行かなくても最寄りのバス停で途中下車できて便利です。
バスに乗りながらgoogle mapで現在地を確認していると、温泉施設のすぐ近くにバス停がある事に気付き、急遽途中下車しました。
バスを降りた時に写真右上の建物が眼に入ったので、これが温泉施設と思い込み、歩道橋を渡って向かいます。
ここが受付と思い、「温泉を利用したい」と伝えると、部屋番号を尋ねられた。
どうやらここはホテルらしいです。
宿泊者には温泉施設のバウチャーが交付されるのでしょう。
日帰り利用希望の旨を伝えると、「温泉は道を渡った向こう側にあるよ」と案内されました。
えっ?!という事は、来た道を戻るという事なのね。
炎天下の中、再び歩道橋を渡り、元来た道を戻ります。
歩道橋からは、ガラリア湖が望めます。
歩道橋を渡り、バス停を越えて道なりに歩いて行きます。
温泉施設の看板がちらっと見えているけど、この時は気付かず、不安になりながら歩いていました。
カーブを越えたらすぐに見えてきました。
Tiberias Hot Springsです。
ティベリア温泉の施設は?
入場料:NIS88(カード払い 2891円)
入場料はカードで支払えます。ロッカーキーとガウン等は別料金。
おそらく一緒に払うとカード払いできたと思うけど、ロッカー代だけでは現金のみでした。
普通は、現金でデポジットを取られるけど、私が現金をあまり持っていないのを知って、「日本人の君を信じてるから、君はデポジット要らない。」と言われました。
ロッカーは男女共用?!
ロッカーは面白いシステムとなっていました。
男女共用のロッカーと言われました。
どういう事か分からず恐る恐る中に入ると、ゲストは誰もおらず、ロッカーが整然と並んでいました。
そのロッカーの向かい側には、こちらの個室がありました。
中から鍵がかけられます。
この個室を利用して着替え、荷物をロッカーに入れるというシステムです。
これだと、子連れのお父さん・お母さんや助けが必要な方と一緒に来ている人等、みんながストレスなく利用できますね。
ただ、盗撮等簡単にされてしまう心配は付きまといますが…。
絶景を楽めるアウトドア施設
外には、カフェがあって軽食やドリンクが提供されています。
ガラリア湖が望めますが、フェンスがあって湖へは行けません。
こちらは温泉ではなく、普通の水道水プール。
日本人以外は温かいお湯に長い時間浸かる習慣がないのか、せっかく温泉に来ているのに、この普通のプールが一番混雑していました。
こちらは温泉です。
と言っても、暖かいかな?冷たくないという温度感です。
にゃん達はどこにでも。
サンベッドも沢山あります。
室外温泉プールで少し泳ぎ、サンベッドで休憩。
暑くなったら普通のプールで涼む。
これを何度か繰り返し、日焼けで肌がジリジリしてきたので、室内プールへ避難。
インドアの施設
建物内には、フロント、売店、ジム、室内プールがあります。
ただの室内プールっぽいけど、ちゃんと温泉です。
泉質は無色透明、塩化物単純泉かな?硫黄泉の様な強いヌルヌル感はありません。
温度も37℃位かな。冷たくはない、という感じ。
ただ、エイラットでシュノーケルをした時は、水が冷たかったし、肩の痛みが想像以上に影響して泳ぐのが少し怖かったけど、こちらでは広い温泉プールで水圧を利用してじんわり肩を動かしながら、ゆったりリハビリできました。
個人的には、旅で酷使している状態だったので、この経験ができて良かったです。
広めのステップがあり、リハビリ目的の人も安心して利用できます。
使わなかったけど、ジムには各種マシーンが揃っています。
ただ、窓がない薄暗い環境が残念です。
帰りはティベリアCBSから
温泉を十分楽しみ、エルサレムへ戻ります。
帰りも最寄りのバス停から乗れるけど、満席だと困るのでcentral bus stationから乗る事にしました。
最寄りのバス停は、egged busもティベリアのローカルバスも止まります。
Tiberias Hot Springs → Tiberias CBS NIS2.5
こちらがティベリアのローカルバス。
CBSが終点となっているので、便利です。
egged busもこの様に同じCBSから乗れるので、安心です。
チケットを購入し、売店で晩御飯のファラフェルサンドを購入。
バスに乗り込んで食べました。
Tiberias CBS 17:30→Jerusalem CBS 20:15 NIS37.5 (No.962)
到着すると薄暗くなっていました。
こちらは、エルサレムのバスステーション前広場。
こちらは「誰でも簡単にウルトラ・オーソドックスになれます!」みたいなセットを販売しています。
購入している人達がいました。
この日の過ごし方について
最後にこの日の過ごし方について思う事を書いておきます。
この日の予定は、当日朝まで全くの白紙でした。
朝、ゆっくりめに起きてホステルで朝食を食べていると、向かいに座っていた中国人女性に声をかけられ、お互いの予定をあーだこーだ2時間近くおしゃべりしていました。
因みにこの中国人女性、私と同じエイラット→エルサレムのバスに乗っていたらしく、私の事を知っていたのです。
私は全く知らなかったのでかなり驚きました。
おしゃべりは楽しかったのですが、自分の予定を熟考する時間がなくなり、結局当初頭の片隅にあった肩のリハビリを兼ねて温泉へ行く事にしたのだけど、この決断が大きな大きな間違いである事を、数日後に痛感するのです。
その理由は、おいおいお話します。
ここまでお付き合い頂き、有難うございました!