旅の前に

海外旅行保険の選び方 私の場合

海外旅行保険

皆さん、海外旅行へ出掛ける際に旅行保険へ加入していますか?

私は、ケースバイケースです。

この記事では、私がどういった場合に旅行保険へ加入し、加入しないのか、そして加入するのなら何を基準に保険を選んでいるのか、実際に利用した時の使い易さ等をお伝えします。

全くの私見になりますが、少しでも皆さんの参考になれば嬉しいな、と思っています。

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旅行保険に入る旅行とは?

私は自分を慎重派と思っているので、海外旅行へ行く際は必ず旅行保険に入っています!

と思っていたのですが、実際は全く違っていたので愕然としました。

アジア圏(私の場合はソウルと台北)の場合は、保険に加入していませんでした。

理由を考えてみました。

  • 旅行期間が3-5日程度と短期
  • 何度も行っている勝手知ったる場所
  • 公共交通機関を利用した観光と飲食だけの旅(危険を伴うアトラクションが無い)
  • 多くの場所で日本語が通じる

以上の理由から、私にとってアジア圏への旅は、国内旅行と同程度の気軽な心構えで行っていたのだと思います。

では、実際に旅行保険へ加入した時の渡航先はどんな所なのか?

  • ボラカイ島(フィリピン)
  • サントリーニ島(ギリシャ)
  • イタリア周遊
  • イスタンブール(トルコ)
  • ヨルダン周遊
  • チュニジア周遊
  • モロッコ周遊
  • イスラエル周遊

これらの渡航先から、どんな時に私は旅行保険に加入していたのか理由が見えてきます。

  • 長距離・長期間の旅行
  • 砂漠に行く(カメラは必ず砂にやられます)
  • 海に入る(怪我・病気)
  • 医療環境が先進国と大きく違っていそうな国に行く時

この様な時は、率先して旅行保険に加入しています。

しかし、友人との二人旅や某有名高級旅行会社のツアーだったり、ヨーロッパ旅行だけどキレイな街並みの観光がメインという様な旅では、保険に加入していない事もありました。

かなり心理的で根拠の無い判断でしたが、それらは近年ではなくかなり以前の旅行でした。

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クレジットカード付帯の旅行保険は役立つのか?

旅行保険というと、クレジットカード付帯の保険もありますね。

これを利用されている旅人も多いと思います。

ただ、ゴールド以上のカードに付帯されている保険であっても、カバーされている内容が完璧とは言い難いので、旅行前には再確認される事をお勧めします。

私がカード付帯の保険で十分と思えない理由は、主に以下の通りです。

  • 治療費用のカバーが手薄
  • 携行品の保証を受ける際に、免責(多くが3000円程度)が生じる
  • 救援者費用のカバーが手薄
  • 海外で病院を利用する時に、必要書類等を自分で調べないといけない

サービスで付帯しているものなので文句は言えませんが、実際に利用する場面になると思っていたのとは違う!と感じる事も多いでしょう。

私は、無いよりはマシという「お守り」スタンスでカード付帯保険を捕えています。

ちょっと辛口なコメントですが、それはカード付帯保険を単体で使用する際のお話。

私は旅行保険に加入する際にも、カード付帯保険を有効に利用しています。

というと、誤解を招いてしまいそうなので、先に注意点を挙げておきます。

複数種類の保険に加入しても、補償額は合算されません。その中での最高額が補償限度額となります。

では、カード付帯保険を有効利用するとはどういう事?

カード付帯保険の内容をしっかり吟味してみて下さい。

多くのカードでは、死亡補償については、かなり手厚くなっています。

そこを利用します。

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ネット販売の旅行保険

私は旅行保険と言えばネットでしか購入した事がありません。

  • 各社比較が簡単にできる
  • 価格が明瞭かつお手頃
  • 旅行開始前であれば、変更やキャンセルが簡単
  • 旅行開始後の延長が可能な場合もある

これらのWEB特性を生かした理由で、専らネットで契約しています。

選定には、まず比較サイトを参考にします。

「海外旅行保険 比較」等で検索すると、いくつかのサイトが挙がってきます。

どのサイトでも、やる事はほぼ同じですが、分かり易い様に例を挙げます。

例えば、i保険 海外旅行保険比較サイトというサイトを利用すると、

旅行期間、目的、人数、渡航先を入力すると、約11社・50プラン程の中から、人気順や価格順に商品をソートして表示されます。

気になるプランを一つずつ詳細に見ていく、という手順になります。

ポイント:自由設計(オーダーメイド)ができる事!

私は一番ここに拘っています。

既存のセットプランで満足できるものがあればそれに越したことは無いのですが、そんなプランが見つかる事はなかなかありません。

保険料をできるだけ下げて、自分が必要と考える保証を得られる様なものを探すのなら、自由設計が必須です。

過去に利用した保険は、以下の通りです。

  • 損保ジャパン off
  • HS損保 たびとも
  • AIU損保(現AIG損保)

2021年8月現在、この3社の保険内容を確認すると、自由設計ができるのは損保ジャパンのoffだけでした。

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カード付帯保険と自由設計保険の合わせ技

カード付帯保険でカバーされている死亡補償の手厚さを利用し、自由設計ではこの項目の補償を0円にします。

実際の所、死亡補償を削った所で保険代金を大きく下げる事にはならないのですが、削った金額を治療費用補償や救援者費用補償の保険料に充填する事で、保険料を上げる事無く補償が手厚い保険を手に入れる事ができます。

旅行中の事故で最も費用がかさむのが、治療費用です。

簡単な検査と薬の投与だけで済めば大きな問題にはならないけど、手術や入院の場合は費用がかなりかさみ、自己資金で賄うのは厳しくなります。

最悪な場合を考えて、治療費用の補償額は手厚くしておくに越したことはありません。

それと同じ程度に重要性を感じるのが、救援者費用補償です。

私の旅行はほぼ個人旅行で一人旅が多いので、自分で動けない程の重篤な状況になれば、日本の家族や頼れる人に来て貰う必要が出てきます。

その際、来てくれる人には可能な限り経済的負担を強いる事にならない様に、救援者費用補償も手厚くしています。

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保険加入には、告知事項があります。

一般の生命保険や医療保険と同様に、海外旅行保険に加入する際にも、告知事項があります。

ここを適当に答えて保険に加入すると、いざ補償の請求をする際に調査が入り、補償を受けられないという最悪な事態を招きかねません。

告知事項はキチンと読んで正しく答えましょう。

告知事項で一番ネックになる内容は、受診歴ではないでしょうか。

病気やケガでの通院歴・投薬処方を受けていると、ネット保険に加入できない事が多いです。

自由設計ができる損保ジャパン offもそうです。

私が損保ジャパン以外の保険会社を利用していた時は、直前に受診してしまった為に加入できなかったというのも一つの理由です。

特に大きな体調の変化があったワケではなかったのだけど、医療環境が乏しい国に行くので念の為に問題無いか診て貰おう、と旅行1か月程前に受診したのが、仇となってしまいました。

次にネックになる項目は、携行品補償請求歴です。

過去○年間で携行品補償の請求を○回以上行った 或いは 合計○万円以上の請求を行った事がありますか?という感じで問われます。

これまで私は怪我や病気で旅行保険を利用する事は無かったのですが、携行品補償については何度もお世話になりました。

特に、砂漠で過ごす時間が長い旅行では、かなり気を遣っているけど必ずカメラに砂が入り、何らかの不具合が生じます。

その都度保険にお世話になっていると、請求回数や合算補償額で引っかかり、希望の保険に入れなくなった事もありました。

では、告知事項で引っかかってしまうと旅行保険に入れないのでしょうか?

そんな事はありません。

損保ジャパン offでは、受診歴があると保険加入を断られる事が多いのだけど、受診内容によっては加入が可能である事もあるので、一度問い合わせると良いです。

あと、2021年8月時点でのAIG損保では、受診歴が告知事項には入っていませんでしたので、基礎疾患がある方は、色んな会社のプランを根気良く探すと良いと思います。

たとえネット保険はムリでも、店舗で扱っている保険の中には加入できるものがあると思われるので、有人店舗にて相談する事になります。

当然保険料は高額になるけど、保険無しで旅に出るよりはずっとマシです。

特に、コロナの様な感染症の全世界的蔓延を経験すると、保険の重要性は過去より上がりましたよね。

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保険の使い易さ

私が利用した3社では、請求を行う際の電話でオペレーターと話すのにとんでもない時間待たされる様な事はなく、質問にも的確に答えて貰えました。

利用した補償は、カメラ故障x数回・時計破損・スーツケース破損でした。

いずれの場合も、修理見積書を提出する必要があります。

実際の補償額は、商品の購入年月により購入金額の○%までを補償するという事になるので、修理見積書の金額全てをカバーして貰えない可能性もあります。

なので、修理見積額が出たらその時点で修理を行うのか、諦めて補償金を貰って別途購入するのかを決める必要があります。

私の場合は、1回は修理せずに補償額に自己資金を加えて新品を買い直しました。

残り数回は、修理対応にして貰い、幸いにも修理代金は全てカバーされました。

スーツケースの場合は保険会社指定の修理会社に宅配便で送り、そこが見積書を出してくれるので対応が楽でした。

この時も、破損したスーツケースは引き取って貰い、補償額に自己資金を加えて別途購入しました。

スーツケースが壊れると処分するのに困るけど、この時はそのまま引き取って貰えたので良かったです。

最もややこしそうな疾病治療費補償での利用経験が無いので、どこの会社がお勧め、とかは言えないのだけど、どの会社も、各国の提携病院一覧を用意しているので、その様な病院がある都市なら利用しやすそうで良いですね。

但し、いずれの補償を請求する際にも、必要とする提出書類は記載事項が多く、少し面倒な事を付け加えておきます。

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私が旅行保険を選ぶ際のポイントをご紹介しました。

いかがでしたか?

私見だらけの記事となりましたが、保険選びに役立つ情報はありましたでしょうか?

コロナ蔓延の為に2020年2月の海外旅行を諦めて以来、旅行保険について検索する事が無かったので、この記事を作成するにあたり、現在の旅行保険を少し調べてみたのですが、私が利用していた頃とは様相が変わっていました。

保険の自由設計は、ネット保険では比較的ポピュラーだったと思うのですが、2021年8月現在、かなり数が減っていました。

また、携行品補償とうたっておきながら、電子機器の補償は別料金(オプション)となる、というプランもありました。

確かにこれまでの携行品補償では、スマホ紛失や破損は補償外だったけど、このオプションではカバーされます。

その代わり、電子機器オプションを付けないと、デジカメの故障も補償外となってしまう、というこれまでに見た事のない条件でした。

これからの旅行では、デジカメ・スマホに加え、go proで動画を撮ったり、もっと拘る方ならドローンを飛ばすなんて事もあるでしょう。

携行品補償の保険料が高額化するのも、無理ないなぁと納得しました。

before corona と after corona の海外旅行は、色んな面で変化があるでしょうが、旅行保険の世界でも変化はありそうです。

今後旅行保険に加入する際には、より慎重に契約内容を理解して失敗しな様に気を付けましょう。

けん

ここまでお付き合い頂き、有難うございました!

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