SAS100万マイル獲得チャレンジ 14 この旅最上級のホテル滞在&Air France&TAROMでパリ経由ブカレストへ

スペインのアリカンテからair europaを利用してこの旅初めての国内線移動でマドリッドへ到着しました。
このチャレンジが始まった当初、SASはAir Europaについて「搭乗実績としてカウントするが、システム上の問題で現時点ではポイントが付かない。改善を行っている」と申しておりました。チャレンジ期限までに改善されるかは、誰も分かりません。
それでも、他社で搭乗実績が反映されなかった場合の救済として利用する事にしました。

この記事では、マドリッド空港近くのホテル滞在記と、エアフランスで向かうマドリッド→パリ、タロムで向かうパリ→ブカレストの様子をお伝えします。
想像の上を行ったマドリッドのホテル
ホテルの空港シャトルバスサービス
アドルフォ・スアレス・マドリード・バラハス空港に夜到着しました。
マドリッド空港にはお手頃な空港内ホテルが無かったので、空港近くでシャトルバスを有するホテルを予約していました。
シャトルバスに乗るには、荷物をピックアップして制限エリアを出た後、ホテルへ電話する必要があります。
オスロの時もそうだけど、このホテルへの電話が何気にクセモノです。
WhatsApp番号を掲載しているホテルもあるけど、WhatsApp経由で電話しても出てくれた事がありません。
なので、スマホデフォルトの通話アプリでの国際電話になるのだけど、これが思いの外高くついてしまいます。
次の旅では、楽天モバイルの国際電話かけ放題(980円/月)の契約を考えます。

このバンが到着すると、どこからともなく人がわやわや集まってきました。
みんな大きなスーツケースを積む為に後ろへ回ります。その間に機内持ち込み手荷物だけの私は先に乗車し、ドア近くの1席を確保。
これ、何気に重要です。
8割程の乗車率で出発。その後別のターミナルに立ち寄り、満席となりホテルへ向かいます。
という事で、事前にホテルからメールで通知されていたけど、空港到着時のシャトルは事前予約を受け付けておらず、荷物をピックアップし、制限エリアを出たところからの電話予約が必須です。
チェックイン&お部屋
ホテルに到着すると、他の人がスーツケース受け取りを待っている隙に小走りでチェックイン・デスクへ向かいます。
ここで出遅れると、お部屋へ到達する時間が遅れてしまいます。
チェックイン・デスクでは、バンが到着する前から並んでいたと思われる2組の後に並び、待ち時間は10分未満でした。
チェックイン自体は簡素で、数分で完了。早速部屋へ向かいます。
早朝4:40のバスに乗り、今23時に近いです。長い1日でした。
やっと休める〜と扉を開けると…

広い!明るい!白い!清潔!窓が大きい!素敵〜っ!!
寝る為だけのホテルなので、この度では宿代は極力抑える事にしていました。
なので、こんなホテルに泊まれるとは思っていなかったので、疲れも吹っ飛びテンション上がりました。

マーブルのバスルーム、大きなバスタブ、暖かく豊富な湯量。
まるで、日本のツアー会社が扱うホテルのよう。
この旅出発して以来初めてバスタブに浸かり、ゆったり過ごしました。
こんな素敵なお部屋なら、もっと早く到着しておきたかった。
お風呂後、少しlineのやり取りをして就寝。
ゆったりと寝ることができました。

こちらは、翌朝の撮影。部屋からの景色です。プールがありました。

こちらが、ホテル全体像。こじんまりしたホテルです。知らなかったけど4星の看板出てますね。
HOTEL NUEVO BOSTONの朝食
この日のフライトは昼便です。朝食もゆったり頂けます。

色々あったと思うけど、残っている写真はこれだけ。

バランス良い朝食。
これだけバラエティと栄養価に富んだ朝食をレストランで食べるってなかなか難しい。
これだから、朝食ビュッフェはやめられない!
嬉しい誤算
ここで、ホテルとは関係ないけど、嬉しい誤算があったので写真を貼っておきます。

朝食後時間があったので、ちょっと確認してみました。
左は、SASアプリで確認できるユーロボーナスポイント付与歴です。
私の旅は11/27に最初のフライト。そして今が12/2。1週間も経っていないのに、もう3社のポイントが付いています。思ったより順調!
しかも、一番上のSK便は、Virgin Atlanticで購入したSASの子会社SAS CONECT運行便なのです。
購入会社と運行会社が一致していなくても、子会社・関連会社運行便も搭乗実績として加算されています。
ミリオネア・チャレンジのルールでここがはっきりしなかったので、保険をかける意味で全ての航空会社でその会社運行便を購入しました。
この事実を最初から知っていれば、かなり費用を抑えられたと思いますが、今更仕方ありません。
そして右側は、翌日のフライト、タロムのブカレスト-イスタンブールのチケットです。
このTAROMも何となく不安の残る航空会社でシステム上オンラインチェックインができるのか不安だったけど、問題なくできました。
疑ってごめんなさい。(と、
この後、ホテルのシャトルバスを利用して、マドリッドの空港へ向かいました。
マドリッド国際空港のPPラウンジ
今日最初のフライトは、楽しみにしていたエアフランス。ちゃんとしてそうだし、おしゃれっぽい。というイメージなだけですが。
同じシェンゲン圏内のフランスへ飛ぶので、出国手続きも簡素。ほぼ国内線扱い。

12:25発 AF1301 シャルル・ド・ゴール行きです。
出国時には、まだゲートが決まっていませんでした。
プライオリティ・パス利用可能ラウンジへ直行します。



ドリンクはペットボトルでなく瓶なところがヨーロッパらしいですね。
ホットミールと野菜に乏しいけど、生ハム、チーズ、フルーツがあるので悪くありません。
ここで、私のメモを確認すると、この時は朝食を食べすぎて気分が悪かったらしい。
朝食後、朝風呂に入り少しマシになったけど、ラウンジではただひたすら吐き気を抑えて搭乗口に向かったのでした。
エアフランス マドリッド-パリ便 機内の様子

3列X3列のシート配置。
そう言えば、いつの頃からか隣が空いてる事がなくなってきました。ほぼ満席に近いです。
いつも通路側席を死守している私にとっては、ヨーロッパ内移動は搭乗時間が短いので、そんなに気にはなりません。
幸いな事に、搭乗時には体調が戻っていました。
12:27 push back
12:30 taxing
12:43 take off

昼便なのでランチが出るかと期待半分、スナックでなければ良いけど…と不安半分。
ちょうど真ん中を突いてきました。
サンドイッチです。
使っている食材は悪くありません。さすがエールフランス!
14:28 landing
14:38 gate arrive
14:47 door open
CDG到着です。
パリ シャルル・ド・ゴール空港での不快な経験
トランジットエリアを次の搭乗ゲートへ移動しています。

何気にシンプルだけど湾曲した壁面、素材、色使い全てがオシャレに見えてしまうフランス・パリの空港です。

次はルーマニアのブカレストへ飛びます。
エアフランスで購入したタロム運行の便です。
トランジット時間が1時間45分と短めだったけど、このチケットはエアフランスの通しチケットなので、たとえ1便目が遅延となっても乗り継ぎ保証されるので、大丈夫でしょう。
そして、CDGにはプライオリティ・パスで利用できるラウンジが無いので、わざと短いトランジット時間の便を選びました。

ゲートF50の椅子で待機。
ふと外を見ると、こんなに素敵な🌈虹!
テンションが上がり、一瞬疲れが吹っ飛びました。
一通り写真を撮って椅子に戻ってくると、隣に座っているバギーに乗せた赤ちゃんをあやしている白人の若いお父さんは、虹に気づいていません。
教えてあげることにしました。
「あのぉ〜 赤ちゃんが理解できるか分からないけど…」と声をかけると、そのお父さん、すっごく迷惑そう・怪訝そうに、しかも強い口調で
「何?!」と返してきました。
私はニコニコしながら親切で教えてあげようと思ったのに、その応対にビックリして。
「虹が出てるから、息子さんにも見せてあげると良いかと思って…」と声が先細りしちゃいました。
すると、「おぅ!」と言いながらバギーを押して窓際へ近寄って赤ちゃんを抱き上げ、虹がかかる空港の景色を楽しんでいました。
さも自分が見つけたかの様に。私の存在は全く無視。
オイっ「ありがとう」の一言も無いんかい?
そんなにアジア人がイヤなら、隣に座るな!
世界、いろんな所でヘイトは受けて来たけど、赤ちゃんをあやしている優しげなお父さんがあんなにあからさまな態度に出るとは…
せっかくの美しい景色で良い思い出になるはずのこの景色が、とても嫌な思い出となってしまいました。
TAROM航空の機材は?
このチャレンジに参加するまで、スカイチームのTAROMという航空会社を知りませんでした。
ということは、少なくとも最新の大型機材を多数保有し、長距離便も多数飛ばしている、サービスも中東系並みに素晴らしい、とは真逆だと想像できます。
その想像は合っているのか…

機材はB737-700

3列X3列のナローボディ機、ご覧の通り一昔前のいでたち。
もちろん個人モニターなんてありません。
機内安全のビデオも無く、CAによるデモンストレーションです。

運良く非常口席の通路側をアサインできました。
なので少し足元広いですが、横幅が今回の旅で一番狭いです。
16:04 全員着席
16:21 door close ほぼ満席でみんな着席しているのに、誰かを待っていたのだろうか?時間がかかった。
16:23 push back
16:26 CAによる安全の説明中だけどtaxing開始
16:40 take off
タロム席幅狭すぎ!巻肩には辛い。症状悪化する!しかも隣はかなりガタイの良い女性。
はみ出したお肉が私の腕にぴったりくっついて気持ち悪いので、「この機材、横幅狭いね」と声かけると「そうね」と一言。
撃沈。声かけた意味なかった。

この会社、水すら有料!恐ろしい…これのどこがフルサービスキャリアなんだろう???
明日もう一度乗るのが憂鬱。
20:07 landign
20:15 gate arrive
20:20 door open
ブカレスト・アンリ・コアンダ国際空港
シェンゲン圏内トランジットエリア
ルーマニアのフラッグキャリアであるTAROMのフライトを経験した今、この空港には何も期待できません。
でも、次のフライトは翌朝8:35発。21時前後の今、入国してどこかに宿泊する気はありません。
そして、下手に入国して同日に出国(制限エリア)に入れなかったら、どんな環境で一晩過ごす事になるか(極寒の12月!)、想像するだけで怖いです。
幸いにも、online check in ができているので、このまま制限エリアに居たい。
ただ、ロンドン・ヒースロー空港の時の様に、次のチケットが翌日発なので、制限エリアから追い出されるかも…と心配しながら、数名のスタッフにこのままトランジットエリアに行きたい、と伝えました。
全てのスタッフが、「入国してホテルに泊まり、明日の朝チェックインして」と言ってきます。
明日は早朝便なので、空港から動きたくない!と粘ると、小さな扉を開けてトランジットエリアへ通してくれました。
「本当に空港でいいの?」というセリフを残して。その意味が後にじわじわ効いて来ます。

これは、当初搭乗予定だったAegean airlinesのアテネ行き。
乗り継ぎ時間がMinimum Connecting Time(MCT)ギリギリだったので、この旅一番の賭けだったのだけど、乗れましたね。
Last Callになっているけど。元々このチケットを持っていたらすぐにトランジットエリアに入れただろうから、結構余裕もあったと思う。
この乗り継ぎさえ上手くいけば、後はかなり順調に繋げられたのに。
重ね重ねsaudiaの欠航が悔しいです。

搭乗便は翌朝なので、まだゲート番号は決まっていません。

唯一残っていたブカレスト空港 シェンゲン圏内制限エリアの様子。
レストラン、カフェ、土産物店、ミニコンビニが一応あるけど、とても小さいな空港です。
スカイチームのラウンジがあるのみで、PPラウンジなんてありません。
お腹が空いたら、喉が渇いたらカフェに行こう、それまでは少しベンチで待機。
どこに扉があるのか分からないけど、端の方のベンチだと寒気が入ってきて底冷えします。
12時前後かな?そろそろカフェに行こうか、と動き出すと、「フィニッシュ!」と。
なんと、夜中は店を閉めるそうです。
あっちゃー 今晩の晩御飯、手持ちのプロテイン・バーとナッツになっちゃいました。
ベンチの数が多いワケでは無いけど、空港で夜を明かす人が少ないので、好きな所を選べます。
それでも、店が閉店していくと空調も弱くなるのか、結構寒くなりました。さすが東欧の国です。外はかなり寒いのでしょう。
そして、ベンチも手すりが動かないステンレス製のものなので、体育座りで縮こまりながら寝るしかありません。
当然寝れません。
こうなるから、空港スタッフが「本当にここでいいの?」と言ったのでしょう。
2度とここでは過ごしたくありません。
夜中の3:00ごろからだったかな?閉まっていたカフェやレストランが再openしてきました。

モニターを見に行くと、ゲート番号が表示されていました。
まだ搭乗まで5時間ほどあります。
全然寝れていないので頭の奥でキーンと耳鳴りがしている感じで、空腹感もありません。
元のベンチに戻り、数十分ごとに眼を覚まし、寒さに震えながら朝の6時ごろまで過ごしました。
出発は8:35 2時間前になったので、ぼちぼちシェンゲン圏外へ向かうことにします。
シェンゲン圏外トランジットエリア
同じ場所に居るのも飽きて来たので、出国手続きしてシェンゲン圏外トランジットエリアに移動します。
パスポートコントロールでの手続き自体はシンプル。パスポートを渡してハンコをもらうだけで、会話を交わした覚えはありません。
さあ、シェンゲン圏外トランジットエリアはどんな感じかな?探索を始めます。
が、小さな売店が2件、ドリンクの自販機2台、あと小さなゲートが数ヶ所。以上!
シェンゲン圏内も狭かったけど、圏外はその1/5位のスペースしかありません。
ここで2時間はキツイ。シェンゲン圏内に戻りたい。スタッフに聞いたけどダメだった。
仕方ないので、ゲート近くのベンチに座っておきます。
この時間にPCで調べ物や写真の整理なんて出来たら有意義なんだけど、なんせ寝ていないので頭が働きません。
喉が渇いたので水を買いに行きます。
当然だけど、ショップで買うより自販機の方が安いです。カード払いもOK。
JCBカードでトライしましたが、購入できず。
今ならすぐにカードを変えなきゃって分かるけど、この時は頭が働いていないので自分の操作が間違っていると思い込んでいます。
何度も時間をかけてやり直し、5分位自販機と格闘し、ようやくVISAに変えて購入できました。
丁度VISAに変えた時に近くを通りかかった人が居たので、「水が買えないのでどこが間違ってるのか見てて」とお願いして一緒に購入過程を進めて行きます。
すると、初めて水のボトルが落ちて来て私は一人で大はしゃぎ。付き合ってくれた男性3人組は???って顔をしていました。
TAROMのゲートスタッフ
搭乗時刻ギリギリになり、一人の男性スタッフが現れ、慌ただしく装置を立ち上げ、色々確認しています。
ここまでonline check in のQRコードで来ているので、EBB番号の記載はありません。
なので、そのスタッフに声をかけてEBB番号の紐付けを確認し、紙チケット発券を依頼しました。
忙しそうにしていたので嫌な顔をされるか、ちょっと待って、と後回しにされるかと思っていたのだけど、これが予想外の対応。
「おはよう!分かった。EBB番号の確認と紙チケットの発券だね!」と満面の笑みで対応。
端末を叩いてテキパキ対応してくれました。
TAROM地上スタッフ 素晴らしいじゃない!!

発券してくれたチケットには、ちゃんとEBB番号が記載されており、これで不安が払拭されました。
続きはこちら↓
SAS100万マイル獲得チャレンジ 15 TAROMとSAUDIAでブカレストからイスタンブール&ジェッダ経由クアラルンプールへ