Jordan ヨルダン

アンマンでの過ごし方③ shared tourで行くマダバ・ネボ山・温泉・死海を巡る日帰りツアー 内容を一挙公開!

アンマンのダウンタウン ローマ劇場の近くにあるAmman Pasha Hotelでは、個人旅行者の間で、Shared Tourを扱っているとの情報が出回っています。

実際の所は、この様にツアー出発が決まります。

アンマンでの過ごし方② アンマン パシャ ホテルでツアーを組んでみました。受け身では出発できません。攻めの行動あるのみ!ヨルダンのアンマン パシャ ホテルでは、アンマン近郊へのshared day tripを企画・催行しています。死海方面やジェラシュ遺跡方面等、日帰り旅行を価格を抑えた乗り合いツアーに参加したいと思っている人は多いでしょう。この記事では、私がこのホテルで経験したshared tour出発までの道のりを紹介します。...

この記事では、私のこだわりを加えて計画し、出発にこぎつけたShared tourの内容を写真多めにご紹介します。

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ツアー行程&料金

ツアー行程

ネボ山観光
マダバ観光
ハママート・マイン・ホット・スプリングス(温泉)
死海(Ramada Hotel プライベートビーチ使用)

この行程で、ドライバー&車代がJD80でした。

この料金を参加人数で割り、ドライバーへ支払います。

ツアー中にかかる諸費用は、随時個人で支払います。
ex) 教会等の観光地入場料、温泉入場料、死海入場料、昼食・飲み物代

出発&ネボ山観光

この恰幅の良い、でもちゃんとネクタイを締めている品の良い(?!)オジサンが本日のドライバーで、この自家用車でツアーを回ります。

ゲストは私を含めて3名。車内ゆったり使えて、丁度良い人数。

最初に訪れたのは、ネボ山です。

有名観光地だけあって、観光バスも観光客も沢山います。

あのゲートの所に、チケットブースがあります。

JD2だった記憶があるけど、今調べたらJD3でした。

中に入ると、こんなモニュメントがありました。

続いて、このいかにも意味ありげなモニュメント。

モーゼが約束の地を杖で指示した場所です。

これです。

  • ティベリアス湖
  • ナブルス
  • ジェリコ
  • ラマッラ
  • エルサレム(オリーブ山)
  • クムラン
  • ベツレヘム
  • herodium
  • ヘブロン

この中で、ティベリアス(ガラリア)湖、エルサレム、ベツレヘム、ヘブロンには以前行ったし、ナブルス、ジェリコ、ラマッラ、クムランは調べた事があったので、場所が分かる。

知らないのはherodiumだけで、現在はwest bankに位置するそうです。

三大宗教の原点にゆかりある地に居るというのは、教徒でなくても嬉しいものです。

建物があったので入ってみたら、中には見事なモザイク画が保存状態良く管理されていました。

モザイク画の奥に進むと、空気が一転し、厳かな雰囲気になりました。

こじんまりとしているが、厳かなチャーチです。

建物を出て振り返ると、モーゼの杖が。遠くから見ても素敵です。

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いきなりお土産屋へ

そんな話は全く出ていなかったけど、ネボ山から戻ってくると、少し車を走らせた所にある土産屋に連れて来られました。

入口正面の外壁に、あの「マダバ地図」のレプリカがあります。

この後に行くマダバの教会内に本物がありますが、こちらは全体像把握に便利です。

店内に入ると、いつものパターンです。

別室に連れて行かれ、モザイクアートの見学です。

まぁ、これ全て陶器の破片でデザインしているのだから、凄いですよね。

因みに、この画は何を示しているかご存知ですか?

モザイクアートの多くが木と動物をデザインしたものだったので、不思議に思い聞いてみました。

ムスリム女性

Tree of Lifeよ。

けん

???何それ?!

ムスリム女性

あなた、Tree of Life知らないの?!

けん

えっ?みんな知ってるの?!

Tree of Life=生命の樹 だそうです。

旧約聖書の創世記(2章9節以降)にエデンの園の中央に植えられた木。命の木とも訳される。生命の樹の実を食べると、神に等しき永遠の命を得るとされる。 

帰国後調べてみると、こんな説明がなされていました。

現地では、無知な日本人にも分かる様にデザインを指差しながら頑張って説明してくれるのだけど…。

アラビック訛りの英語と語彙力不足の日本人の間では、複雑な会話は厳しいです。

けん

なるほど!食物連鎖の事ね。それなら知ってるよ。

違うよ~! 思いっきり勘違いしていました。

宗教に疎いもので…。お恥ずかしい…。

モザイクなのに、なかなかリアルに表現されています。

この後、土産物エリアでチャイとお菓子を振舞って貰い、放置されます。

トイレを利用し、暫く土産物を物色していたけど、普段から物欲に乏しい私は何も興味ありません。

他のメンバーも同じ様なので、井戸端会議をしているドライバーの横に座り、私達は出発する準備ができたよ、と伝えると、ドライバーが重い腰を上げてくれました。

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魅力いっぱいのマダバ観光

マダバの新市街とでもいうのでしょうか。

この辺りに車を停められ、ドライバーにSt. George charchを観てくる様に言われました。

ガイドはナシです。

30分もあれば十分と言われたけど、私は別の教会も観に行きたい。

交渉の末40分となったが、そんな時間で回れるワケが無い…。

St. George Church

マダバの観光の拠点 セントジョージ教会は、下車した所から道なりに真直ぐ歩くと見えてきました。

続いて門をくぐります。

モザイクの街らしく、表札もモザイクです。

ギリシャ正教の教会で、超有名なモザイク画(マダバ地図)が保存されている場所です。

中に入る前に、このレプリカで勉強してから中に入る事をお勧めします。

私は先に実物を観て、何か良く分からないまま写真を撮り、外に出てきてからこのレプリカに気付きました。

事前には、エルサレムの位置しか理解していませんでした。

この写真の左側には、ヨルダン川が続いており、川魚が泳いている可愛いモザイクとなっているのです。

その部分が写真に撮れていない!! 残念です。

教会内の床にマダバ地図のモザイクがあります。ロープで進入禁止にしています。

大きいので、全体像を写真に収めるのは難しいです。

この教会には、地下へ続く階段がありました。

地下室の様子。

奥の画は、最後の晩餐でしょうか。銅板になっているみたいです。

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St. John the Baptist Roman Catholic Church ラテン・チャーチ

本来は、セントジョージ教会を見学して車に戻る旅程でしたが、私がどうしても行きたいと言っていたラテン教会を強引に組み入れました。

当初、私一人で行くつもりだったけど、残りの二人が「バラバラになるのは良くない」との事で、一緒に行く事になりました。

さっきからキリスト教教会ばかり見ていて、ヨーロッパの国に居る気分だったけど、モスクがあると、ヨルダンに居る事を思い出させてくれます。

若干迷いつつ、ローカルの人に道を尋ねながらようやく到着です。

入口はこちら。

St. John the Baptist Roman Catholic Church です。

日本人が道を尋ねる時は、ラテン・チャーチと言った方が通じます。

St. JohnとSt.Georgeを、正しく発音するのは結構難しいです。

こちらも、教会の中は厳かです。

私がここに拘った訳は、こちらにあります。

一度外に出て、隣の扉の中を進みます。

どんどん進みましょう。

こんな所を沢山通りながら、先に進みます。

沢山の階段を登った先には、この景色!

教会の展望台です。

マダバの街を一望できます。

King Hussain Mosqueが映えます。

展望台から降りてくる途中。教会の鐘より上に登ってたのです。

こっぴどく叱られて、車内でランチ

マダバ、もっとゆっくりしたかったけど、いい加減ドライバーを待たせすぎでしょう。

3人で車に戻ります。

街の雰囲気には合わないけど、可愛いペイント。

この後、ドライバーと合流。

観光時間40分の所70分かかっていました。30分の遅刻です。

ドライバー激怒です。

ヨルダン人だから時間には寛容だろう、と思っていたけど甘かった。

でも、今冷静に考えると、私達がドライバーを雇ってone day tourを組んでいるのだから、

客の希望に合わせて臨機応変に対応するのが仕事じゃない?

まぁ、心配かけたのは確かだから、ちょっとチップ弾んでおきました。

ランチは近くのファスト・フード店で買い込み、車内で済ませます。

色々メニューがあるのに、3人ともバーガー・セット(ハンバーガー、ポテト、ジュースでJD1)を選んでいて、みんなで笑いました。

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Hamamato Ma’in Hot Springs

いよいよ次は、最大の目的地である【ハママートマイン・ホットスプリングス】です。

ヨルダンにも天然温泉、しかも瀧の温泉で、瀧の裏側には天然サウナもあるという、日本人としては楽しみでしかない場所です。

マダバから南下しながら山を登って行きます。

いつの間にか、景色がこんな事になっていました。

ハママートマイン温泉の入口

温泉入口に到着。

車のままゲートを通る際に、入場料を支払います。

看板には、アラビックと英語で入場料の記載があります。

ヨルダン人、Arab GCC、work permitはJD10

観光客とnon Arab GCCはJD15

Arab GCC (Gulf Cooperation Council) とは、日本語で【湾岸協力理事会】と呼ばれるそうで、1981年にサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、オマーン、カタール、クウェートによって設立されたそうです。

ここでは、ヨルダン人もそこそこの入場料を支払っていますね。

駐車場に車を置いて温泉入口の方へ歩くと、売店がありました。

ここが唯一の売店なので、飲み物等が乏しいい場合は、ここで仕入れておきましょう。

natural hot springsのサインが出ています。

この先には、男女別の更衣室があります。

ロッカーとシャワーがありますが、ロッカーは鍵がかかりません。

私は、服等の着替えだけロッカーに入れて、残りの貴重品等は温泉に持って行きました。

南京錠を持参すると、鍵がかけられます。

いよいよ温泉へgo!

No life guard on duty

Swim at your own lisk

英語での注意書きはたったの2行。

アラビックでは何行にも渡って色々書かれています。

宗教的な注意書きでしょうか。ちょっと気になりました。

見えてきました。温泉の全貌です。

瀧の勢いが強く、マイナスイオンをたっぷり浴びれます。

温泉施設には、屋根付きのテーブル+椅子が用意されていて、いつでも休憩できる様になっています。

持ってきた貴重品等は、3人一緒に瀧から一番近いテーブルに固めて置いておきました。

他の客も同じ様に荷物を置いて温泉を楽しんでいるのと、入場料がそこそこする施設なので、余り品の悪い人は居ないでしょう、という楽観的な観測での行動です。

もちろん、自己責任で行って下さい。

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天然温泉の楽しみ方

再度全貌です。

引きで見ると、ただの岩山からいきなり瀧が出現しているのが良く分かります。

この上流側は【Ma’in Hot Springs Resort & Spa】という5星ホテルがあります。

当然、施設内に天然温泉を有していますが、瀧のダイナミックさは、こちらの方が勝っているそうです。

荷物を置いたら、階段を登ってまずは瀧の真下に行きましょう!

滑り止めのマットが敷かれていて、安全対策も施されています。

① うたせ湯

温泉で滝行!

瀧の真下には、虹がかかっていました。

この男性が脚をかけている岩にうつ伏せで横たわると、背中や腰に心地よい天然のマッサージを受ける事ができます。

瀧の温度も温かく、本当に気持ち良いです。

瀧を真下から見上げると、空と一体化して美しい…。

うたせ湯を存分に楽しんだら、次はこちらを楽しみましょう。

② 滝裏サウナ

瀧の裏側にアクセスできるんです。

しかも、ここは天然のサウナになっているのです。

滝裏サウナの写真を撮っていると、サウナを楽しんでらっしゃった親子が写真をご所望されました。

撮影後、私は不用意にも足元に流れているお湯に手をかざしてみました。

激熱です。(火傷します。)

私が触ろうとしたら、このお父さんが「触ったらダメ!」とジェスチャーで教えてくれました。

滝裏サウナからの景色は、こんなにステキです。

お湯に触れない様気を付けて、この瀧裏サウナを是非お楽しみ下さい。

③ 温泉プール

最後に、オーソドックスな温泉プールをお楽しみ下さい。

決して広いワケではないけど、源泉かけ流しの豊富な湯量の屋外温泉を存分に楽しめます。

因みに、この温泉の湯量と温度ですが、完全天然なので、強めの雨が降ると水は土で濁るし、温度も低くなります。

私が行った時も、2日前に大雨が降り、私の1日前に温泉ツアーを企画していた人達は、この施設が閉まっていて行けなかったと言っていました。

私が行った時は、混んでいなかったし、湯量も豊富で温度も良い感じでした。

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リゾートホテルのプライベートビーチで死海体験

パシャホテルで死海のツアーを組むと、Ramada Resort by Wyndham Dead Seaの日帰りプランを利用する事になる様です。

入場料JD25を支払い、死海のプライベート・ビーチを使用します。

ここで残念なお知らせ。

この時、私の肩には虫刺されから広がった結構大きな傷がありました。

まだ瘡蓋もできず、ぐじゅぐじゅしています。

こんな傷がある状態で、塩分濃度の高い死海に入ると激痛です。

その上、私は既にヨルダン側の死海とイスラエル側の死海を十分に経験していました。

なので、今回は死海に入りませんでした。

ここでは、ツアーバディの2人が死海体験している間、ホテルのロビーで待機です。

写真の様に心地よいソファーにクーラーが効いている所なので、ゆったり休憩しつつ、これまでに撮った写真を見返したりしていました。

とは言え、全く死海の写真が無いのもどうか、と思うので、以前私が滞在したホテルの死海写真を載せます。

イメージとして見て下さい。

クラウンプラザ ヨルダン デッドシーのプライベートビーチです。

ラマダホテルは、死海の北端に位置し、このクラウンプラザは死海の北側であるけど、ラマダホテルより少し南下している所にあります。

少し様子が違うかもしれません。

あくまで、リゾートホテルの死海プライベート・ビーチのイメージとしてご覧下さい。

最初は上手に浮けなかったけど、力を抜くとちゃんと浮きます。

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ツアーの終わり

死海で遊んで満足気な二人と合流し、パシャホテル前まで戻ってきました。

ツアーゲスト3人でドライバーを囲んで。

ツアー代金として、まずドライバーへは、各自JD27を支払います。

私はチップ込で30JD支払いました。

他に、以下の料金を都度支払いしています。

  • 温泉入場料JD15
  • 死海入場料JD25(私は無料)
  • ネボ山入場料、マダバでの教会入場料、食事等でJD10未満

という事で、この内容で約JD75がツアー合計代金となります。

皆さんの参考にして下さい。

けん

ここまでお付き合い頂き、有難うございました!

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