Jordan ヨルダン

イスラエルからヨルダンへ南部の国境を利用し、陸路国境越え。エイラットから出国し、アカバへ入国する方法。

イスラエルとヨルダンの陸路国境越えはキングフセイン橋を利用する方が多く、情報も見つけやすいですね。

でも、ヨルダン南部(紅海、ワディ・ラム砂漠、ペトラ遺跡)観光を目的とするなら、南部で国境越えをすると、国境越え後の移動距離が短く便利で楽です。

この記事では、2018年の旅で Israel出国・Jordan入国を、南部の国境であるYitzhak Rabin / Wadi Arava Borderを利用して行ったので、その時の様子をお伝えします。

キングフセイン橋の国境越えについては、こちらをどうぞ。

アンマンからパレスチナへ陸路国境越え。キングフセイン橋を利用したら、まさかのトラップに巻き込まれた(>_<)アンマンからエルサレムへ抜ける非正規国境であるキングフセイン/アレンビー出入国審査所を利用しました。審査所へのアクセス、ヨルダン出国手続き、緩衝地帯、イスラエル入国手続き、エルサレムへのアクセスを実際の体験を元にご紹介しています。...
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Tel AviveからEilatへ直接go!

イスラエルへは空路でテルアビブへ入国し、そのまま国内線でエイラットへ飛ぶことにしました。

日本出発直前まで、移動方法を飛行機かバスかで悩んでいたのだけど、体力を考えて飛行機にし、チケットを買ったのは、日本出発時に利用した空港ラウンジ内でした。

最後の1席を奇跡的に予約できました。

テルアビブからイスラエルのLCCであるARKIAを利用します。

アルキアのロゴは、カラフルで可愛いです。

テルアビブ-エイラットの飛行時間は約1時間。

エイラットの空港は街中にあるので、着陸直前はこんなに地面が近くに見えます。

エイラット空港は、一応国際空港ではありますが、こじんまりした空港で、出口を出た所にタクシー乗り場があります。

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Eilat空港から国境へのアクセス

大きなスーツケースがあるので、空港からはタクシーを利用してイツハク・ラビン ボーダーへ向かいます。

エイラットのタクシー初乗り運賃はNIS9.8。

キチンとメーターを使って向かってくれます。ここは流石イスラエル!という感じ。

エイラットは紅海の街ですが、北側は砂漠が広がっています。

空港から車を数分走らせるだけでこの景色。

デイツの木が整然と植えられています。

エイラット空港からは、タクシーで10分もかかりません。

料金はNIS28でした。

大きなお札しかなかったけど、小銭までキチンとお釣りを用意してくれました。

因みに、エイラットのcentral bus stationからバスでも向かう事ができますが、下車後15分程歩く必要があります。

影のない炎天下を歩く事となるので、バスを利用する方は、季節・荷物の多さ、そしてご自分の体力と相談する事をお勧めします。

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イスラエルを出国

いよいよ、イスラエルの国境に足を踏み入れます。

入国が予想に反して驚く程簡素だったので、出国は問題無いと思うけど、やはり緊張します。

このゲート 無人でした。ただ通過するだけ。

中に入っても誰も居ません。

とりあえず、建物を目指して先に進みます。

まずは、出国税のお支払です。

流石にここの窓口には人が居ます。ホッとしました。

イツハク・ラビン・ボーダーで国境を超える特典は、混雑していない事。

そして、アレンビー・キングフセイン橋(エルサレム・アンマン)ボーダーを利用する時より出国税が安い事です。

いやいや、安くはないのですが、ここの出国税はNIS105(約3150円)位でした。

というのも、自分のメモにNIS105と書いていたので、それだけ支払ったと思うのだけど、写真をズームすると、窓口に表示されていた料金は、私のメモとは合致しません。

Passenger feeとして

fee:NIS101、comission:NIS5 と記載されています。

支払いは現金とカードどちらでもOKだけど、カードだと手数料が取られるので、現金払いにしました。

comissionとはカード払いの手数料なのか、出国税を支払う手数料なのか分かりません。

NIS106支払ったのかなぁ…。

次は、passport controlに向かいます。

サインがいちいち可愛いです。

さっき出国税を支払った所と、全く同じ造りだったので、デジャブかと思いましたが、ちゃんとpassport controlとサインが出ています。

ここでは、以下のものを提出します。

  • パスポート
  • B2入国カード(青)
  • 出国税のレシート

B2入国カードとは、テルアビブ空港で入国した際に発券されたもので、このカードは出国する際に必ず必要なので、無くさない様にしましょう。

審査を受けてパスポート返却と一緒に、ピンクの出国カードが発券されます。

ここで言う【審査】とは、全く大した内容ではありません。

何を聞かれたか、聞かれなかったのか、雑談程度だったのか、全く記憶に残らない位シンプルなものだったから。

晴れてイスラエルを出国できました!

目指すはJORDAN。

一歩外に出ると、これでもか!!という程の【TO JORDAN】サイン。

このサイン、むっちゃ可愛い。

日差しも強く暑いので、Duty Free Shopへ立ち寄ります。

なんちゃってduty free shop的な品ぞろえだけど、そんな事はどうでも良いのです。

目論見通り、エアコン効いてる~♡

用も無いのに物色するフリをしながら、涼ませて頂きました。

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緩衝地帯を歩きます

次に目指すは、アカバ(ヨルダン)側の国境です。

遥か向こうにゲートらしき建造物が…。

炎天下の中、影が無い道を、1人で大型スーツケース引きながら向かいます。

歩いていると爆音が聞こえたから顔を上げると、離陸した飛行機でした。

写真ではそこそこ遠くに見えるけど、肉眼ではもっと近くに見えていて楽しかった。

この緩衝道路、誰も歩いてはいなかったけど、ヨルダン側から車が一台走ってきました。

それまで道路の中央を闊歩していたのだけど、そもそもここは人が歩く道なのか?

若干疑問に思ったのだけど、道路にこのサインがありました。

4月下旬の日中、暑くてフラフラしながらようやくヨルダン側の国境ゲートに到着!

この緩衝道路を歩いている時間は、10分もかかっていないのだけど、ガタガタの舗装道路を大型スーツケースを引きながら歩くには、結構体力消耗します。

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ヨルダンに入国

wadi arava border (アカバ)に到着しました。

エイラットの国境とは微妙に雰囲気が違うのを感じます。

人が居なくてがら~んとしているのは、同じだけど。

ヨルダン入国には、visaが必要です。

空路入国では、空港で発行できるので問題ありませんが、陸路入国の場合は事前に大使館でvisaの発行を行うか、現地で購入するか、になります。

私は事前に入手していたので、【Arrivals / Passport Stamp】窓口に直接行きます。

ここでも、何日居るのか?何をするのか?を聞かれた位で、シンプルに入国スタンプを押して貰えました。

街に出る方法

晴れてヨルダンに入国できました!

国王の肖像画の裏側に両替所がありました。

立ち寄ってないのでレートは分かりませんが、場所柄あまり良くないでしょう。

タクシーはドル、ユーロが使えるので、ここでわざわざ両替しなくても大丈夫です。

街に着いてから、ATMキャッシングで現金入手しました。

ただ、問題もあります。

ヨルダン側は、イスラエル側と真逆で、サインがとても少ないです。

国境を超える人が居ないので、タクシーも居ません。

もちろん、スタッフも居ません。

暫く途方に暮れていると、たまたま国境に人を乗せてきたタクシーが来て、それに合わせてなのか、どこからかタクシー元締めのオヤジが出てきました。

ホテル名を伝えて料金を訪ねると、JOD11 (約1750円) との事。

思ったより高かったので、交渉するも折れて貰えず。

日本出国からここまで一気に移動したので、疲れきっていました。

このタクシーを逃すといつチャンスが来るか分からなかったので、しぶしぶ言い値で乗ったのだけど、その料金は正規料金であった事を後に知りました。

空港と同じで、タクシーはfixed priceになっています。

請求された金額も、この通りだったのを、帰国後この写真を見て知りました。

タクシー元締めのオジサン、疑ってごめんなさい。

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まとめ

イスラエル エイラットを出国して、ヨルダン アカバへ入国する様子をお伝えしました。

エイラットのゲートをくぐって、アカバ入国後途方に暮れるまで、時間にしてたったの35分。

驚く程のシンプルなやり取りで出入国ができました。

この国境越え お勧めしますが、記事執筆の2023年4月時点で、イスラエル政府系のサイトでは yitzhak rabin border についてのページにアクセスできなくなっていました。

この国境、閉鎖されているのでしょうか…。

ただし、trip advisorのQ&Aには、2023年2月にこの国境を利用した人のコメントが記載されていたので、少なくとも2月までは問題無く国境越えできていた様です。

では、何故今はこの国境のサイトにアクセスできないの?

ラマダンの時期と関係がある?それとも、2023年4月5日のAl Aqsa Mosqueでの衝突(/攻撃)の影響で閉鎖されているのでしょうか?

利用を予定する方は、最新の現地情報を確認の上、計画下さい。

けん

ここまでお付き合い頂き、有難うございました!

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