SAS100万マイル獲得チャレンジ 17 ガルーダ・インドネシア航空 & ケニア航空でジャカルタ-広州-バンコクと1日で3カ国移動

これまでの搭乗歴

東回りでスタートしたSASチャレンジも、いよいよアジア圏突入で、最終スパートモードです。

今回は、1日でインドネシア→中国→タイの3カ国を訪れ、搭乗会社もガルーダ・インドネシア航空とケニア航空の2社を獲得します。

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Citadines Connect Airport Jakartaに宿泊

翌朝の便が8:15発と早いので、空港内のトランジットホテル泊が理想的なのに、何故か空港外のホテルを予約していました。

もちろん空港シャトルバス・サービスがあるのだけど、ここでもホテルへ電話してシャトルを呼び、到着を待つ必要があります。

これが何気に手間で、タイムロスにもなり、じわじわストレスとなってきます。

空港近くのホテルあるあるだけど、地図上では歩いてでも行けそうな位の距離なのに、実際は慢性的な渋滞と一方通行などで、そこそこ時間がかかります。

今回のホテル写真が全く残っていないので、どんな部屋だったか全く思い出せません。

ということは、とびっきり良くもなく、とんでもなく悪くもなく、普通の滞在だったのでしょう。

朝2:40 起床

4:00のシャトルバスに乗り、15分で空港到着。

乗っていた全員ターミナル3で下車。

スカルノ・ハッタ国際空港

早朝のガルーダ・チェックインカウンターは激混み

ガルーダインドネシアとケニア航空のonline check in 状況

ガルーダでonline check in できなかったのは、おそらく行き先が中国だったからだと思う。

中国入国はビザ関連がややこしいので、空港でチェックが必要なのでしょう。

ラッキーな事に、2024年11月30日からトランジットビザも廃止され、30日以内の旅行であればビザ不要となりました。

ただ、それをジャカルタの空港職員が把握しているか、そこが懸念されますが…。

一方、システム上online check in はムリでしょう、と諦めていたケニア航空は、予想に反してチェックインできました。

この状況なので、ガルーダのカウンターで紙チケットの発券が必要になります。

ここはジャカルタ、ガルーダの本拠地なので早めに空港へ行ってもチェックイン・カウンターは稼働しているだろう、と踏んで早めの到着です。

しかし早朝4時台なのに、ガルーダのチェックイン・カウンターはかなり並んでいました。

早く出国してラウンジで朝ごはん食べたいのになぁ…などと思いながら順番を待っていると、いきなり自分の順でビジネスカウンターから呼ばれ、イケてる担当者が手際よく一瞬でチケット発券。

行き先中国だし片道チケットなので、色々確認事項が多いし、ビザの情報もupdateされていなければ、最悪発券を断られるかも、なんて覚悟していたけど、有難い対応。一瞬でご機嫌になりました。

もちろん、EBB番号の紐付け確認も完璧!

自動化ゲート利用で、出国審査は一瞬で終了。

Saphire Plaza Premium Lounge

プライオリティ・パスで利用できるラウンジです。待ち時間無しで入れました。

ビュッフェ内容は、朝食メニューとしたらOKです。

フルーツ、サラダ、タンパク質(卵・豆・ソーセージ)、お粥、パンもあります。

おかゆとサラダ、フルーツ、ドリンクは炭酸水。

食べ始めたら、オーダーしていたオムレツができました。

ゆったり食事を済ませ、食後のコーヒーを楽しみながら、bording timeを待ちます。

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Garuda Indonesia ジャカルタ-広州便

広州はGuanzhouと表記されています。

下手に漢字読みで覚えている地名なので、英語表記だと全く分からない。

搭乗機です。雨のスカルノハッタ国際空港。

機内の写真は、これしか残っておらず。

茶色とビビッドな水色のコントラストは素敵だけど、機材の古さを感じます。

指定した45Dは座席が壊れていた。

確か、リクライニングが最後まで戻らなかったんじゃなかったかな?

8:03には全員着席したらしいので、座席変更の案内を受けた。

元座席の1つ前の席。

元座席は4席塞がっていたけど、変更後の席は隣が空いていたので良き。

8:15 door close
8:20 taxing
離陸の大渋滞中
take off 8:42

5時間30分のフライトです。

ランチになるのかな?朝食っぽくはないね。

以前からの懸念事項、航空性中耳炎だけど、痛みが続いています。

ガルーダのCAさん達にも痛みの緩和方法を聞いてみました。(薬は積んでない、との事)

  1. ナッツを食べて顎の骨を動かす
  2. 熱いお茶を飲む
  3. キャンディーを要求 ← 自分
  4. 紙コップ+お湯に浸したペーパー(写真参照)

相談したCAさんの中の一人が、ちょっと待ってて、と言ってギャレーでこれを作り、「効果あるか分からないけど、試してみて。」と渡してくれました。

紙コップにペーパーを敷き、熱湯を浸したものなのだけど、それを耳に当てるそうです。

なるほど!熱で耳道の中を温めて空気を膨張させるという事ね。

気圧変化で痛みが生じ、それに伴う炎症が持続しているので、地上より低気圧の上空なので、熱で耳道の空気圧を少し上げると効果あるかも…

しかし、残念ながら痛みの緩和にはつながりませんでした。

ただ、暖かくて心地よく、とてもリラックスできました。

こういう起点の利くCAさんって、素敵です。ホント、有り難かったです。

14:31 landing
14:39 gate arrive
14:44 door open

この旅には関係ないけど、スターアライアンス塗装のタイ航空の機材。

シンプルでタイ航空のイメージ無いけど、新鮮です。

初の中国本土上陸 広州白雲国際空港

とても静かで清潔、それが不気味なT2出発ロビー

次のフライト、ケニア航空のチケットは既にonline check in ができています。

空港スタッフも、入国ではなくトランジットエリアへ行く様に促します。

しかし中央席しか選択できなかったので、通路側に変更したいのと、EBB番号の確認も行いたいので、チェックイン・カウンターへ立ち寄るために入国することにしました。

約7時間のトランジット、入国に手こずっても時間はたっぷりあります。

なのに、予想に反して入国手続きは一瞬で終了。

ひとまず出発ロビーを目指します。

空港はさほど大きくないけど、新しいのかとても綺麗で清潔、自然光が差し込み明るくキレイ。

外に出てみると、12月だけど穏やかに暖かい。

しかし空というか空気はやや霞んでいて、光化学スモッグかもしれない、と思い速攻建物の中へ避難。

建物内へ戻るには、セキュリティ・チェックが必要です。

出入り口には3-4人のグループになった警官が、15人程の客が集まると薬物検査に用いる紙テープみたいなので一人ずつ鞄や服を拭っていき、それをを測定器にかけて、陰性なら全員リリースっていうながれ。

その様子を監視する警官も居ます。そして、空港内を歩いて警備?監視する警官も居ます。

あぁ〜これが中国か、と思い少し緊張したけど、さほど気にしていませんでした。

出発ロビーには多くの人が居ます。ほとんの人がキチンとした身なりです。

初の中国本土の空港。当然中国人だらけと思っています。

中国人でも空港を利用する人たちは清潔な身なりなんだ、なんて思って見ていました。昭和の空港って感じ。

みんな行儀良く(姿勢正しく)ベンチに座って待っています。

ピンっと空気が張り詰めた様な、でも顔は穏やかで余裕のある雰囲気。

会話をしている人達も、隣にようやく聞こえる様な小声です。

大きな声で喋っている人は皆無、それどころか、空港内で飲食(水さえも)している人も居ません。

警官の多さと、この中国人らしからぬ行儀良い集団、これってお互いを監視し合っているから?

いやいや、私も監視されている?

お昼を超えてお腹が空いてきたので、手持ちのプロテイン・バーやナッツを食べたいのだけど…。

「この空港、建物内での飲食は禁止されてる?食べたら拘束される?!」なんて不安がよぎりました。

近くに居た人に聞いてみました。

「ここって飲食禁止なの?誰も水さえ飲んでいないけど…」

「私は分からない。」余計な事は言わず、端的な回答。

仕方ないから、出入り口のセキュリティ・チェックを監視している警官にも聞いてみました。

すると、只今絶賛監視中だったみたいで、「wait!」と手で遮られました。

暫くして再度尋ねると、「飲食禁止ではない」との事。

でも、ペットボトルの水さえ飲んでいる人がいないところで、ムシャムシャ一人で食べるのも気が引けるので、人が居ないところを探しに行きました。

そして、見つけました!ここだけは別世界。

そう、私が搭乗を予定しているケニア航空 KQ887便(21:40発)のチェックインカウンター前の一角。

空港の一番端のカウンターでした。

ここだけは、アフリカ系の人8割、アジア人2割で、みんな好き勝手に飲食しています。

食べ物の匂いがするし、床を見ると、食べ物がボロボロ落ちています。

褒められた環境ではないけど、ちょっと安心しました。

私もこの集団に混じってプロティン・バーをかじり、水を飲んで過ごしました。

やる事が無いけど、あまりウロウロしていると警官に怪しまれて面倒な事になっても困るので、この一角でじっと時が経つのを待っていました。

18:10ようやくチェックイン業務が開始され、チケットを発券してもらったのだけど、このカウンターでも中央席2席しか空いていない、と言われた。

まじかぁ… 人生初の中央席。2時間55分のフライトなのに、キツイなぁ。

ホントに通路側空いてない?まだ諦められず、モヤモヤした気分で出国します。

別の方のブログで事前に知っていましたが、ケニア航空は乗客全員に有無を言わさずKステッカーを服の目立つ所に貼らせます。

なんかツアー客みたい。

ちなみに、この白のジャケットというかジャンパー、クローゼットの定位置に長年吊っていたのを出発前に見つけました。

選択してもダメージなかったので今回の旅に持参したものです。

軽い・嵩張らない・暖かいの3拍子揃った優れもので、重宝したのだけど、これ、なんと30年程前のテニスウェアなんです。

昔のものは生地も縫製もキチンとしていますね。

ラウンジでシャワー&食事

出国は至ってスムース。

ラウンジでシャワーを浴びて食事にありつきます。

中国らしく、ヌードルバーがあります。

トマトと卵の米麺が美味しくて感動。

フルーツはバナナのみ。

bording time 20分前にラウンジを出てゲートモニターを見ると、BKK行きgate closedになっていてパニリかけていたけど、別便だった、という軽いアクシデントを経験しつつ、ゲートへ向かいます。

搭乗ゲートで通路側席get!

どうしても中央席が受け入れられません。

なんとか変更できないか、最後のあがきでゲートスタッフに聞いてみました。

「座席を通路側に変更したいのだけど、できる?」

「通路側の座席は、最後部しか空いてないわ。」

「えっ?空いてるの!そこにして!!」

「一番後ろよ、本当にいいの?」

何を躊躇しているのか理解できません。通路側の席が空いているなら、最後部であろうとどこでもokです。

座席変更後のチケットを発行してくれるのかと思いきや、ボールペンで手書き修正。

こんなのを渡された。

「これで大丈夫なの?私35Fに座って問題無いのね。」念押しの確認は怠りません。

余りに驚いたので、チケットを写真に撮っていました。

搭乗が開始されました。

列が長い!これ、搭乗グループなんてあってない様なもの。

通路側席を手に入れているので、もう心は余裕です。

ゲートで驚いた事がもうひとつ。

ゲートでチケットを渡すと、返されたのがこちらでした。

普通、半券を会社側が取り込み、大きな方を返して貰うのに、この会社は逆でした。

なんか、独特の文化です。

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Kenya Airwaysの以遠権でBKKへ

自分の人生で北アフリカより南に行く予定は無いので、ケニア航空に自分が乗るなんて想像もしていませんでした。

このシップ名は、The Zambezi River。

アフリカ南部を流れる大河で、アンゴラに源を発し、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビアの国境を流れ、モザンビークを通り、インド洋に注ぐ全長約2,700km、アフリカ大陸で4番目に長い川だそうです。

Jeddahに続きご縁が

席に向かうと、最後列と聞いていたけど、後ろから二番目でした。

しかも、隣は空席。そして右隣はトイレではなく、CAさんのロッカー。とても快適です。

前列から日本語が聞こえてきました。日本人男女が前後で着席していました。

さすが、アジアに来ると日本人が普通に居るんだ…と思っていました。

すると、女性の方が振り返って話し掛けてきました。

「100万マイルやっていますか?」

いきなりだったので驚きましたが、その方曰く、「中国広州からバンコクへ行くのに、ケニア航空利用している日本人なんて、SASチャレンジしか考えられないじゃない!」との事。

なるほどね。納得。

さっき話していた男性と一緒に旅をしているのか、と思ったけど全くの他人だったそう。

確かその男性はチャレンジャーでは無かった気がします。記憶があやふやですが…。

私と同年代っぽいこの女性とは、この後何度かラウンジでお会いする機会がありました。

隣の人がカバン置いて戻ってこない?!

中央3席の右側が私、反対の左側は黒人男性でした。

ジャケットを着て身なりはちゃんとしています。そして男性用のセカンドポーチを持っていました。

着席してすぐに立ち上がり、前方へ消えていきました。セカンドポーチは中央席(私の隣)に置いたまま。

トイレと思っていたけど、15分以上戻ってきません。

この荷物、大丈夫よね… 若干心配になりつつも、辛抱強く男性が戻ってくるのを待っていました。

21:35 door closedのアナウンス。

まだ戻ってきません。もう不安は確信に変わりつつあります。

余りに怖すぎて、シートベルトを外してCAさんに声をかけます。

「さっきここに座っていた男性、随分前にどこかへ行ってdoor closeしたのにまだ戻って来ない。しかも、カバンをここに置いたまま。怖くて仕方ないんだけど!!」

「そのカバンはあなたのじゃないのね。」

「違う!怖いんだけど…」

CAさんの顔つきもキリっと変わり、ギャレーに戻って行きました。

すると、その男性が前方から歩いて戻ってきました。

CAさんと私、同時にその男性を見つけ、「あぁ〜戻ってきたね」と安堵。

その男性が平気な顔で着席するものだから、思わず言いました。

「あのね、私とんでもなく怖かったんだから!! あなたは随分前に姿を消してdoor closedがアナウンスされても戻って来ない。しかも、このカバンをここ(私の隣)に置いたままで。分かるででしょ。(爆弾テロ犯かと思ったわ)」

すると、状況を理解した様で「あぁ…そうだねゴメン!」と。

一緒に搭乗予定の妹さんが乗り遅れたらしく、連絡を取る方法を模索していたらしい。

彼女は携帯電話を持っていないのに、どうしたら良いのか…

う〜ん、連絡つかない妹さんが居るのに、何故にあなたは乗り込んだの?と心の中で思ったが

「それは心配ね」とだけ伝えた。

スプレー噴霧

離陸前にCAさんがスプレー缶で噴霧しています。

殺虫剤でしょうか…

この時は、アフリカから来たこの機内にアフリカの蚊等が居るから殺虫剤を巻いていると思っていたのだけど、違うのでは?

2025年8月現在、広州を有する広東省で蚊が媒介する「チクングニア熱」の急激な感染拡大が起きており、WHOが警告を出し、CDCも調査を行っているらしい。

チクングニア熱は、チクングニアウイルスに感染したヒトスジシマカやネッタイシマカに刺されることで感染する3類感染症。

通常1~12日の潜伏期間を経て、高熱、発疹、関節痛、筋肉痛などが現れらしい。

因みに、ANA特典航空券で行く世界一周旅行のヨーロッパ版で、2ヶ月半後の10月末に広州でトランジットの為1泊する必要があるのです。

大丈夫かなぁ…。

という事で、このフライト時は12月だったけど、広州は常時害虫による感染症があるので、殺虫剤を噴霧していたのでは?

21:35 door close
21:43 push back
21:53 taxing
22:14 take off

機材・サービスは良かった

テロ犯疑惑など、離陸前に心をすり減らしたけど、ケニア航空のフライト、予想よりは快適でした。

日本語表示はありませんが、長距離便(バンコクからナイロビへ飛ぶはず)なので、個人モニターがあります。

正直、モニターあるとは思っていなかったので、ちょっと驚きました。

3時間に満たないフライトだけど、軽食の提供がありました。

21:40発、がっつりディナーの時間帯ですが、以遠権フライト、この後バンコクから長距離飛行に入るので、この扱いは仕方ないか。

まぁ、食事が出るだけ御の字です。

ヴァージン・アトランティックとはまた違う赤だけど、これもvividでカワイイ。

23:50 landing
23:59 gate arrive
24:09 door open

約30分の遅延で到着。もしかしたら、男性の妹さんをギリギリまで待っていたのかもしれません。

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