エイラットからエルサレムに移動してきました。
シャバットの夜、静かで穏やかなエルサレムを歩いてやってきたのがバジェットトラベラーに人気のアブラハム・ホステル。
このホステルには3泊します。
アブラハム・ホステル
エルサレムCBSからの位置関係はこちらです。
jaffa St.のトラムDavidka駅から道1本入った所にあります。
トラム駅のすぐ近くなので、エルサレムの何処へ行くのにも便利です。
ホステルが入っているビルの外観です。
入口はスロープを登った先にあります。
ビルの表側にはバスの停留所、裏側にはトラムの停留所があり、便利です。
このホステルは、エルサレム近郊のツアーを斡旋していて、ロビーはそのツアーの受付・待合としても利用されます。
部屋は6bed female domeで、専用シャワー・トイレが部屋にありました。
鉄パイプの二段ベッドです。
荷物収納用の専用棚もありますが、鍵は自分で南京錠を用意する必要があったと思います。
シャワーを浴びる前、給湯器のタイマーをセットする必要があります。
約20分で1回分のお湯ができるらしい。
私が滞在している間は、シャワーの時間が重なる事がなかったけど、自分がシャワーを浴びようとタイマーをセットしたけど、知らない間に別の人が浴びていた、なんて事は起こらないのかな?
朝食は、こちらもビュッフェです。
チョイスは少ないけど、サラダが食べれるのは有難い。
シリアル&ミルク
コーヒーメーカーはあったので、カプチーノも飲めます。
このホステルでは、6名部屋に4人で利用し、同室者も常識的で良い人ばかりだったので、心地良い滞在でした。
ナショナルホテル エルサレム
チェックイン時から問題勃発
こちらも3泊利用しましたが、こんなにトラブルが多いホテルは初めてです。
チェックイン時に宛がわれた部屋が1Fだったのです。
できるだけ高層階をリクエストしていたのに、1Fの部屋なんて受け入れらず、フロントで粘っていたら、最初満室と言い張っていたにもかかわらず、2Fの部屋を用意されました。
1Fを拒否し続けていた理由は、治安面です。
その意味では2Fを用意され、安堵していたのだけど…。
その部屋が最低の部屋でトラブルだらけだったのです。
- テレビのリモコンが反応しない
- テレビが映らない
- クローゼットの棚が崩れて超ヘビーな金庫が滑り落ちてきた
- 金庫が通電しておらず、機能しない
特に③では、すっごく重たい金庫が足に当たって大怪我する所でした。
怒り心頭でフロントに電話し、すぐメンテナンスを寄こせ!とリクエスト。
しかし、予想はしていたけど、なかなか対応されず。
直接フロントにも出向きました。
その結果
①はリモコンの電池交換
②はチャンネル未設定状態だったので設定を依頼
③棚は体裁を整える程度の修理完了
④は専用工具が必要なので修理不能。金庫は使用不可。
荷ほどきも終わり、私も修理だけを待ってられないので、②の作業中だけど観光に出る事にしました。
初っ端から無駄な1.5時間過ごす羽目になりました。
しかも、最大のトラブルはこの後起こるのですが、それはまた後ほど。
朝食ビュッフェは期待通り、でもスタッフは…
私がこのホテルを予約した理由は、二つ。
- 東エルサレム地区で旧市街に近い(徒歩圏)
- 朝食内容がよさそう
期待通り、ビュッフェの内容は悪くありませんでした。
朝食会場はホテル最上階のレストランです。
室内とバルコニーどちらでも好きな所を選べます。
大好物のファラフェルも、ザタールもありました。
シェフのオムレツもリクエストできます。
ハム、チーズ、サラダ、フムス等のコールドミール類は充実しています。
このオレンジジュースは、確か100%オレンジジュースだったと記憶しています。
コーヒーはオーダーして持って来てもらいます。
朝食内容は期待通りだったのだけど、スタッフの中にとても気分を害する対応をする人が数人いました。
入口に立ってゲストを迎えるたシェフの帽子をかぶった年配男性と目が遭ったので「good morning!」と笑顔で声をかけたら、眼を反らせて無視されました。
1日目は「ん?おかしいな」と思いながらもスルーしました。
2日目にも居たので同じくこちらから挨拶すると、また無視。
わざとだ、と分かったので私もわざわざその人の前に仁王立ちになって真直ぐ目を見て「good morning!」と言うと、小さな声でボソッと返してきました。
コーヒーはオーダー制なので、スタッフが来ないといつまでも飲めません。
だけど呼んでも無視、手を上げても無視、仕方ないので一番上司っぽい人の所に出向いて「コーヒー飲みたいのに誰もオーダー取りに来ないの、あなた作って」と言うと、「席で待ってて、持って行くから」と言われた。
なかなかテーブルにオーダー取りに来ないくせに、私が席を立って別の料理を取に行くと、残っている料理を全部下げられる、という事を何度も繰り返されたりしました。
文句を言おうとするも、私が席に着くとウェイターたちは背中を向けて私と目を合わさない様にします。
まだ食べている途中であるし、何度も繰り返しているので分かっているのに、こんな食べ物を無駄にするなんて、ホント非常識です。
ただ、そんなスタッフの中でも一人だけ恐らく一番下っ端の人っぽかったけど、その人は普通にサービスしてくれました。
アラブ諸国では、日本人?女性?アジア人?に対してかなり嫌悪感を持っている人が一定数居ている様です。
これは、年配男性と子供に多い印象です。
歴史的に何かあったのか勉強不足の私には分かりませんが、色んな国で年配男性には無視や言動での嫌がらせ、小さい子供からは投石を受ける事が何度かありました。
イスラエル・パレスチナでは、その頻度が高かった印象です。
最大のトラブルとは…
この記事を書きながら、当時の事を思い出し、かなりイライラしてきたのだけど、
最大のトラブルは、夜に起こります。
1日目の晩は気にならず、朝起きた時、ちょっと蚊に刺されたかな、位に思っていました。
でも、日中過ごしていると段々虫刺されの場所が痒くなり、目立ってきました。
「どこでこんなに刺されたのだろう…」自分では不思議に思っていました。
2日目の夜中、顔・首・身体至る所が余りに痒過ぎて2時頃に目が覚めました。
鏡で見たら虫刺されだらけ。
流石におかしい、布団に虫が居るとようやく理解しました。
証拠の写真を何枚か撮ってからフロントへ行き、「布団に虫が居てる。こんなに刺された。」と顔や首を見せると、すぐに部屋を変えてくれました。
夜中の2:30 部屋の移動です。
新しい部屋です。3Fだったかな。
さっきの部屋には無かったポットや水が用意されています。
バスタブもあります。明らかにランク上の部屋です。
なんと、小さいながらもバルコニーまでありました。
変更された部屋には虫(恐らくダニ)なんておらず、快適に過ごせたけど、体中痒いし、見た目虫刺されだらけで、酷い目に遭いました。
帰国後、皮膚科で内服薬と塗り薬を処方され、治るのに数週間かかりました。
こうなって、最初のチェックイン時の対応を思い出すと、私に用意された2Fの部屋は、元々ダニが居て使えない部屋という事が分かっていたのに使わせたと思います。
使えない、使ってはいけない部屋だから、修理が必要でもそのまま放置していたのだと思います。
トラブルが多すぎたもん。
実際、他に空きが無いのに私が1Fの部屋を断り続けたから起こった事だと思いますが、この対応は酷いと思います。
「本当に今日は満室で、1Fの部屋じゃなければ、ダニが居る2Fの部屋しか用意できない。」
正直に伝えてくれたら1Fの部屋で承服したのに…。
ただ、このホテルのスタッフ、全員が酷い人ではありません。
フロントの女性スタッフや、夜中にフロントに居た若い男性スタッフ、たった一人だけど他のスタッフに反して私にキチンとサービスしてくれた若いウエイター等、対応に問題の無い人も居るので、全面的に否定はしたくないけど、友人には勧められないし、自分も二度と泊まりたいとは思えないホテルとなりました。