アンマンのパシャ ホテルに3泊4日滞在しました。
と言っても、到着は21時過ぎていて、出発は早朝5:30。
なので、アンマンで過ごせるのは実質丸2日間という旅程でした。
1日目は混載ツアーを予定していたけど、勝手にキャンセルされました。
2日目に無事催行できたので、結果all rightです。
そこで、1日目をどう過ごすか考え、結果宿が催行するfree walking tourに参加する事にしました。
このツアーは11時開始で約2時間のツアーです。
このツアーの前後、空いている時間を利用して、アンマンを代表するとても美しい二つのモスク Abu Darwish Mosque と King Abdullah Mosqueを訪れたので、ご紹介します。
モノトーンが素敵なAbu Darwish Mosque
アクセス
ホテルからタクシーで10分未満。徒歩では約30分と出ます。
ただ、行きはずっと登り道だから、車で行く事にします。
ホテルのスタッフにメモ用紙を渡し、モスク名をアラビックで書いて貰います。
タクシーに乗る際は、これとても大事です。
ドライバーは、モスクの英語名を知らないと思っていた方が良いです。
昼間のアブ・ダルウィッシュ・モスク
モノトーンのブロックでデザインされた、とても美しいモスクです。
青空に映えます。
ただ、ブロックを積み重ねただけではないんです。
ズームにして詳しく見て行きましょう。
幾何学的な柄でも直線だけでなく曲線の美しさも兼ね備えています。
引きで撮りたかったので、少し離れた広場に来てみました。
中に入りたいけど、門が閉まっています。
正面には何かの施設の様な建物があり、休憩時間なのか、外に出てきた人が居たので、観光客でも中に入れるのか聞いてみました。
すると、「12時に来なさい。入れるから。」と教えてくれました。
ん~12時はムリなんだよね。11時からフリーツアーに参加するから。
仕方ないから、宿に戻る事にしました。
時間に余裕があったので、帰りは徒歩で。
下り坂なので良かったけど、道は曲がりくねっていて、google mapも余り役立たず、カンで歩いていると、いつの間にか着いた感じでした。
夕方に再チャレンジ!も撃沈…
諦めきれず、夕方にも来てみました。
夕方には、ミナレットにイスラムカラーのグリーンライトが点灯していました。
扉、開いています!! 中に入って良いのかしら…
手足が隠れる服を着て、スカーフで髪の毛を覆い、恐る恐る中へ踏み込みます。
すると、子供二人が来て写真を撮ってよ、とポーズを取ります。
この子達に聞くと、中に入って問題ないとの事だったので、ここで写真を撮ってあげていました。
すると、大人の男性が近寄ってきて、「君は中に入れないよ」と言われました。
子供達の言葉を信じて入ったのだけど、確かにアザーンが聞こえて来ていて若干不安ではありました。
男性がモスク関係者に電話で問い合わせしてくれて、教えてくれました。
「今日はもう入れない。明日12時に来なさい。入れるから。」
あ~また昼の12時だ。明日は早朝から国境越えバスに乗るから、もう来れないんのよね。
「お祈りの時間だから入れないの?お祈りが終わるまで待つから、入れて貰えない?」
諦め悪く食い下がるも、ダメなものはダメでした。
3000人が一度に礼拝できるKing Abdullah Mosque
アクセス
free walking tour終了後、少し部屋で休憩してブルードームが美しいヨルダン最大級のキング・アブドゥッラー・モスクに行く事にしました。
スタッフにモスク名をアラビックで書いて貰おうとお願いすると、嬉しいお知らせ。
「もう少し待ったら、オーナーが車で乗せてってくれるよ」
オーナーの帰り道が同じ方向らしいです。
ラッキー!喜んで待ってますよ。
自家用車で、ホテルからJabal Al Husseinまで約8分程乗せて貰いました。
二股の道でいきなり降ろされてびっくりしたけど、ここからは一通なので遠回りしたくなかった様です。
徒歩10分程で、モスクの入口に到着しました。
ヨルダン最大級のモスクの向かいには、キリスト教教会がありました。
モスク入口は土産物店を経由
土産物屋前を通り過ぎようとすると、このサインに気付きました。
VISITORS ENTRANCE TO THE MOSQUE
あら、この店を通ってモスクに入るという事ね。
中では、観光客用のアパヤを貸してくれます。
ちなみに、土産物屋を通らなくても、モスクの扉が開いていれば入れるみたいです。
でも、チケットを購入する際にアパヤを着る為に一度は土産物屋に案内されると思います。
キング・アブドゥッラー・モスクの外観
大きすぎて、敷地内に入ってしまうと全貌を収めるのは厳しいですが、ここが正面です。
パノラマで収めてみました。
敷地内から、お向かいの教会が見えますね。
どのモスクも、ドームは美しいですね。
この様に、観光客は手足を服で覆っていても、貸出のアパヤを着る必要があります。
モスクの中に入ってみましょう
モスクの扉は、大きくて幾何学模様が施されていて重厚です。
扉が開いていたので、中に入ってみました。
中は絨毯が敷き詰められて、3000人が一度にお祈りできる、というだけあって広いです。
ドームの天井はゴールドでデザインされています。
また、無数にはめ込まれたステンドグラスが素敵です。
教本も理路整然と置かれています。
アザーンが流れ、信者が集まってきたので出ようかと思ったのだけど、前の女性は脚立を持ち込んでカメラを回しています。
えっ?いいのそれ?!
確かに、誰からも出て行く様には言われていません。
私はできるだけお祈りしている人達から離れた後ろに正座して、様子を見せて頂きました。
ステンドグラスから漏れる光が美しいですね。
モスク以外の所にも立ち寄ってみましょう
お向かいの教会 Coptic Orthodox Patriarchateの全貌が良く見えます。
帰りに寄ってみるつもりが、すっかり忘れていました。
ゆっくりし過ぎたからか、扉の鍵が閉まっていました。
さっき見た時は開いていたのに、残念です。
モスクの地下に当たる部分、矢印のガラス扉が開いていたので、入ってみました。
中は、ムスリムにとって重要なモスクの博物館となっていました。
中に入ったら、まずこの模型が展示されていました。
ここ、King Abdullar Mosqueの模型です。
沢山のモスクの模型や写真が展示されていて、歴史を紹介していたのですが、私はこの模型を観てとても感動しました。
Dome of the Rock エルサレムにある岩のドームです。
このモスクは、ムスリム以外入る事ができないので、中を観たいがために、現地では扉から望遠を最大限効かせて写真を撮っていました。
もちろん、そんな事をしても中の様子は分からず、無駄な抵抗でした。
それが、模型とは言え中の様子を知る事ができて、思わぬ収穫でした。
まとめ
アンマンに滞在中、訪れるべき二つのモスクを紹介しました。
タクシー(セルビス)で行けば簡単だし、ダウンタウンに居れば徒歩でも頑張れなくはありません。
期待以上の体験ができたりもするので、是非時間を作って訪れてみて下さい。
ここまでお付き合い頂き、有難うございました!