コロナで断念!個人手配の旅。損失を極力抑え、次へつなげるキャンセル方法。

2019年秋、貯めているマイルの一部で翌年1月末日に有効期限が来てしまう分がある事に気付きました。
マイブームの中東や北アフリカへのチケットへ交換する程には貯まっておらず、有効期限を迎える分に少しプラスすると、アジア辺りなら行ける程度のマイル数になります。
2020年2月天皇誕生日の振替休日を利用し、21日(金)、25日(火)、26日(水)の3日休みを取り、6連休を確保できました。
ANAの特典航空券を検索すると、タイ・バンコクまでの国際線とバンコク-クラビ間の国内線をタイ航空通しチケットで交換できる事が判明。
張り切ってクラビ旅を計画開始しました。
しかし2020年2月初旬、コロナ感染拡大状況を鑑み、この旅行を断念しました。
この記事では、クラビ旅の手配と、その旅を断念(キャンセル)した際に行った、極力損失を抑える処理についてお伝えします。
なぜ、クラビを選んだのか?

今回の旅は、「ここに行きたい!」ではなく、有効期限を迎えるマイルを無駄にしない為の旅でした。
ネットサーフィンをしながら行先をクラビに決めたのだけど、理由は次の通りです。
- タイ航空 A380機の2階窓側の席を体験する
- クラビの評判高いレストランに行く
- リゾートステイなので、それに叶った部屋で過ごす
- ボートをチャーターして離島でシュノーケル三昧
- 温泉にも行ける
- 温泉近くに宿泊先を確保
エアバスA380の魅力は?

当時、各航空会社の長距離便で、A380の導入が進んでいました。
この機体は、2階建ての大型最新機で、航空会社によって2Fを全てファーストとビジネスにしたり、2Fの一部をエコノミーに振り分けたり色々です。
私が好んでよく利用していたカタール航空やエミレーツ航空でも競う様にしてA380を導入しており、その恩恵に与っていたのだけど、これらの航空会社はビジネス以上でないと2F席を利用できません。
しかしタイ航空は2F席の後方をエコノミーに振り分けていたので、早い者勝ちだけど、事前予約で2F席を確保できます。
なぜ2F席に拘るか、というと、
- 単に飛行機内の階段を登るという経験が無かったので登ってみたい
- 2F席には、エコノミーにも拘わらず窓側席には荷物を入れるスペースが座席と窓の間に確保されている(広いスペースが確保されている)
- 2F席は席数が少ないので、1F席より静かで圧迫感が無い(だろうとの予想)
普段、1-2時間程度の短距離便は窓側、それ以上の中長距離便は通路側の席を確保するのだけど、今回だけは窓側に拘りました。
願わくば、隣に誰も来ない事を祈りながら、シートマップを見ながら席の確保を行います。
5か月も前に予約を入れているので、人気のA380機2F席とは言え、席は選び放題だと思っていたのだけど、窓側で隣が空いている席は、そんなにありませんでした。
若干の焦りはあったけど、無事国際線のA380、バンコク-クラビの国内線共に窓側を確保できました。
もう、この予約便に乗る事を考えるだけでワクワクです!
クラビの評判高いレストランって?

ネットサーフィンしていると、クラビには屋台も出ていて口コミ評価もかなり高かったのです。
屋台も行くつもりにはしていたけど、それにも増して滞在中絶対に訪れたいレストランが1件ありました。
クラビ・アオナンビーチにあるJungle Kitchenです。
口コミを読むと、とても美味しタイ料理でシーフードもお手頃価格、一人旅でも優しい価格となっているそうです。
当日予約はまず無理で、事前に予約しなきゃ入れない程の人気店です。
時間を無駄にしたくなかったので、予約した宿泊先のオーナーに連絡して、事前に予約を入れて貰うつもりでいました。
リゾートステイに見合う宿泊先とは?

クラビはタイの田舎とは言え、リゾート地なので立地条件の良いホテルは普通にリゾート価格です。
そこで、今回はAirbnbを初めて利用し、コンドミニアムの1室を予約する事にしました。
Studio17 at the Lai Thai Luxury Condominiums です。
アオナンビーチの国道(バス道)沿いにある、ビーチ・スーパーマーケット・レストラン どこへも徒歩圏の便利な立地にあるコンドの一つです。
朝一にビーチへ出掛けてボートの手配をするにしても、便利な立地です。
もちろん、キッチン・エアコン・シャワー付きの部屋で、広さも十分あり、写真で見る限り周囲の同等金額で泊まれるホテルよりは、遥かにキレイでスタイリッシュでした。
ここなら、アジア特有の湿気も気にせず、リゾートステイを満喫できる余裕があると思いました。
それに私が予約した部屋のオーナー、ロバートさん(オーストラリア人だったと思う)に相談すると、一人利用だからと、宿泊費を少しだけ安くしてくれました。
Airbnbは、他のホテル予約サイトとは違い、事前にオーナーと蜜に連絡を取り、お互いの素性を明かし、借りる側も貸す側も納得の上、契約が結ばれる仕組みになっていました。
クラビ アオナンビーチでの遊び方

アオナンビーチという名の通り、ここも砂浜のビーチです。
しかし、写真で見る限り水はどんより土色で観光客用の大きなボートや、ロングテールボートがあちこちに停泊しており、このビーチはシュノーケルには適していないと思われます。
そこで、ロングテールボートで約10分程の所にある、シュノーケルするも良し、レンタル・カヌーで遊ぶも良しというライレイ・ビーチ(タイ国政府観光庁サイト amaging THAILAND)へ行って遊ぶ事にしました。
でも、私の一番の目的は、アイランド・ホッピング・ツアーに参加し、干潮時にタップ島とチキン島間にできる砂浜タレー・ウェーク(amaging THAILAND)を歩く事。
混載ツアーでも行けるけど、タイミングが干潮時に合わなければ自分でロングテールボートをチャーターするつもりでした。
チャーターなら、干潮直前に目的地へ到着して、道が浮かび上がってくる様子も観れるし、シュノーケルするにしても色々リクエストできるから、魅力的です。
クラビの温泉ってどんな所?

アオナンビーチからはかなり離れています。空港を挟んで、アオナンビーチと真逆の所です。
クラビタウンまで白いミニバスで移動し、クラビタウンから青いミニバスで約40分のKhlong Thom marketで下車。
着いたらメール頂戴。5-10分程で迎えに行くよ。
と温泉近くの宿泊先のオーナーが申し出てくれました。
目指しているのは、クラビの山中にある天然温泉、クロントム温泉(amaging THAILAND)。
地元の人にも人気の温泉で、川や瀧から溢れ出る源泉かけ流しの贅沢な温泉だそうです。
お湯の温度は38℃程度と、日本人が好む温泉の温度には到達しないけど、アウトドアで水着着用で入る大自然の中にあるアウトドア温泉にしては、十分な温度。
特にタイは高温多湿だから、日本の温泉みたいに熱いと、のぼせてしまいます。
因みにこのクロントム温泉、ちゃんとした施設で天然温泉だけでなく、フードコート・温水プール・シャワー・トイレ等々、必要な施設が揃っているそうです。
クロントム温泉に加え、もう一つ楽しみにしていた所があります。
ここも入場料を支払って入るキチンと管理された施設で、勿論更衣室等も用意されています。
こちらはハイキングコースの要素も込みの施設となっていて、エメラルドプールまで、エントランスから1.5km程熱帯雨林の中を歩く必要があります。
頑張って歩いた先にある、エメラルド色をした美しい淡水プールで泳ぐのは、とても楽しみだし、その先15分程歩くと、エメラルド・プールの源泉、ブループール(amaging THAILAND)があるそうです。
ここは遊泳禁止だけど、上記タイ国政府観光庁のサイトamaging THAILANDによると、プールの前で手を『パン・パン』と叩くとその反響の効果でプールの底から気泡が沸き上がるスピードが速くなると言われているそうです。
こんな神秘的な現象、自分で試したくないですか?
温泉近くの宿泊先ってどんな所?
友達と一緒にリゾートを楽しみに来た、というなら、クロントム温泉にとても近いWareerak Hot Spring & Wellness(英語サイト)をお勧めします。
日帰りスパ利用もできる施設で、比較的キレイな施設でストレスなくスパを楽しむ事ができるでしょう。
でも、一人旅の私が選んだのはこのホテルではなく、この近くにバンガローと一軒家をレンタルしている一家です。
最初はTrip advisorで評価の高さに目を付け、オーナーに連絡を取ると、Airbnbで予約ができるとの事でした。
こちらのオーナー、ポンドさんは家族で農業を営む傍ら、観光客を受け入れているそうです。
ポンドさんのホスピタリティーも評価が高かったし、お母さんの手料理を多くの利用者が称えていました。
基本的に、その土地で頼れる人は頼り切ろうとするのが私の旅のスタイルなので、口コミを読んで「絶対この人の施設に宿泊して、現地での脚も相談しよう!」と考えていました。
期待通り、ポンドさんはとても親切な方で、メールでの問い合わせやリクエストにも、大変真摯な対応でした。
希望した日は、既にバンガローに予約が入っていました。
一軒家は空いていたけど、一人利用では持て余すし、当然料金も割高になります。
その事をポンドさんに相談すると、一軒家の2ベッドルームのうち、メインベッドルームをロックして、サブベッドルーム、リビング、キッチン、バスルームを使える様にして、一人利用料金を算出してくれました。
施設への行き方も、事前に丁寧に説明してくれたので、安心しできました。
年が明け、出発日を翌月に控え、細々した旅グッズを買い揃え、旅の準備を着々と進めていました。
2020年2月といえば…
コロナがじわじわ日本でも騒がれ始めていた頃です。

ダイヤモンド・プリンセスが2月4日に横浜へ到着したけど、コロナ感染者が出た為、沖に停泊措置となったあの頃です。
まだ海外渡航制限は出ていなかったけど、海外では日本人というかアジア人に対するコロナ差別が聞こえ出すか出さないか、そんな感じの頃でした。
ただcovid19の感染力の強さは、尋常ではないと私自身も感じていました。
こんな状況で、長時間人と近接して過ごす国際線の飛行機に乗っていいのだろうか…。
自分が感染して休暇後に出勤できず職場に迷惑をかけたら、今後海外旅行へ出して貰えないかもしれない。
そもそも、感染したら帰国できないかもしれない。
そうしたら、いつ出勤できるかも分からない。職場にとんでもない迷惑をかけてしまう。
熟慮の上かなりいい感じの旅程を組めたと喜んでいた、とても楽しみにしていた旅行だったのだけど、ここは社会人として諦めないといけないな、と感じつつありました。
決断後の処理
職場の同僚に、「2月下旬のタイ旅行ってどう思う?」と聞くと、「どうして?何か問題ある?」と言う子もいたけど、上司に雑談の中で聞いてみると「渡航を禁止されているワケではないけど、自分なら敢えてこの時期に行こうとは思わない」と言われました。
確かにそうです。敢えてこのややこしい時期じゃなくても、この騒動が落ち着けば行けるじゃない!と私も思っていました。その当時は。
今回は、キャンセルしよう!
旅行をキャンセルすると決めたら、キャンセル手続きをする必要があります。
全て自分で手配しているので、キャンセルも一つずつ自分で行います。

まず、ANAの特典航空券のキャンセルです。
本来キャンセルの場合、3000マイルが手数料として引かれてしまいます。
ANAの窓口に電話すると、当然その様な説明を受けました。
しかし、「コロナの状況を考えてキャンセルするので、考慮して貰えませんか?」と相談すると、キャンセル手数料の3000マイルは引かれずに済みました。
でも、元々2020年1月末に有効期限を迎えていたマイルは、もう戻ってきませんでした。
そもそも、このマイルを有効利用しようと考えて予約した航空券だったのに、結局何にも交換せずに一番無駄な方法で失う事となってしまいました。
結果論とは言え、とっても残念。一番悔しい部分でした。
次に予約した宿泊施設です。
アオナンビーチのコンドミニアムは、キャンセル料がかかる前日にキャンセルしたので、タイバーツ額面通りには返金されたけど、為替差損で若干のマイナスは出ました。
クロントム温泉近くのポンドさんの方は、既にキャンセル料がかかる日程となっていましたので、キャンセル料が引かれた状態での返金となりました。
ポンドさんには、メールでcovid19の蔓延を考えると、この時期に海外へ行く事はできない、とキャンセル理由を伝えると、キャンセル料は次来た時に使える様に取っておくから心配しないで、と申し出てくれました。
ホテル予約サイトでの予約では、予約時のキャンセルポリシーが絶対だからこの様な対応な期待できません。
そういう意味では、オーナーと利用客が密に連絡を取り合うAirbnbは、より人間的な関係を築けるシステムになっていると感じました。
但し、全てのオーナーが信用に値するとは思えないので、選別には細心の注意が必要です。
現在の心境、そしてアフター・コロナへの準備
この旅を諦めた時、かなり気分が落ち込みました。
私より後の旅程でも、海外旅行へ出掛けた人は沢山いました。
海外渡航禁止が出される前後辺りからは、旅行代理店の海外旅行はキャンセル料を国が負担する等の特別措置が取られる様にもなりました。
私の決断は、間違いだったのでは?行けたんじゃない?
日が経つにつれ、そんな気持ちに支配され、その気持ちを否定する様に自分をコントロールするのもストレスでした。
月が経ち、日本でも緊急事態宣言が出たり、仕事に影響が出たり、そんな状況になってくると、自分が海外旅行を諦めたという記憶は、どんどん薄れて行きました。
旅を諦めてから1年5ヶ月が経った今だけど、一般人の海外旅行なんてまだまだ先が見えない状況です。
コロナのパンデミックがこんなに長く続くとは当時思っていなかったけど、自分が生きている間に後世の歴史に残る特別な出来事を体験できている、と考える事にしています。
この状況で、次の旅行について如何に準備できるか、でアフターコロナ時のスタートダッシュに勝ち残れるかがかかっていると思います。
ワクチン接種が多くの人に行き渡り、世界的に渡航制限が解除されていくと、ビフォーコロナ時よりも遥かに航空券やホテルが手配しにくくなる、或いは高額になる事が容易に想像できます。
スタートダッシュに乗り遅れない様に、次の渡航先、その次の渡航先、この季節ならここ、ここの治安が悪ければあっち、等、色んな状況に対処できる旅程を考えておくといいですね。
そうする事で、私はこのコロナ下でも海外旅行に思いを巡らせる事にしています。