この記事では、最近すっかり一人旅ばかりとなった私が、そのメリットとデメリットを二部構成にして、自分の体験を交えてお伝えして行こうと思います。
まず、この記事では一人旅のメリットについてご紹介します。
また、一人旅についての不安や問題の解決に役立つこれらの2記事もご一緒にどうぞ。
一人旅を考える理由
一人で海外旅行へ行こうかな、と考える人の理由って人それぞれだとは思いますが、大きくはこの三つかと思います。
- 友達と休みが合わない
- 友達と行きたい国・体験したい事・経済的な価値観が一致しない
- 現地では、自分の気の向くままに過ごしたい (団体行動が苦手)
まず、これらの事由について、一人旅を選ぶメリットを挙げて行きます。
友達と休みが合わない
就職し、ようやく経済的に少しは余裕ができたから、「海外旅行へ行こう!」と意気込み、仕事の都合をつけ、何とか連休も確保できた。
さあ、友達を誘って計画を立てよう!と話を持って行ったけど、友達は同じ時期に休みを取れなかった。
巷に溢れている話です。
一緒に行けないのなら、今回の旅行は諦めようかなぁ…なんて考えてるあなた!ちょっと待って下さい。
このタイミングこそ、一人旅デビューの絶好の機会です。
- 旅行費用を賄える経済的余裕
- 旅行に出られる時間的余裕(連続休暇取得)
- 渡航先に考えている国の危険度の低さ
- 良好な健康状態
これだけの条件がそろっているならば、是非計画を進めるべきです。
今回のコロナ・クライシスで皆さんも十分体感したと思いますが、これだけの条件がそろっているタイミングって、自分の人生の中でそうそう訪れないのです。次はいつになるか、誰にも分かりません。
機会損失だけは、避けたいものです。
友達と行きたい国・体験したい事・経済的な価値観が一致しない
これは正直、一人旅をお勧めすべきか難しい選択だな、と思っています。
一見、
「これは一緒に行っても面白くないよ。どちらかが、我慢しているんだから。下手したら旅行中ケンカになるかもしれない。」
と思われがちです。
でも、考え方を変えると、
「自分の知らない、新しい世界を経験できるかもしれない。」
という事もあり得ます。
国内・海外に拘わらず、価値観の違う人と24時間常に行動を共にする、というのはキツイですね。
キツイながらも、まず海外という非日常に身を置いているだけで、例えそこが興味無かった国であっても、ワクワク感はあると思います。
その国で体験する事も、まるで興味無かった事であっても、経験する事で何か発見があるハズです。
私は、海で泳ぐ事に全く興味無かったけど、ダイビング好きな友達とヨルダンの紅海を訪れた際、
「シュノーケルで良いから体験したい。」
と言われ、手配しました。
初めてウエットスーツを着て、シュノーケルマスクをくわえ、脚ひれを付けて海へ入る時は、
「こんなの付けて泳げるワケない。楽しいワケない。」
と思っていたのだけど、実際やってみると、これまで想像した事のない世界が、眼前に広がっていました。
今では、隙あらばシュノーケルしたい、と思っています。
また、私は小物や雑貨も、ブランド品も特に興味ないのだけど、買物が一番の趣味という友達と一緒にソウルへ行った際も、その子の雑貨を選ぶ際の目利きの確かさや、ブランド品等の高額商品の買いっぷりの良さ、会社や知人へのお土産の選び方なんかも、すごく参考になりました。
私には無い感覚だったので、それ自体が刺激になって楽しかったという記憶があります。
こういう体験は、一人旅をしていたらできなかった事です。
でも、それを加味した上で、今この時期にここに行きたい!という確固たる希望があるのであれば、それは機会損失を招かない為にも、一人旅をお勧めします。
現地では、自分の気の向くままに過ごしたい (団体行動が苦手)
こう思う人は、既に海外旅行にも幾分慣れて、以前の団体行動で痛い目に遭った経験がある方だたと思います。
もう、あなたは悩む必要はありませんし、既に決めていると思います。
一人旅決定!
そこには、あなたの為だけの快適な自由が待っています。
一人旅のメリット
続いて、一人旅のメリットを考えてみます。
- 出発日時・旅行期間を自由に選べる
- 航空会社を選べる → 好きなアライアンスを選べる
- 時間の使い方が自由
- 好きなものを食べられる、食べない選択もできる
- 部屋で荷物を広げられる
- 好きなタイミングでシャワーを浴びて、ドライヤーを使える
これらについて、解説していきます。
出発日時・旅行期間を自由に選べる
とても大きなメリットです。
自分の都合に合わせて、出発を朝便や深夜便等にできます。
出発当日の時間を有効的に使え、ひいては現地で過ごす時間を延ばせる可能性もあります。
また出発時間により、航空券価格に差がある場合もあり、浮いた予算を現地での消費に回せる事もあります。
せっかく渡航するのだから、あそこもここも訪れたい、という自分の希望を叶える旅行計画を自由に立てる事ができます。
航空会社を選べる → 好きなアライアンスを選べる
友達と旅行へ行く時、若干気まずくなるのが、ここです。
私はANA(スターアライアンス)でマイルを貯めてる、でも友達はJAL(ワンワールド)で貯めてる。
さて、航空会社はどこを選ぶ?
最終的には航空券価格と乗り継ぎの良さ、出発・帰国時間等で折り合いをつけると思います。
一人旅では誰に気遣う事なく、自分の好きなアライアンスの航空会社を選べます。
また、航空券のステータスで加算マイル数も変わってくるので、加算マイル数やキャンセルポリシー等の条件と航空券価格のバランスを見ながら、航空券を選べるのも、一人旅の大きなメリットだと思います。
時間の使い方が自由
旅のスタイルは、人それぞれです。
ある人は
「出来るだけ早く(直行便)で目的地に行きたい」
と思うでしょう。
またある人は
「トランジット時間をゆったり取って、ラウンジでシャワーを浴び、ゆったり食事をしたい」
と思うでしょう。
朝は早起きタイプ。シャワーを浴びて目を覚まし、人が少ない時間にゆっくり散歩したい。
なんて人も居れば
せっかくの海外旅行!ナイトライフを楽しまずしてどうする!!
という人も居るでしょう。
その日の予定は既に立てているけど、今日はちょっと体調が悪いから朝ゆっくり寝よう!
時差の為か、やたら早起きしてしまった。朝食会場に一番のりして、今日の計画2時間前倒しで開始!
等々、色んなシチュエーションがあります。
一人旅では、全てあなたの好きな様に動けます。
好きなものを食べられる、食べない選択もできる
食事の好みも人それぞれです。
確かに、一人旅だとレストランでの食事の選択肢が狭くなります。
しかし、食にまつわる事由は、レストランでの食事だけではありません。
まずは、朝食。
朝食をゆっくり、そして大量に食べる人と、朝はコーヒーだけでOKなんて人が一緒に行動すると、お互いにストレスです。
片や早く食べなきゃと焦りながら、中途半端な量で終わらせ、それを待っている方は「さっさと出発したいんだけど…」なんて思いながら「気にせず食べて」と相手を気遣う。
また、食習慣の違いも浮き彫りになります。
一日の内にビタミンとタンパク質はキチンと摂取しないと体調が悪くなる、という人から、コークとポテチがあれば当分は生きていける、という人まで様々です。
ランチについても、朝が遅かったからランチ抜いてもいいや!と思っても、相手がそのレストランでの食事を楽しみにしていたら、「ランチ抜きたい」なんてなかなか言い出せないでしょう。
現地の料理が得意な人、苦手な人、どれだけ食に期待しているか…等々、人数が多くなればなる程、気遣いの種は増えてきます。
一人旅は、食事がネックで…という考えは、方向転換して
自由に食べて、食べない選択もできる と考える事もできます。
部屋で荷物を広げられる
これは、私だけかもしれませんが…
私、いつも荷物が多いんです。
一人旅だと、ツインベッドの空いているベッドを荷物置きに使い、ベッド上にスーツケースを広げています。
キングベッド1台の場合では、ある程度部屋に空間があるので、そこにスーツケースを広げています。
旅行中よく思うんだけど
「この部屋、2名利用の部屋を1名利用しているから良いけど、ここに二人入ると、どこで荷物を広げるの?」
という事があります。部屋が2名利用だと明らかに小さい。
せっかく旅行に出ている=日常を忘れてリラックスしに来ている、のだから息の詰まる様な部屋はイヤですね。
好きなタイミングでシャワーを浴びて、ドライヤーを使える
常に友達と一緒に旅行している人は、当たり前に思っているのかもしれません。
或いは、不便を感じているけど、受け入れなきゃ仕方がないと諦めているのかもしれません。
シャワーの時間も、同室者がいると2倍かかります。
そして、その後は必ずドライヤーを使いますよね。
ドライヤーのパワーが小さかったり、洗面台備え付けだったりすると、その不幸は何倍にもなって襲ってくる。
一人がずっとシャワー・洗面室から出てこない。
待っている方は、洗面室にあるトイレになかなか行けない。
先にシャワーを使わせて貰い、寝る準備ができたから寝たいんだけど、結局相手のシャワーやドライヤーの音が気になり、寝られない。
翌日は、友達が先にシャワーを使うので、自分が寝る時間は遅くなる。
こうして、旅行中はタダでも寝不足になりがちなのだけど、どんどん睡眠時間が減ってしまう。
また、今日はクタクタ。もう寝たい。明日の朝シャワー浴びたい!と思っても、早朝からシャワーとドライヤーの音を立てるのは、気を遣いますよね。
一人旅は、夜であろうが、朝であろうが、又は両方でも、シャワーを独占して使えます。
バスタブのある部屋の時は、朝目覚めにお湯をはってゆっくり浸かったりしています。日本人なもので。
いかがでしたか?
一人旅のメリットを、私の経験を例にとりながら、解説してきました。
漠然と
「一人旅だと、そりゃなんでも自由にできるよ」
と思っていた人でも、具体的な例を読んで、新たな発見があれば嬉しいです。
次の記事では、一人旅のススメ デメリットを払拭! 問題の解決方法 として、不安や問題の解決方法を紹介しています。
こちらも、是非参考にして下さい。
ここまでお付き合い頂き、有難うございました!