一人旅をしたいけど、踏み出せない人の理由、それはデメリットに対する不安だと思います。
デメリット=不安や危険 等の問題を回避できる方法があれば、一歩を踏み出せるのではないでしょうか。
この記事では私の経験を元に、私が考える一人旅のデメリットとその解決方法をお伝えしようと思います。
またご一緒に、一人旅のメリット、トラブル&対処 実例集をまとめた記事もご覧下さい。
一人旅に出たいけど躊躇する理由
一人旅を躊躇する理由、これは本当に沢山ありますよね。
具体的に挙げてみましょう。
- 言葉の問題
- 予算の問題
- 食事の問題
- トラブルに巻き込まれたらどうしよう
言葉の問題
一人旅を行うに当たり、言葉については、最低限度の準備は必要と考えます。
ただ、本当に必要最低限の事が表現出来れば、旅行を完遂する事は可能です。
渡航先の言葉が話せるに越したことはありませんが、世界の公用語である英語で、最低限の意思が伝えられると、後は何とかなります。
今は、多くの人がスマホを持ち歩いて旅行をするでしょうし、現地の人も普通に持ち歩いています。
こちらが相手の言葉を話せなくても、道案内程度なら、相手がスマホの翻訳機をかざして助けてくれる事も多々あります。
どうしても、英語は苦手、或いは、相手の言ってる事が全く分からない、という方は、日本語ガイドを雇う、という方法もあります。
現地の旅行社、或いは日本の旅行社でも、現地で日本語を話すガイドを斡旋してくれると思うので、思い切って雇ってみると、その旅が期待以上に楽しいものになる事もあります。
予算の問題
確かに、複数人で旅行するより、一人旅のコスパは悪いです。
二人以上でツアーを申し込むと、そこそこのホテルと食事、そして観光もついてお手頃価格!なんてこともよくありますね。
しかし、ツアーの内容にもよるけど、自由度はある程度制限されます。
一人旅でも、航空券とホテルがついたツアーを申込むことはできますが、一人参加料金なんて取られてしまいます。
では、一人旅で予算を落とすのは無理なのか…
いえいえ、工夫次第では、ツアーよりかなり抑える事ができます。
航空券の予約
旅行代金の大きな部分を占めるので、ここは要です。
- 出発・帰国曜日が土日に掛からない様に旅程を組む
- ネットの格安航空券サイトの利用
- 各航空会社の公式ページの利用
出発日や帰国日で航空券の料金は大きく変わるので、可能な限り最安値の日程を組みましょう。
ネットの格安航空券サイトで価格の相場を知ります。
その後、各航空会社のHPもチェックしてみましょう。
独自のキャンペーンを行っていて、公式ページからの購入が最安値であったり、トランジットの際にトランジットツアーやトランジットホテルを提供している等、+αのオプションが提供される事もあります。
また、トラブルの際にも、公式ページからの購入なら、航空会社のSNSやTELでの対応も期待できます。
何より現地空港カウンターでも対応して貰い易いでしょう。(但し、怯まず強い態度で自分の意見を主張する必要はありますが…)
ホテルの予約
- ホテル / 部屋 のランクにメリハリをつける
- ホテル予約サイトの利用
- 公式ページの利用
宿泊先の選択も、コストを抑えるのに重要な要素となります。
日中はほぼ観光に出ていて、ホテルは寝に帰るだけという日は、シンプルなホテルにして、リゾートホテルでゆっくりする、なんて時はちょっと頑張って設備の整ったホテルを選んだりします。
清潔で安全がある程度担保されている事が第一条件ですが、その中で宿泊先のランクにメリハリをつけると、結構コストを抑える事ができます。
まず、ホテル予約サイトで雰囲気を調査した上で、希望ホテルの公式サイトを一度はチェックしてみて下さい。
食事のオプションだったり、アーリーチェックイン・レイトチェックアウト、ウエルカムドリンク等のサービス、キャンセルポリシー等、これらの条件を鑑み、一番自分に合う所で予約する事をお勧めします。
もし、延泊や減泊が発生しそうならば、公式サイトの方が融通が利きやすいです。
特に減泊の場合は、既にホテル予約サイトへ手数料が発生しているので、返金が難しい場合があります。
現地の交通機関
- 公共交通機関の利用
- Uber や Careem 等の配車サービスの利用
最近は、国によるけどグーグルマップで鉄道やバスの乗り換え表示も利用できます。
イスラエル と 台湾 では、問題なく使えるので、是非スマホ環境を整えておいて下さい。
配車サービスは、値段交渉や行先間違い等のトラブルを避けられるので、利用価値大です。
価格も多くの場合はタクシーよりお手頃ですが、元々タクシーが安い国(ドバイ等)では、逆に高額になる事もあるので、気を付けて下さい。
現地ツアーに参加
現地旅行社では、デイツアーや1泊2日等 短期のツアーも扱っています。
公共交通機関が発達していない国や、一人でうろつくには治安が悪そう等不安があれば、現地ツアーに参加すると、コスパを抑えられつつ、楽に観光地を巡る事ができる場合もあります。
食事の問題
お目当てのレストランでの食事が絶対条件であれば、事前の予約をお勧めします。
街の食堂レベルではない、星がついていそうなレストランでは、一人客は敬遠される事があります。
事前に問い合わせし、一人利用が可能なのかを確認する意味でも、予約をしていて損は無いと思います。
今は、有名なレストランであれば、ネット予約が可能な所が多いでしょう。
あと、どうしても食べてみたい料理があるのだけど、二人前以上の量しか出さないお店も国によればあります。
そんな時は
「どうしてもここで食べたいの。一人利用だけど、二人分オーダーするからお願い!」
と店先で交渉すると、大抵入れてくれます。
もちろん、一人では食べきれないでしょう。
そういう時は、躊躇なく
「持ち帰るので、パックに詰めて」
と依頼すると、店側はちゃんと準備してくれます。
フード・ロス、コスパの面でも有益な行動です。
また、普段ファストフード店を使わない人でも、海外のファストフード店は、案外使えます。
私の大好きなシュワルマ・ラップは、いわゆる”ファストフード”ではなく、ちゃんとお肉とたっぷりの野菜、そしてピクルスがついていて、それだけでバランス良い食事が取れるんです。
コスパも良く、店内でも食べられるし、部屋へ持ち帰って食べる事もできます。
食後のフルーツやスイーツが足らないかもしれませんが、それなら別のスイーツ店を利用したり、スーパーで買いそろえた現地のフルーツ等を一緒に部屋へ持ち帰って好きなだけ食べるのも、一つの方法です。
トラブルの対処に必要な準備
最後に、トラブルに巻き込まれた際に頼れる場所を、明確にする準備をしましょう。
- 外務省 海外安全ホームページ で、渡航先の状況を調べておく
- たびレジ(外務省 海外安全情報配信サービス) に自分の渡航情報を登録しておく
- 渡航先 (各都市) の 日本国大使館・領事館の住所と電話番号をスマホに登録しておく
- 出発前に、最低でもパスポートと航空券予約書と海外旅行保険証券のコピーを準備し、家族に渡したり、信頼できる人に置いている場所を知らせておく
以上は、命に係わる問題や、現地警察を頼る様な問題が発生した場合に、助けを求める連絡先です。
更に、自分の旅が滞りなく進む様に、以下の連絡先も準備する事をお勧めします。
- 宿泊ホテルの住所、電話番号
- 航空券購入会社の連絡先
- 現地旅行社にツアーやガイドを依頼した場合は、そこの連絡先
- 空港送迎を依頼したのなら、その会社/ホテルの連絡先
- 英語で記載した、勤務先の連絡先、家族等の連絡先
※ 現地で日本への連絡を依頼する際、すぐに渡せる様に
少し面倒ではあるけど、これらを準備しておくと、何かあった際の対応が格段にし易くなります。
一人旅における不安や問題の解決方法をお伝えしました。
この記事では、一人旅を迷っている人の不安解決や、トラブルに見舞われた時に役立つ準備について、私の経験に沿ってお伝えしました。
この記事ではお伝えしきれなかった、トラブルの実例については、こちらの記事で紹介しています。
私が体験した旅のトラブル & 対処 実例集 ← お勧めです!
少しでも具体的にイメージ出来て、一人旅に踏み出せるきっかけとなれば、嬉しいです。
ここまでお付き合い頂き、有難うございました!