Jordan ヨルダン

ヨルダン ワディ・ラムで2回目のジープツアー!一人じゃ高額だからシェアード・ツアーを探しました。

2018年 GWを利用してヨルダンとイスラエルに2週間程滞在しました。

この記事では、2回目となるwadi rum砂漠でのジープツアーをお伝えします。

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1人では割高なジープツアー

前回の訪問時は、友達と二人で旅行していたので気にはならなかったけど、今回は一人旅。

全てにおいてコストが2倍に近い程かかってきます。

長年再訪を夢見てきたワディ・ラムにせっかく行くのだから、今回はゆっくり砂漠に滞在したい。そして、前回と同じくジープツアーは全てを観て廻れるfull day tourを希望します。

以前利用したWadi Rum Green Desertに連絡して、Shared tourが組めるか相談したけど、私の訪問時には同じツアーを希望する客が居ないとの事でした。

そこで、Webでshared tourを掲げている所を探してみました。

いくつかあったと記憶しているけど、今回はキャンプサイトがWhite desert内にある「Bedouin Directions」を利用する事にしました。

ワディ・ラム保護区内のほとんどのキャンプは赤砂の所にあり、白砂は珍しいです。

メールで連絡を取ると、オーナーのMehediはから速攻で返信を受け取りました。

前回訪問時と同じ様に、私からのリクエスト・質問がとても多いのだけど、質問には丁寧に返答し、リクエストにも最大限応えてくれました。

結局2名でfull day tourを行う事になり、ジープツアー代金は1人40JDとなりました。

他、キャンプに2泊(25JD/泊)したので、合計90JD+チップ+入村料5JDがワディ・ラムで要した金額です。

※ この記事を執筆している2023年2月現在、オーナーは変わってキャンプサイトも少し変わってリニューアルされている様ですが、口コミ評価は相変わらず高い様です。

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Mehedi Special Jeep Tour

Bedouin Directionsのオーナーが変わった様なので、もはやこのツアー名での営業は行っていないけど、私が利用した内容をここで紹介します。

朝 キャンプからビレッジまでジープで移動 ツアーメイトをお出迎え

キャンプで前泊した私は、今日ワディ・ラムを去るみんなと一緒にワディ・ラム村のMehediの家というか、駐車場+サロンがある様な所へ向かいます。

この場所にゲストの車を駐車させていたり、ペトラ・バスのゲストが乗り降りする様になっています。

私が前日アカバから到着した時も、ここに連れて来られてMehediに出迎えられました。

今回のmy tour buddyは、ドイツ在住のインドネシア人おじさんでした。

Lawrence Spring ロレンスの泉

ビレッジにあるMehediのサロンから車で10分もしない所に、ロレンスの泉があります。

ビレッジ入口直ぐにあるので、どのツアーでも最初に訪れる所です。

そして、想像している泉とのギャップに驚く?落胆する?所でもあります。

そう、これがその「泉」から引いてきた水を貯めたラクダの水飲み場。

水飲み場周囲には、ラクダさん達がくつろいでいます。

ロレンスの泉は、この水飲み場前の岩山の上にあります。

この岩山を登った赤矢印辺りに泉が湧いています。

私は以前登ってどんな所か知っているので、今回は登りませんでした。

見た目より傾斜がきつく、1人では登れないので、ドライバー兼ガイドにリュックを預け、手を引いて貰いながらかなり怖い思いをしながら頑張って登りました。

その先にあった泉とは…

気になる方はこちらの記事をご覧ください。

ヨルダンの砂漠、ワディ・ラムでジープツアーを楽しもう!現地で生まれ育ったベドウィンによる家族経営「WADI RUM GREEN DESERT」で日常からの脱却を経験。~ジープツアー前半編~ヨルダンのwadi rumで生まれ育った家族経営のキャンプ【wadi rum ;green desert】でFull Day Jeep Tourを手配しました。ワディ・ラムの壮大な景色に感動し、紀元前から残るナバテア人の文字を見たり、絶品砂漠でランチを楽しみました。砂漠の真っただ中でトラブルも発生。解決するまでの状況もお伝えします。...

「ロレンスの泉はこの山を登った所にあるよ。私は以前行ったから今回は登らない。あなたは登ってきたらどう?」

初wadli rumであるbuddyのおじさんに申し出たのだけど、おじさんは元より登る気はないそうです。

ならこんな所で時間を潰さず、さっさと次に行こう!とドライバーに声を掛けようとすると、こんな事になっていました。

あ~早速やったのね。まだ10分も走っていないのに…。パンクです。

前回は砂漠の真っただ中で起こりましたが、今回は初っ端で。

ここは人も多いし工具もあるし、対応は楽です。

ガイドが「ここで30分位ゆっくりしてて!」と言い放って私達の元を去った意味が分かりました。

はいはい、ここでキチンと修理して下さいね。

何もする事が無くなったけど、心配ご無用。

2014年の滞在時にはなかったけど、こんなカフェ兼土産屋ができていました。

影になって風通しもよく、ソファーのクッションも完璧でとても心地よく休憩できます。

しかも、チャイのおもてなし付き。

観光客用に甘みを抑えたチャイを頂きつつ、並べられた商品を見ていたら、修理が終わった様で、いつの間にかドライバーもチャイ休憩に入っていました。

あら、準備できてるのなら、出発しましょう。← これ、自分で言わないとずーっと休憩時間になります。

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Red Sand Dune 大きい砂丘

ロレンスの泉から約10分程走って着いたのがred sand duneです。

ガイドに「砂丘に登っておいで。砂丘のその上に登ると景色がキレイだよ。」と言われて車を飛び出します。

砂丘、私の大好物です。

ドライバーは、あそこのカフェでチャイ休憩中です。

red sand dune前には2014年にもカフェがあったと思うけど、こんなに立派なものじゃなかったと思う。

登っている途中、Buddyのおじさん、カメラマンになってくれます。

この砂丘、写真で見るより遥かに大きいし、足を取られて登るのに心臓バクバクになります。

そして、頂上からの景色はこれ。

ガイドが言っていた頂上のその上へ進みます。

足元は岩場に変わります。

そして、目の前には大きな岩場が…。

先にオジサンが自力で登ったけど、私は腕の力がないので登れませんでした。

するとオジサン、私の腕を持って引っ張り上げてくれました。

オジサン小柄だから、こんなに力があるとは思わなかった。有難う!

頂上からの景色は、ホント絶景。

大好きな映画「アラビアのロレンス」の撮影地に来ている事を実感します。

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Khazali Canion ハザリ渓谷

砂丘を出発して約10分、次の目的地「ハザリ渓谷」に到着。

ガイドはあっさりと「入口はそこ(赤矢印)、行っておいで。」と言ってタバコを吸い出しました。

いやいや、この渓谷は見所あるので、ちゃんとガイドして貰わなきゃ。

「ちゃんと中をガイドして。ここ楽しみにしてたんだから!」

というと、ちゃんと連れて行ってくれます。

別にガイドの彼が怠慢なワケではないのです。

希望を伝えると快く応じてくれます。

思っている事はちゃんと伝えないと、後でモヤモヤが残ります。

モノ言う観光客にならなきゃね。

渓谷の中は、この様に細い道を奥に進みます。

因みに、彼が私達のドライバー兼ガイド。

ガタイは大きいけど、大人しく穏やかな人です。

基本、ベドウィンはアラブ人と違い、穏やかで優しい声色で話してくれます。

渓谷の中には、この様なナバテア人の碑文がみられます。

ここにある足裏とヤマネコ(orynkx)のinscription(碑文)は有名らしい。

ガイドによる説明のお陰で、聞いている時は納得しているのだけど、もう忘れてしまいました(>_<) 。

渓谷のなかには、この様な井戸がいくつかあります。

かつてはベドウィンの水がめとなっていたのだけど、ここが観光地化された際、安全の為に井戸を埋めたそうです。

渓谷の突き当りはこんな感じ。

みんなその先を目指して崖をよじ登っています。

この先に何か特別な景色があるのか聞いたら「same」と一言。

ガイドから「行く?」と聞かれたけど、同じ景色なら行く必要なし。

そもそもこんな崖、ロープ1本を頼りに登る事は私にはできません。

丁重にお断りしました。

この直後、崖を登った人達が降りてきたのだけど、中には一人で降りれない人も居て、私達のガイドが助けてあげていました。

自分の客でもないのに、10数名の観光客を一人で助けてあげる。

優しい人です。

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小さい橋 Al Burj a’Sahrir

ハザリ傾向観光を終え、暫くお茶休憩の後、ジープに乗り込み次の場所へ出発。

10分程走った所に見えてきたのは、ワディ・ラム保護区内にある3つの有名な橋の中で一番小さい橋であるAl Burj a’Sahrirです。

前に来た時は、ここは最後の訪問地でした。

砂漠を去る寂しさと、まだ遊べる所がある嬉しさで感情がぐちゃぐちゃになった感覚を思い出します。

この小さな橋は、一人でも問題無く登れます。

ガイドにカメラを預けて、颯爽と登ってきます。

小さい橋でも、写真に収めるとなかなか迫力があります。

ここは危険を感じる事なく安全安心に楽しめるアトラクション。

サクッと楽しんで次に進みます。

Lorence House ロレンスの家

小さい橋からジープで更に10分程走った所に、ロレンスの家がありました。

アラビアのロレンスが、戦略を立てる為に暫く滞在した所とされていますが、実際はナバテア人の時代の構造物の上に建てられたものだそうです。

正直、こんな所に連れて来られて何をする?と思うのですが…

簡単に登れそうな所があれば、その先が気になるものです。

登ってびっくり\(◎o◎)/!

なんだ?!この不安定に積み上げられた石の数々は!!

この不安定にバランスのとれた小さな石の塔、ちゃんと意味があったのです。

昔は、山に沿って最も安全なルートを示すためにベドウィンによって建てられたway marker(道しるべ)として使用されていました。

しかしここ数十年で観光客が激増し、彼らが石の塔をあちこちに残しているので、道しるべとしては利用できなくなっています。

もはや神経衰弱ゲームの感覚。

way makerの集団を抜けて大きな岩の向こう側へ進むと、この景色が広がっていました。

真平な岩。

さっきのごちゃごちゃした景色とのコントラストが感動となって心に突き刺さります。

岩の先端で、風を感じながらこの景色を独り占めです。

何もない赤の砂漠に、白い雲の影が落ちています。

何だか、心の中のドロドロしたものが聖水で洗い流されていく様に感じます。

思いの外、感動を得られたロレンスの家エリアからの景色でした。

十分に楽しんだので、岩を降りてきました。

ここは、名前もキャッチーで景色も良いから多くのツアー客が集まっています。

ジープも沢山駐車しています。

ここにも大きなカフェ兼土産屋ができていました。

詳しく紹介します。

カフェには、数名のベドウィンが店番兼チャイの管理をしています。

テントの外周には、完璧な硬さのクッションが敷き詰められ、サロンとして利用されます。

数十名単位の大型ツアー客が来ても、問題ありません。

そして、沢山の種類の土産物が並べられています。

こんな砂漠の真ん中で何か買う人がいるのかは、疑問が残る所ですが…。

土産物は人工物だけではなく、砂漠で拾ってきた(採取した)化石っぽいものや、デザート・ローズも並べられていました。

またしてもチャイを楽しみ、次へ出発。まだまだ続きます。

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Mushroom Rock マッシュルームロック

砂漠に行き慣れている人は、色んな所でマッシュルーム型になった岩を見ると思います。

しかし、ここのマッシュルームロックは、巨大です。

私にとって、このツアーでのハイライトの一つです。

見る価値絶対にあるので、是非ツアーに組み込んで貰いましょう。

注)4時間とかの短い時間のツアーでは行けないかもしれません。

これです。見事なマッシュルーム型ですね。

ただ、大きさが尋常ではありません。

このサイズ感です。

しかも、さっきの完璧なマッシュルームから見る角度を変えるとこんな形になっているのです。

立体図形の勉強になりますね。

いろんな角度から、これでもか!と言う程沢山の写真を撮っていました。

私のテンションは爆上がりなんだけど、buddyのオジサンは落ち着いたものです。

ニコニコしながら私のはしゃぎっぷりを眺めていました。

人によっては、ここも「ふ~ん」って感じなのかな?

私は、1時間でもここで遊んでいられるけど、オジサンのテンション低さにちょっとだけ気を遣って、出発する事にしました。

ジープがマッシュルームロックから離れる際の写真。

こんな岩山に囲まれた所に、この岩だけポツンとマッシュルームなのです。

しかも、こっちから見たらただの岩にも見えるし。

自然って凄いね!

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ジープツアーの前半をお届けしました。

まだまだ先は長いので、一旦ここで記事を終わらせます。

続きは、砂漠の中で調理して振舞われるランチから始まります。

ランチに向かう途中にも色々あり、出演人物が増えます。

色々感じる事、考える事もあり、これもまた思い出の一つとなっています。

次もお楽しみにして下さい。

けん

ここまでお付き合い頂き、有難うございました!

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