Jordan ヨルダン

中東ヨルダンの砂漠 Wadi Rumでジープツアーを楽しもう!WADI RUM GREEN DESERTのジープツアー後編

映画【アラビアのロレンス】の舞台となったヨルダンのワディ・ラム。

このワディ・ラム自然保護区では、砂丘や奇岩や渓谷を楽しめるジープツアーが行われています。

熟考の末決定したwadi rum green desertのOne Day 4WD Adventure(8時間ジープツアー)のランチ以降後半の内容を紹介します。

wadi rum到着~ランチ迄、前半の内容については、こちらをどうぞ。

ヨルダンの砂漠、ワディ・ラムでジープツアーを楽しもう!現地で生まれ育ったベドウィンによる家族経営「WADI RUM GREEN DESERT」で日常からの脱却を経験。~ジープツアー前半編~ヨルダンのwadi rumで生まれ育った家族経営のキャンプ【wadi rum ;green desert】でFull Day Jeep Tourを手配しました。ワディ・ラムの壮大な景色に感動し、紀元前から残るナバテア人の文字を見たり、絶品砂漠でランチを楽しみました。砂漠の真っただ中でトラブルも発生。解決するまでの状況もお伝えします。...

ワディ・ラムへのアクセス方法については、こちらをどうぞ。

【月の谷 ワディ・ラム(wadi rum)】ヨルダンの砂漠でキャンプ!アクセス方法 私の大好きな国、中東の観光立国ヨルダン。小さな国だけど魅力に溢れています。 ヨルダンの魅力 ダイバー憧れの海 red sea ...
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トラブルを乗り越えて、再スタート!

「砂漠の真っただ中でパンク、スペアタイヤ無しで携帯も繋がらない」という状況下でしたが、私達のガイド兼ドライバー兼コックのabdulはホント良く頑張りました。

14:50 ランチ会場到着
15:35 ランチ開始
15:55 シーシャ体験

この時間経過の中で、私達が周囲を散策し、とっても美味しいランチを楽しみ、ゴザの上でウダウダしている間に、無事にタイヤ交換が行われていました。
彼はこの約1時間の間に、私達を不安にさせる事なく、美味しいランチを作って振舞い、タイヤ交換の手配をし、シーシャの準備までしているのです。

Abdulむっちゃ仕事できるやん!!\(◎o◎)/!

ロレンスの家 Lawrence’s House

ランチ会場に選ばれた所、実は「ロレンスの家」のすぐ横だったんです。

シーシャをちょっと試した後、Abdulに「そっちにロレンスの家があるから、行ってきたらいいよ。」と言われたので、崖沿いにちょっと行くと、カーブを超えた先にありました。

おぉ~、いきなり人工建造物です。

ロレンスが、ワディ ラム 滞在中ここを寝泊まりの場所として使用していた、とされているけど、実際は、2000年以上前にナバテア人によって建てられた既存の構造物の上に建てられたものだそうです。

因みに、写真右側に座ってるベドウィン、この人がタイヤ交換の助っ人だったのかな?
いつ修理されたのか全く分からず、魔法の様でした。

上に登ってみました。

点在するこの不安定にバランスのとれた小さな石の塔、ちゃんと意味があったのです。

昔は、山に沿って最も安全なルートを示すためにベドウィンによって建てられたway marker(道しるべ)として使用されていました。

しかしここ10数年で観光客が激増し、彼らが石の塔をあちこちに残しているので、もはや道しるべとしては利用できなくなっています。

16:30 出発

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Burdah Bridge とは…

ランチ会場にジープを停めて約1時間40分、次の場所に出発です。

ジープに戻ると、このタイヤが居座っていました。

これはスペアタイヤのつもり?それとも交換した割れたタイヤ?

既にひび割れがあるのですが…

ま、小さな事は気にせず、広大な景色を楽しみます。

この様な景色の中、疾走します。

16:45到着

じゃーん!これがBurdah Bridgeです。

あの山のてっぺんにある細い部分。

このスケールです。

あそこへ登るには、往復3時間のハイキングとなります。

一応、fairly easy(容易な) and enjoyable hikeだけど、頂上付近だけ両腕を使って登る必要があるそうです。

私達は、丁重にお断りしています。

ここに、休憩中の観光客&ラクダのグループが居ました。

この人達、ラクダツアーだけなのか、Burdah Bridgeに登ったのか、どうなんだろう。

16:50 次の目的地に出発。

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Al Mahama Canyon でプチ・ハイキング

17:10 こんな所で降ろされました。

abdul

二人でハイキングを楽しんで来て!

けん

えっ?私達だけで?!
地図も無いのに道が分からないよ!

abdul

大丈夫!真直ぐ行けばゴールに着くから。
半時間程のハイクだよ。
渓谷だから影で涼しいし、素晴らしい景色を楽しめるよ。
僕は、反対側(ゴール地点)に車を回して待ってるから。
enjoy~!

かなり不安だけど、真直ぐ行くだけならチャレンジしましょう!

左から①・②・③

① 水とカメラだけ持って出発!

② 進んで行くと渓谷らしく、段々道幅が細くなってきました。

③ こんなに幅が狭い所、地震が来たら挟まれるな~なんて思いながら歩いています。

ゴツゴツの岩に挟まれているけど、足元は、砂漠の細かい砂。

マジか!こんな岩場登るって聞いてないけど!

実際は、見た目より簡単でした。

さっきの岩場を超えると、砂丘?上り坂になっていました。

砂丘を登り切ったら、急に眼前が明るく開けました。

そろそろゴールが近い様です。

砂丘を駆け下ります。

写真では大した傾斜に見えないけど、実際は…

この通り、かなりの傾斜でした。

脚がもつれそうになりながらも、転げず踏ん張れました。

17:40 砂丘を駆け下りた先が、ゴールでした。

最初に言われた通り、終わってみると計ったかの様に所要時間30分のハイキングでした。

Abdulは、別のグループのガイドとお茶をしていました。

ゴールした私達にもチャイを振舞ってくれました。

このチャイが美味しかったので、レシピを教えて貰いました。

チャイのレシピ
  • 茶葉 & 砂糖
  • セージ
  • シナモン
  • カルダモン

あら、意外にもミントは入っていなかったのね。

これらをポットに入れてグツグツ煮だしていました。

グラスに注ぐ時は、高い位置から空気を含ませて泡立つ様に注ぎます。

17:50 10分程お茶タイムを過ごしたら、次へ出発です。

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Um Frouth Rock Bridge 大きな橋

18:00 一番楽しみにしていた、大きな橋 Um Frouth Rock Bridgeに到着しました。

次はどこに行く、なんて案内は無いので、ここに到着した時はテンション上がりました。

これです。今から私達も登って行きます。

と言っても、こんな滑り落ちそうな所、私は一人で登れないので、Abdulに手を引いて貰いながらですが…。

この写真の人は、後ろからおしりを押して貰っているけど、私はまだマシよね。
手を引いて貰っただけだから。

橋に登り切った所で、Abdulは履いてたセッタを脱いで横に寄せ、裸足で橋の先端の方へ進んで行きます。

マジか!いきなりの倒立!

ここ、すっごく高くてすっごく幅が狭い所です。ただ歩くだけでも脚がすくむ様な所なのに!

何も言わず始めるから、シャッターチャンス逃しかけたじゃない!

Abdulに促されて、私も恐る恐る橋の中央(写真ポジション)に向かいます。

その時の様子を下から見ると…

橋の麓に居合わせたAbdulのいとこにカメラを預け、下から撮って貰いました。

ここまで来れたよ~!

更に奥へ進み、橋の先端でjunp!

私も頑張って飛んでるんです。横の人のバネが凄すぎるだけ。

次は女子二人で。

今度はこましに飛べて(見え)ます。

コツを教えて貰いました。

「飛んだら膝をできるだけ曲げる」これだけです。

橋の上を十分楽しんだから、そろそろ降りる事にします。

降りる時は、登る時より滑り落ちそうで怖いです。

所々、おしりを付けて滑り台の様にして降りてきました。

Um Frouth Rock Bridge 期待通り、楽しかった。

この写真は、橋を裏側から観た画です。

18:20 次の所へ出発。

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Sun Set View Point でゆったり

この時期(4月中旬)、ヨルダンの日没は19時頃となっています。

18:30 ここでサンセット・ビューを楽しむよ、と車を降ろされました。

少し小高い丘の上まで登って自由にその時を待ちます。

自由すぎ…

風の音しか聞こえない広大な大地で大の字になるって、すっごく気持ちいい。

服も髪も砂だらけで真っ白になります。

大人になってからこんな事した事ないし、しようと思った事なかった。

解放感半端ないです。

この人達は、別のグループ。

同じキャンプのゲストでした。アンマンから来たそうです。

19:00 山の向こうに太陽が沈みました。

キャンプへ出発です。

この後、キャンプ泊となるのですが、キャンプの様子は別記事にまとめます。

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Mushroom Rock 巨大なマッシュルーム

翌朝 快晴 キャンプはこんな感じで個人 or グループ毎に1棟宛がわれます。

本来1日で終わるツアーなのだけど、パンクトラブル対応で回り切れていない所があったので、残りが翌朝に持ち越されました。

翌朝8:20 朝食後、キャンプを出発。

今日も博物館級のピックアップトラックでgo!

8:30 10分程でマッシュルーム・ロックに到着

ここも、事前に「絶対行きたい所」と強く主張していた所です。

ほんと、マッシュルームの形をしています。この面から観たらね。

しかし、後ろへ回ると…

観る角度によって、こんなに違う表情です。

そして、とっても大きいのです。

ジープとの比較で大きさが分かりますよね。

8:35 出発

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Al Burj a’Sahrir (Little Bridge) 小さい橋

けん

いよいよwadi rumともお別れかな、寂しいな。

Abdul

じゃあ、もう一か所行きたい?

けん

行きたい、行きた~い!!

運転中のAbdulとこんな会話をしていたのを覚えています。

砂漠の朝はとっても冷えるので、荷台ではなく車内に乗っていたんです。

目的地が見えてきました。

8:50 Little Bridgeに到着。

名前の通り、小さい橋です。既にUm Frouth Rock Bridgeを経験した私達にとって、難なく登れるサイズ感です。

Abdulも車から降りずに、「行っといで」と一言。

自力で登れました。

橋の上からの景色。あの穴は何?

朝のwadi rumを独り占めした気分。

かなり愛着が湧いた私達のジープ、屋根はミッキーでした。

9:05 little bridge出発

ジープはwadi rum砂漠を全速力で疾走しています。

この時は、また荷台に乗り込んで最後のwadi rumを体感しています。

wadi rumには赤砂と白砂の砂漠があり、ここはその境目の様です。

今回お世話になった wadi rum green desert は、赤砂砂漠にあるキャンプだったので、次は白砂砂漠も楽しんでみたいと思います。

こんな何もない所を、観光客らしき人達が歩いています。

この人達、どこから来て、何時間歩き続けるのだろう。

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ジープツアー ONE DAY 4WD ADVENTURE 終了

写真は、wadi rum protected area と wadi rum villageの境目。

あ~名残惜しい…この景色。

9:20 wadi rum rest house到着

1泊2日のワディ・ラムでのジープツアー&キャンプ泊が終了です。

最後に支払いです。

キャンプとツアー2名分で計JD120(約18600円) 

あと、ワディ・ラム入村料JD5/人 + チップ が ワディ・ラムでの経費でした。

この後、Nadjahに手配して貰っていたタクシーに乗り込み、アカバへ向かいました。

まとめ

初めて訪れたヨルダンのワディ・ラム砂漠で体験したfull day 4WD tourの後半をお伝えしました。

今回この記事を書くにあたり、オーナーのNadjahとやり取りしたメールを全部読み返しました。

事細かに打ち合わせして挑んだツアーで、大・大満足な2日間でしたが、ツアー内容を確認すると、プログラムに記載されているけど、行っていない場所もありました。

逆に、プログラムには無いのに連れて行ってくれた場所もありました。

8時間のツアーは内容がてんこ盛りで、行く所全てが楽しくて内容を確認する暇が無いのが実情です。

なので、ワディ・ラムでのジープツアーに興味ある方は、ここだけは絶対に行きたい!という所を相手に伝えておくと、後で「あれっ?」と思う事が無いと思います。

けん

ここまでお付き合い頂き、有難うございました!

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