こんにちは!けんです。
ギリシャのサントリーニ島で夏休みを過ごす事がマイブームな時期が数年間ありました。
初めて訪れた2007年、現地事情が分かった上で予約した2012年、更に拘りを持って決めた2013年の計3年に島で利用した5件のホテルについて、撮り貯めた写真を元にお伝えします。
今後、憧れの青と白の島、サントリーニ島への旅行を計画される方の参考になれば嬉しいです。
サントリーニ島の位置・アクセス方法
サントリーニ島は、ギリシャの離島で、最も人気ある島の一つです。
google mapを添付します。赤いマークがサントリーニ島の位置です。
アテネからも、南に位置するクレタ島からも距離がありますね。
地図は自由に動くので、拡大縮小、ドラッグ等で動かしてみて下さい。
アクセス方法は、複数ありますので、主なものをご紹介します。
アテネまで国際線で行く場合
- アテネ エレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港から国内線で1時間
- アテネ ピレウス港から高速艇で5時間前後、フェリーで約8時間~13時間前後
アテネを経由しないで行く方法
ここ数年、日本でもサントリーニ島の人気が上がり、旅行会社がツアーを扱い出したのでご存知の方もいるかと思いますが、私が利用していた当時は、自分だけの秘密の様に利用していました。
夏季限定で、サントリーニ島への定期便を運航する航空会社があります。
ローマからサントリーニ島へ飛ぶ- ミラノからサントリーニ島へ飛ぶ
- ドーハからサントリーニ島へ飛ぶ
①と②は、イギリスのLCC会社 EASY JETが運行しています。
私が利用していた2012年2013年は、サントリーニ島へはローマかミラノを経由していたのだけど、2021年7月現在、EASY JETにアクセスすると、イタリア経由便はミラノだけでした。
他にもヨーロッパ各地から島へ直行できる便があったので、興味ある方はHPを覗いてみて下さい。
③のドーハから飛ぶのは、私も大好きな航空会社 カタール航空です。
私がサントリーニ島へ行っていた頃には無かった航路なのだけど、数年前からドーハからサントリーニ島便を飛ばすとアナウンスがありました。
次行く時は、絶対カタール航空で行こう!と思っていたのだけど、コロナ下の現在は飛ばしていない様です。
カタール航空のHPで確認すると、全てアテネ経由で共同運航便利用でのチケットが表示されました。
アフターコロナには、きっと復活する航路だと思うので、サントリーニ島行を計画する際には、カタール航空もチェックする事をお勧めします。
サントリーニ島のホテル 選ぶ際のこだわり
サントリーニ島は、三日月形を呈していて、島の中心はティラ(=フィラ)で最も栄えた街になっています。
アクセスが良いのは、断然フィラです。
空港はフィラの南東、港はフィラの街にあり、各地へ向かうバスもフィラのバスステーションを中心に島全域に出ています。
そして、岸壁側には高級洞窟ホテルが点在し、メインロード沿いとその東側には比較的価格が抑えられたホテルが沢山あります。
ホテルの数も多く、選択肢が多いのがフィラのホテル事情です。
一方、CMや雑誌の写真等で紹介される、いわゆる「青と白の世界」を彷彿とさせる景色は、主に島の北端にあるイアという街で撮影されています。
Google mapを添付します。少し島を右下にドラッグすると、イアが現れます。
せっかくサントリーニ島を訪れたのなら、イアの洞窟ホテルに滞在して絶景を思う存分楽しみたいものです。
しかし、人気が高いので価格はかなり高騰しているし、空港からも遠いのでホテルまでの送迎費用も他の街よりかかります。
こういった条件を元に、サントリーニ島を3回訪れ、行くたびに現地状況を学び、どんどん拘りの条件を増やして決めたホテルと、その滞在状況を順にお伝えします。
2007年利用のホステルの様な安宿 Blue Sky Villas
初めてサントリーニ島へ訪れた際、booking.comで予約したホテルに、over bookingされて格下の宿に変えられたという、痛い思い出の宿です。
この時のエピソードは、こちら 初めてのサントリーニ島 をご覧ください。
元々予約していた宿のおばさんは最低な対応だったけど、この宿のスタッフはみんなテキパキしていたし、リクエストするとちゃんと応えようと頑張ってくれる、気分の良い人達でした。
Blue Sky Villa
この宿は、フィラのバスステーションから歩いて5分程度の立地で、メインロードから奥に入った所なので、車の音もそんなに気にならず、静かでした。
玄関フロアの階下に15M位の屋外プールがあり、宿泊者は使えます。
朝食の提供はありますが、パン・ミルク・ネスカフェ・ティーバック・オレンジジュース(粉を溶かした様なやつ)、マーガリン・ジャム・シリアルくらいしか出なかった気がします。
卵・ヨーグルト・チーズ等のタンパク質、フルーツ・野菜等のビタミン類は無かったと記憶しています。
私は、前夜仕入れていたヨーグルトを持参して、朝食と一緒に食べた気がします。
私に宛がわれた部屋は、こんな感じ。
一人旅なのに、無駄に3台のシングルベッドがある部屋。
部屋は広いけど、ベッドがあるので歩き回れる所は狭く、過ごし易いというワケではありませんでした。
一応TVもあり、地下の部屋だけどちゃんと映りました。
安宿だけど、サントリーニ島らしく白と青の内装となっています。
扉の向こうは、バスルーム。
清潔と安全な立地であれば、他は気にしないと決めてしまえば、コスパ高いこの宿を候補の1つに挙げても間違いではないと思います。
2012年 これぞサントリーニ島! 白壁洞窟ホテル
2007年の滞在時、The Santoriniという景色を楽しむなら、Ia(イア)の街の洞窟ホテルに滞在する事が一番、という事を学びました。
サントリーニ島への旅行を考えている人、若しくは既に行った人にとっては、この景色はどこかで必ず目にしていると思います。
今回、2回目のサントリーニ島訪問時は、誰もが一度は目にするこの写真の景色を構成しているホテル、
OIA MARE VILLAS (イア マーレ ヴィラ)に2泊しました。
とても素晴らしいホテルですので、写真多めでご紹介します。
この写真の中には、いくつものホテルが含まれています。
その中で、イア マーレ ヴィラは、この↓部分です。
島の岸壁を利用した洞窟ホテルで、プールを有しています。
ホテル予約方法
拘り処は、イアの白壁洞窟ホテル。
booking.com等のホテル予約サイトで写真・予算・立地を確認しながら、幾つか候補を挙げます。
その後、私は決定までにひと手間かけます。
ホテルの公式ホームページを確認する。
これ、結構大事です。
ホテル予約サイトの方が価格を抑えられている場合もありますが、公式HPで独自なキャンペーンを行っている事もあります。
また、食事の有無やキャンセルポリシー等、より自分の希望に沿った条件を見つける事ができるので、このひと手間をかける事をお勧めします。
この時は、予約サイトを利用して予約したと記憶しています。
予約後、ホテルからメールが届き、空港送迎(有料)のオファーがあるので、そこで申込ができます。
OIA MARE VILLASのチェックイン方法
30ユーロで空港送迎を依頼したので、空港に到着するとドライバーが待っていてくれました。
ミニバンにゲスト私一人でフィラの街に近い空港からイアまで約40分のドライブです。
イアに到着すると、街の駐車場で降ろされ、少し歩きます。
ドライバーに連れて来られたのは、イアのバスターミナルの一角にある事務所でした。
イアの街は道が細いし階段も多く、車が通れる所は少ないです。
OIA MARE VILLASは、この事務所でチェックインし、ポーターが荷物を運びながらゲストをホテルまで案内してくれます。
自分でホテルを探すのは至難の業。このシステムで良かったです。
ここで、頭の良い皆さんは気付いたはず。
OIA MARE VILLASに宿泊するなら、バスでイアまで移動すると、わざわざ空港送迎を予約しなくても、ほんの数ユーロでチェックインする事ができる、という事。
これ、知っているとかなりお得ですね。
宿泊したお部屋とホテルの設備は…
予約した部屋は、SMALL SINGLE ROOMというカテゴリーの部屋でした。
バスターミナルでチェックインし、歩幅が大きく早歩きのポーターに一生懸命ついて行き、ようやくホテルに到着。
ホテルで施設や朝食時間等の説明を受けた後、いよいよ部屋へ案内されます。
しかし、部屋を見て幻滅!
そのお部屋、ちゃんとベッドとバスルームが付いているけど、とんでもなく狭いんです。
大型スーツケースを広げようとすると、壁に当たってしまいます。
もちろん、スーツケースを広げると歩く所がなくなるのでベッドに登らないと部屋の奥(バスルーム)へ行けない。
そして、扉を閉めると余りにの狭さに息がしんどくなる程の圧迫感を感じました。
私はここにリゾート・ステイを楽しむ為に来たのに、こんなに狭い部屋ではリラックスどころかストレスを貯めてしまう!
フロントで事情をはなし、空いてる部屋を探して貰いました。
60ユーロ程の追加料金で、別の部屋を用意して貰えました。
CAVE STANDARD STUDIOカテゴリーの部屋だと思います。
写真をお楽しみください。
部屋の入口。小さなテラスがあり、景色を楽しめます。
扉を開けると、奥にズドーンと広がった部屋となっていました。
右側手間の白い椅子、プラスチック製で安っぽく見えるけど、何気にとても座り心地が良かったんです。
デザイナーズチェアーの一つだと思います。
ベッドが置かれている空間は、天井がドーム型で低くなっており、洞窟感を醸し出していました。
ブルーの扉を開けた所が、バスルームとなっています。
島のホテルは、おおむねバスルームが小さく、水圧も余り強くないと思っている方が良いです。
私は一人利用だから問題なかったけど、二人利用だとシャワーの温水が足りなくなると思います。
部屋の奥から扉側を写しました。
右手には、ミニキッチンがあります。
エアコンも付いており、部屋を十分涼しくできました。
小さな自分だけのテラス。
ここからサントリーニの絶景を楽しめます。
ここからは、ホテルの設備を紹介します。
この写真は、カメラのフィルターで絵画調にしたものです。
この時、フィルターで遊んでいたので、その後設定を戻し忘れてこんな写真が一杯になってしまいました。
プールデッキとフロント(ブルーの扉の部屋とその左)
夜景ですが、プールの全容。
この様な形状で、手前に来ると太陽を浴びて泳げるし、奥の室内へ行くと日焼けを気にせず泳げるという、とても機能的なプールとなっています。
プールからの景色。
視線を右に振ると、海が見渡せます。
フロントで、ビーチタオルも貸して貰えます。
朝は、プールサイドが朝食会場となります。
絶景を楽しみながら、ビュッフェを楽しめます。
新鮮野菜もタンパク質も摂取でき、内容も悪くありません。
一気に時間が経過し、夕方です。
サンセットを楽しむ為、急いで部屋に戻ってきました。
ネコが集まっています。その理由は…
食堂で持ち帰ってきた食事を広げたからです。
stuffed tomato & pepperです。
作って貰うのに時間が掛からないだろうと思い、簡単な料理をオーダーしたのに、混んでる時間だったからなのか、かなり待たされました。
部屋に帰ってサンセットを観ながらこれを食べるので、急いで!と急かして用意して貰いました。
スイカジュースも仕入れ、PCで大好きなサンタナをかけて準備万端!
写真だと、何だかみすぼらしい食事に見えるけど、実際は美味しかったし、満足できる食事でした。
ホテルのプロパティーを一歩出ると、多くの観光客で道がぎっしり塞がれ、ギュウギュウの状態でサンセットを観ているのです。
私は椅子に座り、美味しい御飯と心地よい音楽、そして周りに誰もいない贅沢な空間でサンセットを楽しんでいる、というこの優越感は、このホテルの満足度を十分に上げました。
これが、バルコニーから見えるサントリーニ島の夕日です。
いかがでしたか?
私が利用したカテゴリーのお部屋、今調べたら最低でも45000円/泊!でした。
とんでもない高騰振りです。
2012年当時は究極の円高で、100円/ユーロという夢の様な時代でした。
そんな為替が有利な時代であったけど、宿泊代金ももう少し常識的な価格だったと思います。
部屋を交換して払った追加料金を加えても、2泊で300ユーロ未満だったはず。
当時、欧米では既に人気のリゾートであったサントリーニ島だけど、この後アジア圏でも徐々に名が知れて人気が出てきました。
中国人が押し寄せると共に、価格が急騰していった感は否めないです。
2012年 フィラで利用したホテル
最後の1泊をフィラにした理由
イアで素敵な時間を過ごした後、フィラに移動してきました。
島での最終日はフィラに宿泊し、翌日午前中のフライトに備えておきます。
フィラからなら、空港までタクシーで10分程度。
そうする事で、翌日の朝食時間がギリギリ確保できます。
また、立地も重要な条件です。
景色の良いホテルは、メインロードから離れてしまい、チェックアウト後、タクシーまでスーツケースを運ぶ無駄な時間が発生してしまいます。
かと言って、海と反対側のホテルに宿泊するのは、ちょっと寂しい気がしました。
そして、イアのホテルからフィラのホテルへ移動するのに、送迎を予約しなかったので、自力でホテルを見つけて荷物を運ぶ必要があります。
なので、バスステーションから近く、自力でホテルの位置を確認できる分かり易い立地で、かつ景色が良い(だろう)ホテルを選びました。
Hotel Kavalari (ホテル カヴァラリ)
この景色も、島を訪れた人はみんな知っていると思います。
バスターミナルから道なりにゆるやかに下ってきた所にあります。
この門構えだけでその先は海という、謎な景色です。
これが、ホテル カヴァラリのゲートとなっています。
Hotel guests onlyのロープを外して中に入ると、右側に階段があります。
この階段を降りた扉の中が、フロントとなっています。
ここで、チェックイン手続きを行い、ポーターに荷物を運んで貰います。
このホテルも、崖を利用して作られているので、部屋へは階段をどんどん降りて行く必要があります。
壁は白なのだけど、このホテルには植物が多く、色があります。
ここのホテルは、崖を利用しているけど、部屋は海を向いているワケではなく、光も入ってきません。
ホテルの立地は完璧だったけど、部屋での居心地は良くありません。
ただ、共有スペースは光が十分で海を見渡せて素晴らしい景色を楽しめます。
私は利用しなかったけど、小さなプールもあります。
夜遅くなっても多くの観光客がホテル前の道を歩いているけど、かなり階段を降りた所に部屋があるので、ホテル内に居ている間は、外の喧噪を感じる事なく、静かに過ごせました。
翌朝、一番に朝食を用意して貰いました。
布のテーブルクロスが敷かれたテーブルに、これだけのものが並べられました。
これからビュッフェの料理が並べられるのかと思ったら、ここの朝食はこれだけでした。
奥に置いてあったクロスに包まれたパンの数々。
こんなにパンばかり用意されてもねぇ。
雰囲気は良かったけど、中身は残念な朝食でした。
このホテルは、自分で見つけやすい、車道から近いというメリットはあるけど、サントリーニ島に来てこのホテルだけに滞在する、というのはお勧めしません。
共有部分では、十分に楽しめる要素があるけど、やはり部屋に光が入らないというのは、リゾートに来ているのに悲しいですよね。
もちろん、カテゴリーが上の部屋を利用すれば満足できるステイを体験できますが、どこまでコストを掛けられるか、という所になりますね。
2013年 3度目のサントリーニ島にインフレの波
前年に続き、同じ7月に夏休みをサントリーニ島で過ごします。
宿泊先を吟味している時に、ヒシヒシと感じました。
価格が上昇している!
ユーロ建ての価格自体も前年とは比べ物にならない程の上昇で、それに加え為替も不利に動いていました。
2012年7月:100円/ユーロ に対し、2013年7月:130円/ユーロ
これでは、昨年と同程度の予算でホテルを探すと、希望するランクのホテルには宿泊できません。
なので、昨年はイアに2泊、フィラに1泊の旅程だったけど、今回は1泊目:フィラ、2泊目:イア、3泊目:フィラとイア泊は1泊にして、空港送迎が無料のフィラでの宿泊を増やし、その分イアのホテルに予算を掛ける事にしました。
CALLIA RETREAT SUITES – ADULTS ONLY
booking.comで予約したホテルです。
フィラのバスターミナルからは900m離れており、15分程歩く必要がある立地。
観光客が集まる海側とはメインロードを挟んで反対側に位置し、静かな環境です。
バスターミナルまでは距離があるけど、フィラの景色を楽しむエリアへは、海方向へ地道を使って直行するとすぐに辿り着くので、観光には十分な立地です。
写真の様に、大きなプールを有するホテルで、宿泊料金にシングルルーム設定があった事と空港送迎が含まれていた事が決め手になりました。
オーナーが、自家用車(ローカルの人の普通の車)で空港まで迎えに来てくれました。
フロントガラスも砂で汚れている、全く高級感の無い車だったので、どんな所に連れて行かれるのか心配したけど、プールエリア前にあるレセプションは、こんな感じでスタイリッシュ。
プールエリアといい、レセプションといい、adult onlyのホテルに期待できるスタイリッシュさを感じて満足していました。
ここまでは。
ただ、初日に案内された部屋は、こんな感じ。
さっきの共用スペースとの落差に唖然としました。
手前に少しスペースがあるので、写真から感じる程の圧迫感はなかったのだけど、テンションの上がる部屋ではないですね。
あと、トイレの水が止まらないというトラブルがあり、観光中に直して貰いました。
その為か、もう1泊分の部屋は、ここよりもっと良い部屋を用意してあげる、とオファーを受けました。
イアでの宿泊を終え、フィラ2泊目の宿泊は、確かに大きな部屋を使えたけど、シャワー中に上からシャワーカーテンのカーテンレールが外れて落ちてきて、もう少しで肩~背中に大きな怪我をする所でした。
この様に、このホテルはメンテナンスに問題ありです。
オーナーに強く抗議しました。
部屋に関しては、残念な思い出しかなかったので、大きな部屋にアップグレードして貰ったけど、写真は一枚も残っていませんでした。
このホテルからは、夕日は観れないけど、朝日はこんな感じで観れます。
朝食は、プールサイドで用意されていました。
一応ビュッフェスタイルだけど、チョイスはとても少ない。
スタッフに、「フルーツ無い?サラダ無い?」と聞いたけど、用意されていませんでした。
残念な朝食だな、と思いながら食べ始めようとすると、スタッフが「オムレツ食べる?」と申し出てくれました。
ここは、レストランではなく、プールサイドバーの様な所だったので、基本的に生ものが無くて調理器具も簡単なものしかなかった様です。
そんな状況で、朝食会場に居たのが私一人だったので、こそっと作ってくれました。
プールからの景色。
ビーチデッキも十分用意されており、プールの深さ、広さも文句なし。
共用部分はとてもいい感じですので、部屋でのトラブルが残念でした。
因みに、2021年7月現在、このホテルのHPをチェックすると、信じられない程のリノベーションが行われており、とても美しいホテルに変貌していました。
コストも激変していますが、ランクが上がったCallia Retreat Suitesに興味をお持ちの方は、一度HPを訪れてみて下さい。
吟味を重ねて決めた イアのホテルRESIDENCE SUITES (現 PRIME SUITES)
先に記載しましたが、前年より円安になった上に島のインフレの影響で、宿泊費がかなり高騰していました。
そこで見つけたのが、レジデンス スイーツのとりあえず1名分の部屋を予約します、というカテゴリー。
これは、宿泊は保証されているけど、部屋は選べませんというものです。
ただ、ここの部屋は全てが岸壁に沿って建築された白壁洞窟部屋となっていたので、心配はしませんでした。
チェックイン方法
チェックイン方法も、ここのホテルに決めた理由の一つです。
このホテル、前年利用したOia Mare Villasと同じ系列のホテルで、チェックイン方法が同じなんです。
イアのバスターミナルにある事務所でチェックインできて、荷物はポーターが運んでくれます。
まだ部屋の用意ができていなければ、荷物をその事務所で預かって貰えるので、身軽になって観光ができます。
チェックイン時に、「今日1泊しかしないので、準備できる一番いい部屋にして!」とカウンターのおばさんにお願いすると、「ウチのホテルは、いい部屋しかないのよ!」と言われました。
当日は、チェックインの2時にはなっていなかったけど、すぐ部屋へ案内して貰えました。
部屋の様子
ホテルの敷地に到着すると、そこから階段を延々と降りて行きます。
今回、私はフィラのホテルにスーツケースを置いてボストンバック一つで来ているので、ポーターさんはラッキーでした。
いつも利用しているパンパンに荷物が入った大型スーツケースを持って来ていたら、ポーターさんの仕事量は全く違っていたから。
部屋の入口は、手放しで喜べる感じではありませんでした。
しかし…
部屋の中は、この様にステキでした!
詳しく見て行きましょう。
リビングには、大きなソファーベッドと、小さなテーブルと椅子2脚があります。
白壁とライトも素敵です。
TVとDVDプレイヤーがあります。
部屋の形状は、天井がドーム状で可愛いです。
リビングの奥は、ベッドルームです。
天井がドーム型なので洞窟感があります。
ベッドルームには、大きな鏡とチェストがありました。
これ、ドレッサー替わり?
ステキです!ただ、化粧をするには暗すぎる。
もう少し、いや、もうかなり光が必要です。
置いている丸椅子は、ドレッサー用の椅子ですよね。
ベッドルームのベッドと反対側に、バスルームがあります。
ここも、サントリーニ島らしくこじんまりしたバスルームでした。
やはり、2名利用だとお湯が足りるのか心配になる水圧の弱さでした。
ベッドルームのこんな所に、金庫がありました。
再びリビングに戻ります。
何気に置かれたオブジェ、壁をくり抜いたドーム状の棚も素敵です。
扉のすぐ左手がミニキッチンの呈で、食器や鍋、電熱器が置かれていました。
水回りはこんな感じ。
写真では、窓から採光された清潔なキッチンに見えますが、ここ、何百、いや何千ものアリが集団でうやうやしていたんです。
見つけてビックリしました。
速攻でフロントへ電話し、殺虫剤をまいて貰いました。
という事で、この辺りは虫が出るし、キツイ殺虫剤を大量に散布しているので、滞在中は使いませんでした。
RESIDENCE SUITES の共用部分
小さなプールとジャグジーがあります。
まず、そこへ向かうまでの景色を見ていきましょう。
部屋を出た所の景色。
崖の上から工事が始まり、部屋が出来たら下へ下へ進んでいる感じです。
土が見えると、ちょっとテンション下がってしまいます。
でも、そこから視線を海側に移すと…
部屋をでた所から、この絶景が広がっています。
凄くないですか!
目を持って行く場所によって、テンションの上がり具合が変わります。
水着を着て、プールとジャグジーを楽しみに来ました。
部屋とフロントの中間辺りの高さに位置します。
プール。小さいのでシングル利用ですね。
プールエリアからの景色。
なかなか絶景です。
プールサイドのデッキからの景色。
素敵なご夫婦も静かなひと時を楽しんでいらっしゃいました。
決してスペースが広いというワケでは無いけど、椅子やビーチベッド、パラソルは十分な量揃えられており、絶景と共にリラックスした時間を楽しめます。
朝食は、プールエリアのもう少し上、フロントエリアに広げられていました。
風を感じ、この絶景を楽しみながらの朝食です。
ただ、私は直射日光で肩がジリジリしながらの食事が辛いので、洞窟内に引っ込んでいます。
影が必要!
ビュッフェです。
チョイスは少ないけど、フルーツと野菜があるので良しとしましょう。
Residence Suitesは、部屋周囲に土が見えている部分があり、白壁を期待している身としては不完全だったけど、部屋前の海を見渡す景色は感動モノです。
部屋は十分広く、調度品も可愛らしく、共用部分の完成しているエリアでは、白と青だけの世界を楽しめて、良い施設だったと思います。
今回は、運よくコスパ良く部屋を利用できましたが、通常価格はそれなりの価格です。
また、現在では施設名がPrime Suitesに変わって営業されています。
興味を持たれた方は、検索時のホテル名に注意下さい。
フィラとイアにある5ヶ所のホテルをご紹介しました。
サントリーニ島の2大観光地であるフィラとイアの、ホステルの様な宿からイアの洞窟ホテルまでの5ヶ所をご紹介しました。
随分前の写真でもあり、現在はリノベーションが行われていたり、オーナーが変わってしまっている所もありますが、当時私が予約して実際に宿泊した部屋とホテル内施設、楽しめる景色等をまとめました。
公式HPやホテル予約サイトでも写真が沢山掲載されていて、ある程度イメージができますが、それでも実際は全く違うやん!とツッコミたくなる部屋や、逆にきゃ~素敵♡と惚れ惚れする部屋等、色々ありました。
私個人的には、色々問題があっても、最終的には概ね自分の希望に叶ったステイを体験できたかな、と思っています。
ホテル価格の上昇は年々激しくなり、一人旅にとっては厳しい状況ですが、次の訪問でも何とか工夫をしてイアの洞窟ホテル滞在を目指したいと思います。
この記事が、サントリーニ島への旅行を考えている方のお役に立てれば、嬉しいと思います。
ここまでお付き合い頂き、有難うございました!