ヨルダンに入国してから、死海 → ペトラ → ワディ・ラムとヨルダンの魅力をとことん楽しみ倒したこの旅も、最後の訪問地となりました。
ヨルダンで唯一海に面しているオーシャンリゾート、紅海の街 アカバにやって来ました。
アカバは宿泊せず、アンマンに戻る為のJETT BUSに乗るのが目的なのだけど、せっかく紅海に来たので、シュノーケリングを楽しむ事にしました。
砂漠のワディ・ラムから紅海のアカバへ
タクシーでワディ・ラムを出発しました。
名残惜しいWadi Rumの光景。中央に見えるのは、アカバ鉄道の線路です。貨物列車としてまだ現役路線だそうです。
暫くすると、海が見えてきました!
死海を出て以来、土色しか見ていなかったから、オーシャン・ブルーがとても新鮮でした。
見事なコーラルのJapanese Garden
タクシーのドライバーに連れて来られたJapanese Gardenというビーチです。
ここはプライベート・ビーチではなく、ローカル・ビーチです。
ドライバーには観光客用のプライベート・ビーチをリクエストしたのだけど、連れて来られた所は建物が閉まっていました。
そこで、次に連れて来られたのが、このローカル・ビーチでした。
直でビーチに行っても店は何もありません。
まずは、シュノーケル・マスク や ウエット・スーツ のレンタルができる宿兼ダイバーショップに行く必要があります。
私達のドライバーもビーチから車で数分の宿に連れて来てくれました。
ゴーグル・マスク・フィン・ウエットスーツのレンタル、シャワー室利用込みで10JDでした。
そこで荷物を預かって貰い、着替えをして再びタクシードライバーがビーチまで連れて来てくれました。
ショップでの説明では、上の写真の所にショップのスタッフが居るから、必ず説明を受けてから海に入る様に言われました。
なので、暫く待っていたのだけどスタッフは海の中から戻ってこず、時間が無駄なので別のショップのスタッフから「あの辺でコーラルを楽しめるよ」とのアドバイスを受け、自力で海に入る事にしました。
この時、私は初シュノーケル、初ウエットスーツでした。
相棒はダイバーなので彼女に呼吸方法を教えて貰い、get into the water!
ビーチエントリーなのに、カラフルで大きなサンゴ礁と可愛い魚たちが織り成す夢の世界が広がっていました。
この日から、海外リゾートを選ぶ際には、シュノーケルの可否が選択条件となる程、大好きになりました。
ムスリムの国では、女性は海に入る時でさえ、肌を全て覆っています。
ドライバーに意図せず連れて来られたJapanese Gardenだけど、ヨルダン側の紅海で最もコーラルが美しく、シュノーケルに適しているビーチでした。
実際そうだったし、帰国後調べてもその様な記載を多くみました。
ただローカル・ビーチなので、女性が迂闊に水着姿で歩くと不快な経験をする事になると思います。
この様に、ビーチは圧倒的に男性ばかりです。
ローカル・カルチャーを尊重し、ルールを良く理解して行動しましょう。
JETTバスでアンマンに向かいます。
アカバの紅海でシュノーケルを楽しんだ後、タクシーでアカバのJETT BUS オフィスまで連れて来て貰いました。
因みに、バスチケットはシュノーケルする前にオフィスに寄って購入していました。
アカバ-アンマン間は、バスで約4-5時間。
ここは、途中で立ち寄った休憩場所です。
中はとても広く、あらゆる種類のお土産が販売されていました。
軽食も販売されているし、トイレも十分広かったです。
ここでは20分程の休憩だったと思います。
この土産物店の前。周りはこの通り、何もありません。
こんなに何もない、フラットな土地に一人でポツンと立っていると、計り知れない恐怖心が湧いてきて、人の居る所まで走って戻りました。
この時17:40 サンセットにはまだ時間があります。
こんなフラットな所でのサンセット、迫力あるだろうな~。
残念ながら、この日はバスの中でサンセットを迎える事になりました。
ヨルダン最後の宿泊はアンマン Larsa Hotel
7th CircleのオフィスでJETT busを降りて、すぐ近くのホテル Larsa Hotelにチェックイン。
ホテル予約時は、7th Circleから徒歩圏内だったので選んだのだけど、ヨルダンの車道をあなどってはいけません。
地図上では近く見えても、道が広くて渡れなかったり、坂道が多かったりで歩いて行ける所ではありません。
タクシーで移動したのだけど、車は車で一方通行があり、結構時間がかかりました。
到着時は夜だったので、この写真は翌朝撮りました。
正面には各国の国旗が掲揚されていました。
この日何かのカンファレンスがあって、その参加者でホテルは混みあっていました。
そのお陰で、カンファレンスと関係無い私達の部屋がアップグレードされていました。
5階だったかな、最上階の広いお部屋です。
二人利用でも圧迫感なく、お互い気兼ねなく大型スーツケースを広げられました。
広いバスルームに、深いバスタブ付。ゆったり過ごせました。
共用部から吹き抜けの中庭を見下すとこんな感じ。
グリーンが贅沢にしつらえられています。
最後の夕食は予定変更
最後の夕食は、アンマンで最も有名なレストランの一つ、Fakhreldin Restaurant (レバノン料理) に行くつもりで、フロントで予約をお願いしました。
すると、フロントから提案されました。
「どうして Fakhreldin まで行くの?、わざわざ出かけなくても、うちのホテルでも美味しいビュッフェを楽しめるよ。」
う~ん、Fakhreldin Restaurant はとても楽しみにしていたレストランだったので是非行きたかったけど…。
正直、疲れもあってホテル内で食事が済むなら楽で良いな~と怠惰な方に気持ちが傾きました。
値段は15?18? JDだったかな?そんなに高くなかったと記憶しています。
レストランでビュッフェの内容を見せて貰ってから決める事にしました。
まずは、パン・アートでお出迎え。
インパクトは強かったね。
時間が遅かったから、カンファレンス参加者に食い荒らされた後感があるけど、まぁサラダとフルーツがあって、ホットミールの種類も多かったので、ここで良しとしました。
というよりは、「疲れに負けた」というのが本音。
こんな写真が残っていました。
今この写真を見て、「Fakhreldinに行けば良かったのに!!」と当時の私の行動を後悔しています。
この時は二人旅行だったけど、その後はずっと一人旅となって、ヨルダンに行った時も高級レストランには行き辛いんです。
でも、いつかは行きたいな。
朝食を食べに行きます。
朝食付きで予約していました。ホテルのビュッフェです。
昨晩はあまり良く分からなかったけど、この中庭、なかなか気持ちいいです。
天井はガラス張りで太陽光が注ぎ込み、各階にはグリーンがしつらえられて砂漠の国に居る事を忘れてしまいます。
朝食会場だったかな?オープン前のラウンジバーだったかな?
朝食内容は、可もなく不可もなく。高級ホテルのビュッフェではないけど、ビタミンとタンパク質は補給できます。
ワディ・ラムで教えて貰ったザタール(パンの横にあるハーブ&スパイス)もちゃんと取って来ています。
近くにCity mallがあります。
朝食後は、お土産購入の為に7th CircleのCity MALLに行きました。
City mallの中には多くのショップがあるし、みんな大好きCarrefourも入っているので、お土産物色には最適解です。
と思って向かいました。
ホテルを出て、緩い坂を登りながら真直ぐ行った先に目的地はあります。
この辺りは高級住宅地でしょうか。豪華な一軒家が並んでいます。
地図で見ると近いのだけど、歩いて行くとちょっと疲れます。
建物が巨大過ぎて、入口がどこか分かりません。こんな道、絶対裏口でしょ。
海外のモールにありがちの景色です。
10時前に着いたので、まだ開いていない店が多いです。
というか、お目当てのコスメショップは、定休日だったのか昼から営業なのか、11時過ぎまで待ったけど閉店したままでした。
あきらめて、カルフールで買い物。
ザタールを購入しようと探すけど、アラブ文字なのでどれなのか分からず、スタッフに教えて貰いました。
あと、ワディ・ラムで飲んだチャイが美味しかったので、カルダモン・シード、セージ、茶葉を仕入れました。
他、チョコ・デイツも買ったかな?
買い物後はホテルに戻り、最後のパッキングを行い、チェックアウト。
空港に向かいます。
前日にバスターミナルからホテルに連れて来てくれたタクシードライバーが、今日の空港行も申し出てきました。なかなかアグレッシブです。
タクシー手配の手間が省けるので、お願いする事にしました。
すると、昨日のドライバーのいとこと名乗る人が時間通りに迎えにきました。
料金も常識的で、問題なく空港まで送り届けてくれました。
アンマン クイーンアリア国際空港
ショップは少ないけど、広くてキレイな空港でした。
これから乗る飛行機
大好きな航空会社Qatar Airways!
お鼻が切れちゃっているけど、ヨルダンの国営航空会社 Royal Jordanian の機材。
グレー・レッド・ゴールドの色使いが素敵!カッコ良すぎて見惚れてしまいます。
2019年に長距離便に乗る事になります。
楽しみつくしたヨルダン旅行の最後
2014年4月の初ヨルダン旅行最後の訪問地、アカバでのシュノーケリングと帰国前日のアンマン滞在についてお伝えしました。
宿泊無しで通過したアカバだったけど、もっとしっかりシュノーケルを楽しみたいです。
数日滞在してシュノーケル三昧もありですね。
今回は帰国の為のアンマン滞在となり、アンマン観光は皆無だったので、次はキチンとアンマン観光にも日程を割きたいですね。(ハイ、この後の2018年訪問時、アンマン3日間滞在しました。)
初めてのヨルダン旅行で、この国の魅力に惚れ込みました。
ヨルダン、素敵な国です。
ここまでお付き合い頂き、有難うございました!