Jordan ヨルダン

アンマンでの過ごし方② アンマン パシャ ホテルでツアーを組んでみました。受け身では出発できません。攻めの行動あるのみ!

ヨルダンの首都アンマンのダウンタウンにある安宿 パシャ ホテルでは、個人旅行者には嬉しい、混載ツアー(=乗り合いツアー=shared tour)の企画・催行を行っているとの情報を信じ、このホテルに宿泊しました。

今回の記事では、混載ツアーの内容、予算、催行への長い道のりを綴っていきます。

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ツアーの概要

パシャ ホテルのロビーで行っている主なShared Tourは、

  1. ジェラシュ&アジュルン方面
  2. マダバ・ネボ山・死海方面

となります。

他に希望があればリクエスト可です。

朝食タイムにお誘いが…

前日の晩(ホテル到着時)、フロントに居た数名の男性に、自分が行きたい場所を指定して、こんなツアーを組みたいと言ったら、オーナーなのかスタッフなのか、年配の男性が、紙に内容を書いて予算を見積もってくれました。

これで私以外の参加希望者が見つかれば催行、という事です。

翌朝朝食会場で席を見繕っていると、恰幅の良いオヤジに声を掛けられました。

オヤジ

死海ツアー希望だったよね。ツアー行くよ! 朝食食べといで。

けん

やったぁ! 何時集合?

オヤジ

ん~ 8時にロビーで!

昨晩ちょこっと話しただけなのに、覚えている所が凄い!

ま、数少ないアジア人女性だったからすぐ分かったのかな?

とりあえず朝食を急いで済ませ、準備をして8時少し前にロビーに降りてきました。

オヤジ

ここで待ってて

しかし、30分待っても出発する気配なし。

そして、恰幅の良いオヤジに言い放たれました。

オヤジ

俺は他のツアーに行く。君もジェラシュ行くか?

けん

えっ?!行かないよ!ちょっと待って、私の死海ツアーは?

オヤジ

今日はナシ
来るって言っていた人達は、多分他のツアーに行ったんだろう

ガ~ン

行けるって言われて出発を待っていた死海ツアーが、いとも簡単にキャンセルされた!

ここで学びました。

この宿は、混載ツアーの出発を保証しているワケでもなく、積極的にツアー参加者を募っているワケでもありません。

日帰りツアー用のドライバーが、気の向くままに宿のスタッフとチャイを飲みながらロビーに居座り、希望者が集まればツアーを開始する、というスタイルです。

という事は、

アンマン パシャ ホテルで組むツアーは

ドライバーを雇って完全プライベートツアーにする

or

自分で参加希望者を積極的に見つけてくる

必要があります。

特に、自分が拘ってレアな所に行きたいのなら、なおさら気合を入れて探さないと、混載ツアーで出発できません。

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営業をかけます(自分で)

残ったドライバーのオジサン達は、チャイとタバコと井戸端会議に勤しんでいます。

私がツアーに充てられる時間は、明日の1日のみ。

オジサン達の受け身体制では、きっと催行できないだろう。

ならば、自分で営業をかけます。

さっきから斜め向かいに寝っ転がってるアジア人男性が気になります。

日本人?中国人?韓国人?

話しかけてみると、日本人である事が判明。

しかも、死海へ行くツアーを探しているとの事。

その上、他の滞在場所には別段の拘り無く、通常のツアーで立ち寄りそうな観光地を巡れたら良い、との事。

けん

あなたこそ、私が探し求めていた方です!

目の色を変え、私の拘りあるツアー工程を説明する為、オジサン達の所に連れて行きます。

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私の拘りを加えた死海ツアー工程

ツアーの工程は、

ツアー工程
  • ネボ山観光
    マダバ観光
  • ハママート・マイン・ホット・スプリングス(温泉)
  • 死海(RAMADA Hotelのプライベートビーチ)

ネボ山は、モーゼが「約束の地」を眺望した場所として有名です。

マダバ観光と一言にまとめているけど、マダバだけで丸一日かけてもおかしくない位、見所満載です。

ヨルダンの中でキリスト教由来の場所で、モザイク画が有名です。

多くのツアーでは、この後死海に行ってプカプカ浮いてホテルに戻るという内容ですが、私はヨルダンの天然温泉に浸かるのを最大の目的としていました。

死海の近く(と言っても随分山を登ります)にある、Hamamate Ma’in hot springsです。

この温泉に立ち寄る事について、日本人男性の了承を得る必要があります。

後でトラブルになってもイヤだから。

すると、「そんな温泉があるの知らなかったけど、あるのなら行ってみたい」との満点解答!

参加者一人ゲット!

料金

私のツアーは、one day tourで見積額が JD80 となります。

これを、ツアー参加人数で割ります。

最終的には、いつの間にか別の宿に宿泊しているインドネシア人男性が加わって合計3名での出発になりました。

ドライバーへ 1人JD27支払い、他、温泉入場料 JD15、死海ホテル入場料 JD25 、教会等入場料 JD5未満、 昼食 数ディナールの、合計 約JD75前後となりました。

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まとめ

アンマン パシャ ホテルでShared Tourを申込もうと思っている方へ向けて、ツアー申込・内容・料金の実際をご紹介しました。

オーソドックスなツアーで、運が良ければ既に企画されているツアーに申し込めて、翌日には出発できる、なんて事もあるけど、出発確約ではありません。

また、宿泊者の中には既に近郊ツアーを終えている、ペトラやイスラエルへ出発する為の前泊、なんて人も多く、思っている程簡単にツアー参加者は見つかりません。

ただ、アンマン近郊には沢山魅力ある観光地があり、拘りを持ってツアーを組む事も出来ます。

その場合は、なりふり構わず多くの人に声をかけて、自分で参加者をgetしましょう。

けん

ここまでお付き合い頂き、有難うございました!

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