世界一周特典航空券で巡る南米旅⑱ ボリビア航空からスーツケースを取り戻すまでの軌跡@ウユニ

アクシデントのロスバゲではなく、「全預入荷物を搭乗便とは別便で届ける」という、ボリビア航空の常識を覆す運用に驚き怒りもあったが、夕方には届けられるとの事なので仕方なく受け入れ、タクシーでホテルに到着しました。

この記事では、ツアー参加に便利なホテル、日本人御用達の「ホダカ旅行社」、ウユニの両替事情、日本食レストラン情報などを併せて、10:30のホテルチェックインから24:00までの13時間半で受けたボリビアの洗礼と思い通りに行かずメンタル崩壊から生還までを時系列でお伝えします。

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Hostal Sin Fronteras

予約はアゴダ

アゴダで予約。

予約時は、部屋だけとall inclusiveの2択だった。

絶対に朝食付きで予約したかったので、all inclusiveを選択して予約し、事前支払いを行なった。

すると、中国人の受取人署名で領収書が発行された。

やだぁ…中国人が仲介してるじゃない。

元々「all inclusive」っておかしいと思っていました。

絶対怪しい…到着時のトラブルを避ける為にアゴダへ事前tel。

「all inclusive」の内容について問い合わせると、この予約は仲介業社予約なので、アゴダがその業者に問い合わせを行った上で、返答するとのこと。

しかし、仲介業者からアゴダへ数日待っても返答なし。

その連絡をアゴダから受け取り、仲介業者を信用できなかったので、予約を一度キャンセル。

その数日後に、再度予約(今度は朝食付きプランが選択肢に出て来た)し直すと、また同じく中国人の仲介業社予約となった。

再度telにて問い合わせを行うも、結果は同じ。

アゴダ側は私に対して誠実に対応してくれています。

そこで、もし到着後「予約が無い」や「朝食ついてない」などホテル側とトラブルがあった際は、アゴダがその分を補償する、との条件を得たので、この予約のままウユニ入りしました。

立地のこだわり

このホテルに拘ったのは、立地が最高で朝食付き、口コミも悪くない割には、価格が割と抑えられているからです。

特に立地は一番に拘った部分です。

右上の赤丸が今回のホテル。

ここの立地が最高、というのは、青四角で囲った「ホダカ旅行社」をはじめとする旅行会社が集まっている地域へ徒歩2分という距離だからです。

この近さだと、星空ツアーの帰りや朝日ツアーの集合時など、深夜にでも安心して一人で歩けるから。

これ、本当に大事な部分です。

ホテルにチェックイン

空港から車で約7分の「Hostal Sin Fronteras」に到着。bob20

縦にヒョロっと長い、安定性に若干の不安がある建物です。

右側の扉から出入りするのだけど、到着時はロックされていたかも。

そんな場合は、横のピンポンを押すと鍵を開けてくれるので、そのまま階段を上がって2階へ。

左側の黄色いカウンター部分がチェックインカウンターとなっています。

チェックインカウンターの奥は、スタッフ待機場所。

右側のカーテンを開けると、朝食会場(と言っても4テーブル位)となっています。

事前に到着時刻を通知していたし、early check in もリクエストしていた(ホテルからの返答が無かったので、伝わっているかは分からないが…)からか、到着時10:30にも関わらず普通にチェックインできて、そのまま部屋を案内してくれた。

朝食に関しても特に問題なく、チェックインはとてもスムースでした。

部屋

2階がレセプション、朝食会場、ロビーとなっており、3階から上が客室となっています。

私の部屋は3階。

いつもは上の階をリクエストするが、ここはエレベーターが無いし、周囲に店が無いので地上に近くても音が気にならなさそう。

何より、午前中から部屋を使えるのだから、これ以上ありがたいことはありません。

キング?ワイドキング?ベッドとシングルベッド

クローゼット、鏡付きドレッサー、TVがあります。

バスタオルと石鹸、そしてトイレットペーパーがアメニティとして置かれていました。

冬用のヒーターはあるが、エアコンはありません。

3月の初旬ですが、昼間は正直暑いです。

扇風機があれば完璧。

夜は寒いです。

カーテンを開けると、こんな景色。

特徴ある窓だけど、太枠の窓は開くので、空気の入れ替えは可能。

唯一の問題点は、コンセントの位置。

床から1.5mくらいの所かと。

だから、延長コードなければ充電困難。

スーツケースが届いてからは、スーツケースのハンドバーを伸ばし、そこに絶妙なバランスでスマホを置いてギリギリ充電ができました。

なんか、お向かいは倉庫街っぽい建物。

水まわりです。

簡素な、そして特徴的なシャワーヘッド

心配したお湯事情ですが、ちゃんとお湯が出ました。

夜は寒くなるけど、凍えることなくシャワーを浴びれます。

水圧は緩めだけど、許容範囲です。

シャワー、トイレ、洗面シンクの水回りはこの1カ所に凝縮されています。

ここで、窓がとても気になりますよね。

私も最初はバスタオルを窓にかけて利用していたが、後で外から見ると、マジックミラーになっていました。

当然ですよね。ちゃんとプライバシーは守られています。

まぁ、良さげな部屋だな、というのが第一印象。

日本からは初日の1泊分しか予約していなかったので、明日からのホテルを探す必要があります。

だけど、スーツケースが手元に届いていない今、ホテルを変えるよりここに連泊する方が安心安全ではないか、と思い、あと2日分の空き状況を聞いてみました。

すると、「今の部屋追加で2連泊できるよ!」との事。

ホテル直で支払うと、価格が少し安くなるだろうと期待していたが、アゴダと同じ価格だった。

どうも、アゴダ価格に合わせられた感じだった。

それでも、明日のホテル移動が無い分楽だし、いいでしょう。

支払いはいつか聞いたら「いつでもいいよ」との事。

「両替したら持ってくるね」と言って別れた。

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ツアー探し

両替するのなら、大きなお金がかかるツアー料金も考えておかないといけません。

まずは、日本人御用達の「ホダカ旅行社」を訪れました。

ツアーの内容を日本語で説明してくれる女性スタッフがいるので、どなたも安心です。

こちらがツアー内容

内容と金額を確認して、予約は保留で出て来ました。

他、近くに散在する数件の旅行社を訪れて内容と価格を確認したが、各社それぞれ微妙に価格差や内容に違いがあります。

あとこれらの旅行社は、良くて英語、悪ければスペイン語+カタコト英語の説明でした。

普段の旅行では、「海外に出ている時は極力日本語を聞きたく無い」と思っているが、ここウユニは別です。

スペイン語が全く理解できない私にとって、初めて「日本語有難い!」と思えました。

あと、露骨に「日本人?(アジア人)来るな」的な感じを醸し出している旅行社もありました。

その旅行社が、というかその旅行社を利用する欧米人がアジア人を嫌がるのでしょう。

そんな所でツアーを申し込み、参加して楽しいワケはありません。

ここは素直に「ホダカ旅行社」にしよう、と心の中で決めました。

両替所探し

地図で示した通り、ボリバル通りとスクレ通りに挟まれたポトシ通り沿いに数件集まっています。

こんな感じでmoney exchangeが連なっています。

1件ずつレートを聞いて行きましょう。

周知の事実だけど、米ドル持参がデフォルト。

ユーロでも両替可能だけど、円換算すると米ドルの方が有利だと思う。

あと、ツアー代やホテル代など金額が嵩む支払いがある場合は、100ドル紙幣や50ドル紙幣を持って行くべき。

20ドル紙幣以下よりレートが明らかに違います。

1ドル紙幣は、店によっては受け取ってくれなかった。

今回ウユニ入りするまでに米国を通らなかったのでできなかったが、多くの人が南米入りする前に一度米国トランジットになると思います。

トランジットの際、空港のATMで米ドル紙幣をキャッシングするのが最もお得だと思います。

ATMだと高額紙幣優先で出てくるし。

ただ、汚れている・破れているなど「キレイでないお札」も両替を断られる可能性があるので、それが怖いなら日本で両替してキレイなお札をもらうと良いでしょう。

銀行での両替ならほぼ新札だと思います。

街中の両替所では使用されているお札となるが、私はそのお店の在庫の中でキレイなお札を選ばせてもらいました。

この店だけしっかり写真を撮っていました。

きっと私が滞在していた時は、このお店のレートが一番良かったのだと思う。

タイミングによって違いがあると思うので、数件のレートチェックをお勧めします。

ツアー代金と追加連泊分のホテル代金、あと食事代を考えて両替を行いました。

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ウユニタウンの街並み

街中には、この様なオブジェが多数みられます。

観光の街として、国を挙げて頑張っているのでしょうか?

こんな可愛い公園もあります。

噴水はout of service

木陰でお茶できるカフェや、お土産屋さんもあります。

ウユニ滞在中の大金を持ち歩いているので、あまりうろつかずホテルへ帰ります。

ホテル探し

2連泊できるって言ったよね!

Hostal Sin Fronterasに戻ってきました。

レセプションで「追加宿泊分の支払いします」と伝えると、「何泊するの?」と。

さっき対応してくれた女性とは別の人でした。

「今日の宿泊分は既に支払い済み。全部で3泊するので、2泊分を支払う。」と伝えると、まさかの返答。

「明日は空いてるけど、明後日は満室」と。

いやいや、さっき2泊すると伝えたら、大丈夫と言われた。

スタッフはどこかへ電話しています。

どうも、最初に話した女性がオーナーで、今話している女性は雇われスタッフみたいです。

電話の結果は、「今は3日目が満室だけど、きっと誰かがキャンセルするので、キャンセルがでたら3日目も宿泊できる」と翻訳機が示した。

きっと誰かがキャンセルするって、何それ?!

もしキャンセルが出なかったら?その日ツアーで早朝から出ていたらどうするの。

ツアー出発前に一度チェックアウトして荷物を出しておけ、とでも言うのか?

こんな状態では、ここに連泊できません。

不本意ながら、別の宿を探す事にします。

最初の女性が「追加の2連泊大丈夫」って言っていたのは、キャンセルを見越して「オーバーブッキング」状態にしていたのだと思う。

キャンセルが出なかったら、私に「出て行け」というか、3日目にチェックインする客に他のホテルを紹介するつもりだったのでしょう。

HOTEL AVENIDA

日本から目星をつけていた宿が2件、その他にもこの周辺には宿がありそうなので、元々現地で探すつもりでした。

この辺りは立地は最高なのだけど、安宿が多く、水シャワーとの口コミもあり、選ぶのが難しそうです。

候補の1件目はこちら、HOTEL AVENIDAです。

ホダカ旅行社のお隣。これ以上ない立地。

人気宿でハイシーズンは満室のことも多い。

中庭の様な所に洗濯場と干す所がふんだんにあるのが魅力的。

ただ、どんな部屋なのか、あとシャワーの温度がどうなのか気になります。

個室で共用バスルームの場合bob80

プライベートバスルームでもbob100

この価格で洗濯し放題なんて、破格です。

レセプションに座っていたおばあさんに「明日から2泊したい」と伝えると、「部屋はあるから、明日の7時に来なさい」との事。

事前に「部屋を見せて」とお願いしても、「明日来なさい」と。

う〜ん、部屋見れないないのなら、まだ決められない。

次の候補地へ向かいます。

RESIDENCIAL WARA DEL SALAR

この建物中央に入り口があるRESIDENCIAL WARA DEL SALARです。

色んな店舗が1階に入っている建物の2階以上の部分がホテルとなっています。

私が行った時、丁度オーナーが居てラッキーでした。

「2泊したいけど部屋は空いてる?」と聞くと「日本人か?」と。

話が食い違っているが、「うん」と答えると相手のテンションが明らかに上がった。

事前情報通り「日本人大好き」と豪語する親日家のオーナーです。

個室のプライベートバスルームでbob80、共用バスルームでbob60とこれまた破格。

「部屋を見せて欲しい」と言うと、快く案内してくれた。

1つ目は、3階のシングルルーム。共用バスルームの部屋には窓が無く却下。

同じく3階のプライベートバスルームの部屋は、窓はあるが開かない(防犯上なのか?)ので、これも却下。

「そういえばキッチンはどこ?」このホテルには共用キッチンがあります。

5階だったかな?上の階に小さな小さなキッチンがありました。

冷蔵庫が無いけど、オーナーの冷蔵庫で食材を預かってくれるそうです。

5階に上がったついでに他の部屋も色々見せてくれたけど、その中で4階にある部屋が窓も大きく、「この部屋の窓は開くよ」と開けて見せてくれました。

明るいし、ベッドは広いし、帽子やコートを掛けられるスタンドもあり(洗濯物を干せるなぁ)などと考えていました。

バスルームも特に問題なく、明らかに今までの部屋とは格が違う感じでした。

「ここ気に入った!この部屋も2日間空いてる?」と聞くと「It"s yours!」と。

値段を聞くと、この部屋もbob80/dayです。

明日の朝、11時ごろ来るね、と約束したご機嫌な私。

こちらの赤丸が、ホテルの位置。

上からHOSTAL SIN FRONTERAS、HOTEL AVENIDA、RESIDENCIAL WARA DEL SALAR。

今宿泊しているSIN FRONTERASからWARA DEL SALARまで徒歩で7分。

スーツケース引きながらでも10分ほどです。十分徒歩圏内。車の手配は無用。

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スーツケースが無いということは…

心のもやもや

部屋に戻ってきました。

明日からの宿も決まり、とりあえず落ち着いたが、予定外に安い宿となったので、このホテルとの差額が結構大きく、ボリビアーノが随分残ってしまいます。

bobなんて他の国に持ち出しても両替レート悪いし、何よりこれから続く南米旅にとっても大事な「米ドル」を無駄に両替する羽目になったことが腹立たしい。

オーバーブッキングなんかせず、「3日目は満室」と伝えてくれたら良かったのに。

これは、ボリビアという国ではなく、ホテル経営のオーナーの気質問題。

スタッフはルールに基づいて動いているのに、オーナーの気質が現場でトラブルを生む。

そもそも、万が一、今日中にスーツケースが届かなければ、宿移動なんかするとややこしい。

そこからこの宿に連泊しよう、という流れになった。

「ボリビア航空が常識的な航空会社だったらこんな目に遭ってないのに…」

もやもやするわぁ。

早速ツアー いや待て、スーツケースが無いという事は…

天気予報を見ると、本日夕方から夜は快晴

その後夜中から曇りだし、明日朝から向こう3日は全部曇り予報。

sunset & starlightsのツアーは、今晩参加が最適。

申し込むか、と気合いれて立ち上がるもある事に気づく。

サングラスない!夜用の防寒着ない!

今15:30。スーツケースはまだウユニに届いていません。

予定通り16時に空港に到着していても、ホテル配達を依頼しているので、どう考えても16:30スタートのツアー参加に間に合うとは思えない。

どこかで調達しようにも、こんな日常雑貨をウユニタウンのどこで買えるか分からない。

「悔しいなぁ。唯一の快晴日だったのに…」

諦めるしかなかった。

ここで一気にテンション下がり、疲れがどっと押し寄せてきました。

ふてくされて暫く寝ることに。

海外で初めての日本食レストラン

1時間半ほどして起きた。

もうすぐ17時。無駄だと思うが、スーツケース届いていないか聞くためにレセプションへ。

「届いてないよ」

そうよね。また気が萎えた。

ここで空腹感が一気に襲ってきた。

そういえば、朝から手持ちのプロテインバーやナッツなどを食べたが、食事らしい食事をしていない。

サラダ食べたい…肉食べたい…でも脂っこいソースとかは困る。

考えるのが面倒になり、このホテル向かい側にある「HOTARU」という日本食レストランをチョイス。

海外では、極力日本から離れたいので、日本食レストランなんて見向きもしないのだけど、ここまで気持ちが追い込まれると、私でもこうなるんだ、と言う事を今回学んだ。

ランチには遅く、ディナーには早い時間なので、客は私一人

雰囲気に似つかわない、洋楽のビデオが流れていた。

メニューがこちら。

この溢れんばかりの唐揚げに、こんもりのキャベツの千切り、そしてお味噌汁とごはん。

お〜これぞ、今の私が欲していたものだわ。

唐揚げ定食 bob55をオーダー。

でも、本当にこのポーションで提供されるのだろうか?

ん?これは冗談?こんなみすぼらしい見た目だったか?

どう見ても、詐欺広告じゃん!

呆れて一瞬フリーズ。

運んできたスタッフは一瞬で厨房へ退散。

その後誰も出て来なかったし、正直クレームする気力も無かったので、そのまま完食。

味も口コミ通りパサパサで全く美味しくない。

そう、ここの口コミ評価は良く無かったのよね。

それを分かってて行った自分が悪い。

ダメージ大きすぎ!衝撃の事実

色々思う所はあるが、空腹は満たされホテルに戻った。

レセプションでスタッフと目が合ったが「no suitcase」とのこと。

部屋でairtagの事を思い出し、今ウユニの街中を配達中のはず。

まさかまだ空港とか言わないよね、なんて思いながらチェックすると…

私が居るウユニは青い点

荷物が積載されなかったラパス空港は、地図の左上

そして、17:46の6分前に確認されたスーツケースの場所が、ヒコーキアイコンの場所。

何これ!!

ウユニ空港どころか、ラパスからまだあんなに近い場所にあるじゃない!

何が「昼便で送る」よ!これ、空輸じゃなく陸路運送でしょ!

撃沈。

今日中にスーツケース届かないこと確定。

ここからどっぷり心病んでいきます。

明日から宿変わるのに、BoAへの連絡方法がない。

そもそも、メールや電話で連絡できたとて、配達先ホテルが変わる事がオフィスから配達ドライバーへ正しく伝わるなんて、想像できない。

ここは触らない方が良さそう。

と言う事は、明日は何度かこのホテルに電話して…

あっ!ボリビアって楽天モバイルの「海外かけホーダイ」のプラン外だった。

電話も掛けられない。

届いたら明日のホテルに電話して、と頼もうかとも思ったが、それも信用できない。

自分で何度か見に行く必要があるか…はぁぁ…

思考停止。

日没前にシャワー

この日の日没は18:40ごろ。

昼間は部屋が暑くてクラクラしてたけど、今は大分過ごしやすい。

と言うことは、夜シャワーを浴びる時寒いのでは?

このメンタルでこの事実に気づいた自分を褒めたい。

幸い、ロスバゲ対策で1日分の着替えやシャワーグッズは手荷物に入れていたので、そそくさとシャワーを浴びました。

水圧は弱いが、暖かいお湯が出てさっぱりしました。

一息ついて、タオルで髪の毛を拭いている時に気づきました。

スーツケースが無い=ドライヤーがない!

レセプションで聞いたけど無かったのか、行くのが面倒だったのか忘れたが、何年か振りに自然乾燥。

明日頭が爆発していること確定。

本気で帰国を考える

物が無さすぎる。

スーツケースが届かない中、明日からどうやって過ごす?

下着とか服とか日常品を売ってる店、今日見て回った中には無かった。

実際は、市場みたいな所で普通に中国製品の様な服や日常品が売られていたが、この時は本当に分からなかった。

とりあえず、スーツケースが届かない限りウユニ塩湖のツアーには参加できない。

このままウユニ滞在が伸びると、今後の予定が崩れる。

ホテルのキャンセルや再予約、飛行機の予約変更などなど…

元々、ウユニの後に続く旅程は、そんなに思い入れがある所ではなかった。

「せっかく南米に行くのだし、最初で最後の南米だと思うので、ウユニ以外も回ろう」という感じ。

正直、色々考えて再計画する気力は湧きません。

「日本帰ろうかなぁ」

スーツケースを受け取り、ウユニ塩湖のツアーを楽しんだら、一旦この旅を終わらせよう、と本気で考えました。

そこで、航空券検索を行いましたが、これまたUYU-LPB便が満席。

ラパスまでバスで行ったとしても、その後の日本までの便が繋がらない。

あったとしても、非現実的な価格。

スカンジナビア航空のユーロボーナスポイントで帰れないかも検討したが、全く取れず。

どうする事もできない。

今は考えてもムダ、という事で早いけど就寝することにした。

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夜中のデモ?!

ここで、「これでもか!」という追い討ちに遭います。

ようやくうつらうつら寝入りそうだな、というその時に、事が起こりました。

大勢の人の声で何かを叫んでる。太鼓の音がする。何事?

という事で窓に駆け寄ると、警察?軍?っぽい車両を先頭に、何百もの人の行進が続いていました。

今晩デモがあるなんて聞いてない!これ、大丈夫な状況?

経済的に不安定なのでいつクーデターや内戦が起こってもおかしくない、とは思っていました。

でも、首都ラパスでなら分かるが、こんな観光しかないウユニでデモ?

カーテンの隙間から覗いてはみたが、怖くてすぐに窓から離れました。

一瞬「怖っ」と震えたが、眠気が勝ち「せっかく寝入り掛けていたのに、こんな夜中に何してくれるん!」と文句言いながら再びベッドへ。

後日AIにこの日の事を訊くと、市長選挙のキャンペーンだった可能性が高い。

少なくとも、情勢不安によるデモなどの不安要素はなかった。

しかも、私が「夜中」と思い込んでいたあの時間、写真撮影時間を確認すると20:49。

すみません。文句を言った私が悪かった。

最後に救われる

デモ(と思い込んでいる)騒ぎの後そのまま就寝し、夜中ふと目覚めました。

なぜいきなり目覚めたのか、理由は不明。

とりあえずトイレに行き、再びベッドに潜ろうとした時、「ダメ元でairtag調べようか」と思い、スマホを見ると…

「自分が所持中」になってる。

えっ?! どういうこと?

地図は「ウユニ塩湖」になってるし、

自分の位置を表す青点の横にスーツケースの位置を表す「飛行機アイコン」がある。

意味わからず、暫くスマホを注視。

じわじわ理解していきます。

「これってスーツケースが届いたってこと?!」

ベッドから飛び起き、レセプションへ駆け下りました。

夜中のレセプションは、一角だけ淡い電気が付いていました。

そこで私が見たものは…

my lovely sweetest suitcase!!

飼い主が出先から帰ってきた瞬間の犬みたいに足をバタつかせ、両手で口を抑えながら声にならない叫び声を上げて喜びました。

尻尾があれば、ちぎれそうになるくらい振ってたに違いない。

自分で持って上がろうとしたら、キッチンカーテンの奥から「それあなたの?」とスタッフが出てきた。

「そう、私のスーツケース。これいつ届いたの?」と叫びたいが夜中なので声を押し殺し、テンション高く聞くと、「30分ほど前」との事。

そして、その女性スタッフは、私の代わりにスーツケースを部屋の前まで運んでくれました。

破損箇所もなく、無事手元にとどきました。

もうすぐ24時。ギリギリ今日中に到着。

どうしてあの時間に目が覚めたのだろう…

私のスーツケースへの念が通じたのか?!

理解不能のオペレーションを平気で行うボリビア航空。

全く信じていなかったけど、一旦自分の元に届けられると「まぁ、少なくともいい加減な航空会社ではないな」なんて評価が甘々になっていました。

荷解きはせず、そのまま幸せな気分で眠りにつきました。

ウユニ旅行を考えている人へ

今回の「預入荷物別途運送」は、空港で会った男性が言っていた様に、「特別な事ではない」のです。

渡行前に見たXでも、「ウユニからの飛行機にスーツケースが載っていない」と投稿している方がいました。

帰国便でこれをされると、航空券を日本まで通しで買っていない場合、この先日本まで届けて貰えるか分からない。

恐ろしいことです。

あと、前回の記事にも書きましたが、ラパス6:15発の1032便搭乗予定の人たちは、一体何時に飛べたのでしょう?

また別の日だけど、「ホダカ」のスタッフが、「今日のお客さん、朝10時到着予定が、飛行機が遅延して夜8時になった。観光時間が減って可哀想。」と言っていました。

こんな事が、日常茶飯事に起こるのが、ウユニ空港へ乗り入れている唯一の航空会社「ボリビア航空」。

「自分にもトラブルが起こる」という前提で、くれぐれも、旅程には余裕を持たせた計画をお勧めします。

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